第18話 オルメガ要塞後編~聖紋の使徒編

【祝星歴727年――エルトラウム王国領教化の間】


【大ホールから先へと突き進めば、分厚い金属の扉に描かれた赤黒い紋様――鈍重な軋音を響かせて開け放てば、まず真っ先に五感が感じ取るのは鼻孔を劈く腐臭、視界一面に蠢く鮮やかな血色に染まった空間が視界に飛び込めば、まるで生物の胎内にでも放り込まれたかのような錯覚すら覚えてしまう。どくどくと奇妙に脈打つ肉塊と大小様々に生え伸びる触手――悍ましい教化の情景が広漠とした部屋全体に広がっていた。】


【足を踏み入れると、凹凸の張った臓器めいた地面から粘性を伴った水音が耳朶を打つ。目を凝らすと膨れ上がった臓腑に呑み込まれた人間の四肢がところどころから、まるで奇っ怪なオブジェめいて覗いていた。不気味な静寂のなか、救けを求める喘鳴と喘ぎ声が木霊し――】


【それは《教化》という言葉に余りある程に陰惨な情景であった。】


教化司祭「―――…………(言語としての体を成していない歪な呪文。どのような魔法言語の体系とも類似することのない発音は、禁呪のそれと魔術や錬金術を嗜む人間であれば理解することが可能であろう。止め処無くそれらを口にし、4人の侵入には一切関知することなくこの名状しがたい空間を保持するために空間の一部と徹しており。)」


【吹き溜まりの泥濘から吹き出す、不気味な水音を響かせて産み落とされる胎児のよう、甲高い声音が空間を占める。赤く不健全に変色した肢体をもった教化に適さなかった不完全な骸。もはや、死肉のそれとなんら変わらない体躯を引きずっては、生者である一同へと顔貌を向けて躙り寄る。どれもが戦闘力など欠片もない、それどころか意思も何も持ち合わせていない空虚な面差しで――】


【ロールスタート】


不完全体「فوتورومو―――……فوتورومو――(赤黒く変色した肉体を引きずって幽鬼のように彷徨う。教化に馴染むこともなく、聖紋に適することもなかったヒト族のなれ果てであった)」


タニヤマン『わーすごい!コーディネートはこ………なんて不気味なんだ~~~~!!(くだらないダジャレが飛び出しそうになり口をつぐめば取り繕うようにオーバーリアクションをして見せ)しかしこれなんだろうねーつんつん(と思えばかがんで臓器の道を指でつつき)』


ダリル「まったく、悪趣味な空間だな………。(そう踏み込んだ空間に帽子の節を触る様にしてそう言葉を紡げば)」


【しゅるしゅると無数の触手が4人へと伸びる。隙きあらば臓物の一部へと同化させ、教化の途へと導かんと蠢いて】


クラスタ「(部屋に踏み入った瞬間たちこめる腐臭と濁った空気に眉をひそめた。)――まるで瘴気だな。それに……(ぶつぶつと不可解な言語を発する司祭の姿をみて、なおさら気分を悪くする。錬金術のグリモアを手に賢者の石に魔力を注入する)ここは存在してはいけない、すぐに破壊しようじゃないか(本能的に感じる。こんな魔術は、こんな言語は、こんな空間は存在してはいけないのだと)」


クロ「(最奥に進むにつれ、道はどんどんとおぞましい光景に変わっていき、まさに地獄の釜に続く道というように、狂気の道が続き)うぇ・・・、なんっスかここは・・・気持ち悪いっス・・・(っと、ドン引きしながら、8年間で更に長く、太くなった長耳を左右に振り、辺りの危険を探り)」


【感知値12】

クロ【危険感知】2d6+7>14


【醜悪な臭気を発散している、赤一面の空間は歪な情景であるものの敵意やそれらに類似するものは感じさせない。ただただ教化に導くためだけの厳かな儀式が4人の一面へと広がっていた。この空間を破壊すれば、ドラシール教の教化の支城の一つを潰すことが出来るかもしれない。】


ダリル「―――ッ。(伸びてきた触手に威嚇する様に刀をヌルリと抜いて呪いや邪悪な者を何千何百と屠ってきた刀のオーラを纏わせる)」


タニヤマン『えー私は居心地悪くないけどなー。でもうん…キミが言うならぶっ壊して先に進もうじゃないか!この先に母上がいそうだし!(クラスタの言葉に難色を示しつつも同意する。兄妹の言葉は何にも勝るのだ。気持ちを新たに魔術を発動せんとすれば)』


