異世界に召喚された青年が過酷な世界で生き抜きながらダンジョンに挑む

主人公の青年、神羅 試神は魔法が存在する異世界に召喚される。
しかしその世界には「転生」と「召喚」の二つの方法で地球からやってきた人間が存在するのだが、元の世界の体で「召喚者」としてやってきた試神は魔法を使う器官を持たないため、不要な人間として別の場所に転送されてしまう。

そこでタタンという青年と出会い、彼の仕事を手伝いながらこの異世界「異球」のことを学びつつ生活していくことになるが……。

設定だけですと、ありがちな異世界ものに思えますが主人公には特別なチート能力があるわけでもなく、むしろ魔法が使えないというハンデがある状況です。
しかしその魔力の影響を受けない体質を生かして生活していく中で、やがて仲間と共にダンジョンに挑んでいく展開です。
序盤から予想外の衝撃的な展開が続き、その後も主人公を利用し騙そうとする人間が現れ手に汗握る冒険活劇が描かれていきます。
文体も心理描写が丁寧で、読みやすく臨場感があります。
ありきたりな異世界物に飽きている方にお勧めです。

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