Love it !. 〜異星人は基本スッポンポン〜
猫の尻尾
第1話:異星人との交流企画。
昔、UFOを見たとかって大騒ぎしてた時期もあったが、今は実際にUFOは存在
してるし異星人もこの地球に普通に来ていて特別珍しいことでもなかった。
でも、まだ異星人との交流は、はじまったばかりで一般人が彼らと話せる機会は
ほぼなかった。
俺は「
大学に入学する時に上京して以来ずっと郊外の安マンションでひとり住まい。
趣味と言えば女子大生のケツを追いかけること・・・趣味じゃないか・・・。
まだ当分先の話だけど会社に入ったら俺もセクハラ上司の予備軍かもな・・・。
毎日、講義を聞いてバイトをして平凡でたいくつな日々・・・このまま彼女すら
できないってのは俺のプライドが許さない。
だから彼女くらい作って、いずれは結婚?・・・美人の奥さんと可愛い子供に
恵まれた幸せな家庭生活・・・夢くらいは持っていないと・・・。
俺には女子大生のケツを追っかける以外にファンタジー系、神秘的なもの
や宇宙や異星人なんかを扱った雑誌なんかが好きで毎月購読している。
サイトもあるけど、やっぱり紙媒体のほうがいい。
で、今月の雑誌の企画欄に面白い記事を見つけた。
それは個人的に異星人との交流ができるって編集社企画だった。
「抽選でお一人様に限り、異星人と会えて話ができる」って書いてあった。
異星人と仲良くできるのか?・・・会ってみたいよな異星人に・・・。
これはめったにないチャンス・・・。
そう思った俺は一も二もなく、その企画に応募した。
当選者はたった一名・・・たぶん俺はくじ運がないから絶対当たらないだろうなって
思ってはいたが、でもわずかでも可能性があるなら期待したってバチはあたらないだろうって思った。
その後、応募が終了して一週間・・・雑誌の編集者さんから俺のスマホに連絡が
入って、
「おめでとうございます、奥野様」
「今回の異星人との交流企画に、めでたくご当選なさいましたので、ご連絡差し
上げました次第・・・つきましては・・・うんぬん」
当たったんだ、異星人との交流企画に、まじでか?
それで某日某月、俺は指定されたホテルにて異星人さんと会えることになった。
当日、俺はちょっとオシャレしてホテルに出かけた。
ホテルに着くと、意外と警備が厳重。
SPらしき黒ずくめの人たちがたくさんいた。
異星人ってだけで、物々しいなって思った。
ちょっとビビりながら受付に行くとボーイさんが指定された部屋に案内してくれた。
ドアをノックして恐る恐る部屋に入ると中には編集社の人なのか、おっさんが三人と、髪の色がブルーな女の子が一人ソファーに座っていた。
一目見て異星人って分かった。
まさか女の子だとは思ってなかったから驚いた。
ブルーな髪が即目立った・・・で俺より歳が若そうな気がした。
あまりジロジロ見ちゃ失礼だと思ったけど、それでもデカいおっぱいが一番に目に
付いた。
漫画やアニメに出てくる可愛いキャラはみんな爆乳なのが定番、この子もご多分に
漏れずだ。
(でも派手な髪の毛は別にして異星人ちゃんはめっち可愛い・・・ラッキー)
俺は名前を名乗ると、さっそく一人のおっさんが対応してくれた。
「奥野様、このたびは、ご当選おめでとうございます」
「私は編集社の谷川と申します」
「はあ、どうも・・・谷川さん・・・」
「では早速、みなさんをご紹介します」
俺はこの部屋で異星人さんと写真なんか撮ってサインなんかもらって、適当な世間話なんかして、お開きになるもんだと簡単に考えていた。
つづく。
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