クラスタ「このフロアはボクが破壊する(賢者の石に魔力を込めていく)箱庭よ――業火を生み醜悪な大地を破壊したまえ『ラヴァー・ガーデン』(溶岩の庭を生み出すのと同じ要領で地形を造り変えていく。瞬間的なオブジェクト変更のようなものだ。瞬く間に生み出された灼熱の溶岩の激流が次々と司祭や周囲の死肉を飲み込んでいく)』」


ダリル「クラスタのいう通り此処は葬ろう。(そう邪悪な存在を無に帰すがごとく村正を両手で構えてクラスタの合図とともに目にも止まらぬ速さで空間を断絶がするがごとく斬撃を繰り出していき全てを塵に変えていけば)」


タニヤマン『キミだけにやらせないよー!オーケストラだ!はははははー!!!(クラスタの錬金術に合わせるように特大の黒炎槍を解き放つ。異臭を放ちながら眼前の肉壁を焼き穿ち焼き払えば)』


クロ「(皆の破壊しながら進もうという提案に、こちらも賛成し、背中から大弓を取り出し、展開すれば、大矢を複数本同時に番えて)なんだか分からない空間っスけど、こんな物はあってはいけないって事は分かるっス(クラスタの錬金術による溶岩空間攻撃を皮切りに、こちらも大矢を連続で射出していき)砕け散れっス―――!!」


クラスタ「うむ、みんなで破壊したほうが効率いいな(兄弟が加勢にはいるのをみて口元を緩めて)全力全開だ!」


【庭園の錬金術の主導によって空間一体が塗り替えられて浄化されてゆく、幾多の人身を飲み込み教化されていった者達の怨嗟ごと砕き――無辜の民の名残だけがその一帯の空間に残る。着ていた衣服から、大切にしていた指輪、装飾品から縫い包みの残滓に数々が灰燼の一部と変容しながらも、尚も、忘却されぬようにと広がった。】


【クラスタの眼下に焼け爛れたマナ結晶が一つ転がり落ちる。記憶と整合してはいけないという本能的な警鐘がざわりと胸をざわめかせながらも、尚もそれは蒼く光を放っていた】


ダリル「―――マナ結晶………?(そう昔の記憶で年少の頃に持っていた人物を思い出して少し眉が上がれば)」


クロ「(異形の空間を破壊する度に、正常の道へと戻っていき、そこにはこの空間に取り込まれたであろう人物の、遺品が散らばっていき、それを手に取り)上位存在(ダアト)がここに呼び出した目的はまだ分からないっスけど・・・、二つだけ分かる事があるっス。こんなに人を犠牲にしているドラシール教は糞だって事と、この神殿を統括してる奴は碌でもない奴ってことっス・・・(っと、眼光に怒りを滲ませ)」


クラスタ「(燃え尽きた空間から、おそらく信者であろう人々の遺品が地面に転がった。目に入った指輪一つ手に取る。ススを指でふき取れば)――こんなことをしてまで力を得ようだなんて……ボクは好きになれないな(首をふって指輪を地面に置こうとしたとき、青く光るマナ結晶が目に入る)これは、どこかで……(マナ結晶を手に取って記憶をたどる。)いや、まさかな(不意に胸をざわつかせた感情を抑え込み首を振った。今は昔のことを思い出す時間じゃない)」


タニヤマン『わお!綺麗な石!………でもただの石だね!(すぐさま飛びつくも魔力の反応がないことを確認すれば興味なさげにその場を離れ)』


ダリル「そんなことよりタニヤ、先ほど母がこの先にいると言ったがどういうことだ?(そう空間を浄化している間に気になった単語を聞き捨てならないと男が投げかければ)」


タニヤマン『あえ?言わなかったっけ?私の家に来たおばさんが言ってた!(ダリルにそう問われればあっけらかんとした様子で答え)』


クラスタ「偶然目に留まったのもなにかの縁。これはボクが貰っておくよ。すでに力は失われているが優秀なマナ結晶の残滓だ。こんなところで果てるくらいなら有効活用しよう(ここまで純度の高いマナ結晶は珍しい。高度な技術と機材が必要になるが、魔力を再び込めれば再利用可能だろう)」


