幼馴染

溜不飲

幼馴染

とある夜「Aくーん」声が聞こえる私はそれに答えようと窓に身を乗り出す。が制止される、電話だ、電話が鳴っている出てからでも良いだろうと電話に出る。そうしないといけない気がした、幼馴染だ「声が聞きたくってさー」と言う

おかしい、おかしい、電話の相手は幼馴染、外に居るのは…幼馴染?いや電話の相手が違うのか?誰だこいつらはと思い、私は問う「今どこに居る?」聞いた瞬間(ピンポーン)インターホンが鳴る、そう警鐘を鳴らすように、電話の主が問う「誰か来たの?こんな時間に?」電話の主が幼馴染だ、このセリフは人間側しか出さないものだ私は言う「いや外になんかお前が居て」幼馴染が「え?何言ってんの?」私は答える「いや外にもう一人お前がいるんだって」「え?どういうこと?」「だから外にもう一人お前に似た誰かがいるの声も同じなの」割り込むように答える幼馴染「それ私だよ私も私、外に居るのも私」直後聞こえる声「Aくーん」電話からの声「そして隣に居るのも」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

幼馴染 溜不飲 @okiiniiri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る