クラスタ「ちょ、ターニャよ、なにさらっと重要なことを言っているのだね(ダリルとタニヤマンの問答に大いに反応して振り返る)」


トゥワズブリリグ『こゃーん』


ダリル「変なおばさんの話は語っていたが母さんの話となれば話は別だ、詳しく話せ。(そう身体を向きなおる様にして腕を組みそう言葉を告げると)」


クラスタ「まてまて、この先にママ……ゴホン。おかあさんがいる?(となるとそれこそ急ぐべきだろう。こんな所で油を売っている暇はないだろう)」


タニヤマン『よくわかんないけど療養?教会?ごと3週間くらい前につれてかれたんだってー。大変だねー(へらへら笑いながら大仰に手を振りそう応えれば)』


クロ「ターニャ、そんな重要な今更開示したんっスか!?(っと、今更感に、驚きを隠せず)」


タニヤマン『みんな知ってて来たんじゃないの?(疑問を隠し切れないといった様子で首傾げれば)』


クロ「知らないっスよ!?つか、さっきダリルがを共有しようって言って、部屋の自慢しかしなかったよね!?(っと、突っ込みの嵐を入れ)」


クラスタ「知るわけないだろう。クソ、上位存在め。なんでこんな重要なことをターニャにだけ共有しているんだ(ブツブツとつぶやきながら歩みを速めて)早く先に進もうじゃないか。ここで油をうっている時間も惜しいよボクは」


ダリル「―――ッ、知らなかったな………すまない。(一瞬他人事のように語る男に眉間に皺が寄ったが冷静になる様に目を瞑ってそう言葉を紡げば)兎に角母さんが此処にいる可能性があるなら先を目指そう。(そう前を向いてそう答えれば)」


クロ「コホンっ、とりあえず、かあちゃん・・・、いあ、もう別人で『トトポヤ』なんっスかね。なにはともあれ、ここをぶっ潰す理由が一つ増えたっスね、救出の為に、先を急ごうっス(っと、空気を変える為に、咳払いを一つしつつ、皆の歩みを急がせ)」


タニヤマン『うんうんなんかよくわかんないけどよかったよかったー(先を急ぐ皆を見守りつつ焼け損ねた一欠片の肉片が蠢いているのを見つけ舌なめずりをしつまみ上げる。瘴気に蠢くそれを一切の躊躇なく口に運び)甘露…♥(肉片を嚥下すれば遅れまいと急いでついて行き)』


【祝星歴727年――エルトラウム王国領オルメガ要塞最奥ホール】


ボッツ「トトポヤ姉ちゃん、本当にこの道で合ってんのかな。――連れて行かれた連中も戻らねぇし、オイラ達、一体どうなっちまうんだ……(獣頭種特有の嗅覚を使って道を指し示すも、なんら訓練を受けていなければ自信なさげに口にする。数名の子供らの手を引いては歩みは矢張り遅々としたものとなり)」


トトポヤ「貴方が示した道なんですから、自信を持っていいと思いますよ、ボッツ……拓けたところに出ましたし……多分、合ってますよ。――それに……(先刻から間断なく要塞全体が慌ただしい、収容室の警備が手薄になったのも何かが起こった証拠だろう。それ故、2名程度の警備兵なら自身達でも対処できたのだからと、周囲をぐるりと仰ぎ糸髪を揺らす、外壁を伝えば何れは外へと繋がる道に出るだろうと)今のうちにここを脱しないと……こんな機会は都合よく何度も起きないと思いますし」


ボッツ「……そうだよな、明らかにまともな事態じゃなさそうだし――――……王都から助けがきたのかな?あんな強引な方法で人を浚う連中なんだ……目を付けられていてもおかしくないだろ?(療養教会での一夜、突如として現れた連中のやり口を想起して軽い舌打ちが零しては、苦々しく眼差しを細める。下層民であるとはいえ、あんな蛮行が罷り通っていることは甚だしい。)」


トトポヤ「そうあって欲しいですけど……王都も王都で、そんな余裕があるのかどうか……。(王国領内の瘴気への対処や、爆発的に流入する不法移住民、各国との折衝、加えて大祝祭を直前に控えているのだから、下層民ですら逼迫した現状が見て取れる状況では、と――)」


ボッツ「……何にせよ、オイラ達にとっては賊の類だろうともありがてぇや――……。ッ、……!まっ、――ずい!(気が僅かに弛緩していたところに急速に距離を詰めてくる敵意。この状況では、一人で身を隠すことは出来ても全員やり過ごすことはできない)」


聖紋の使徒ユヴェン「おっと――……お嬢さんがた、こんな日和にお散歩かな。」


トトポヤ「ッ!―――ボッツ!!(獣頭種の少年が声を荒らげた瞬間――眼前に3人の使徒が飛び込んでくる。無意識にその場の少年を含めた子供らをかばうように両手を広げ)」


【教化の間を抜けると、先刻の大ホールと同様に吹き抜けた広い空間が視界に飛び込んでくる。冷厳とした気流のなか、寂寥感すら漂わせる一帯で――4人が次いで目にしたのは、教皇軍を前に複数人を庇うようにして立ち塞がる薄紫色の糸髪を靡かせた女性の姿であった。】


【記憶に深く刻み込まれた、イサレの大叛乱の一夜――自身達を守ろうと転生者ニオファイトと相対する彼女の姿。脳裏に過る追憶の一幕。そうして、女性の眼前へと立ち塞がるのは、聖紋を受けた3人の使徒。一同の気配を察知するなり聖紋の使徒らは反射的に狂炎に呑まれた双眸を向けては、その敵意――否、圧し殺す事も出来ない無軌道な殺気を仕向ければ、被捕食者に巡り会えた捕食者の如く獰猛に笑み】


【ロールスタート】


ボッツ「あっ……!あっ……!(蛇に睨まれた蛙のように相対した瞬間に身体が強張ってしまう、腰が引けてしまって思うように声すら出なくなってしまえば、トトポヤの背後に隠れるように怯えすくんでしまって)」


ダリル「―――母さんッッッ…!!!!!!(即座に状況を把握すると、音を置き去りにしたスピードで男の姿が消え、いつ抜刀していたか分からない速度で刀を振り抜き敵対している相手へ深紅の十字を描いてニ連撃を叩き込めば)」


タニヤマン『ハッピーーーー!!こんにちわ!!お元気ー?私の名はベノレッド=タニヤマン・アルブレンド!以後お見知り……お取込み中!?(翼を広げ大ホールに躍り出れば臨戦態勢で元気にあいさつし…相対する二組を見比べ一瞬動きが固まり)あんたが母上?(聖紋の使徒にあり得ない質問を投げつければ)』


クラスタ「(ホールに出た瞬間、眼前に移ったのは在りし日の母親の姿。過去の凛々しい姿とは違い、いまはどこか儚げな少女のような印象を抱くトトポヤの姿があった。そばにいるのはリカントだろうか。そして対面する明らかに殺意をむき出しの青年の姿。直観した。――これはすぐに対処する必要があるものだと)ダリル!クロ!ターニャー!ママ……トトポヤくん達から彼を引きはがしたまえ!(ぱらぱらとグリモアを開き賢者の石を展開する。)精霊卿の門を開放!――箱庭――展開!!『ラヴァー・ガーデン』を生成する!(飛び出すクロとダリルに合わせて地形を変動させた灼熱の魔力をダリルとクロに纏わせる。先ほどもみせた溶岩の庭が兄弟に力を与えて)」


トトポヤ「――ッッ!……え、あ、あっ……!(新たな気配を感じた瞬間に、眼の前に朱色の十文字が描かれる。息を呑んでは、青年の後ろ姿を見遣っては――自身の名前を紡ぐ少女と共に交互に見遣って)」


クロ「(異形の空間から、開けるように、大ホールへと到着すれば、そこに広がる光景は、母であるトトポヤの面影を残す、成長した少女が、獣頭種(リカント)の少年と、複数人物を守る様に、教皇軍を前に立ち塞がる光景であり)かあちゃんに触れるなっス―――っ!!(っと、その光景は、あの8年前のアディシェスと対峙し、命を投げ出したあの母である『トトポヤ』と重なり、今度はさせないと言う様に、大弓を展開し、クラスタから錬金術の援護を貰いながら、大矢を、首領らしき、刺青の男に、射飛ばし)」


聖紋の使徒ユヴェン「(ダリルの高速の連撃に対して寸前のところで後方へと飛び退けば、恭しく頭を垂れ――喜悦に口角を滲ませれば)おやおや……自ら死地に飛び込んで来てくれるとは……手間が省けて有り難い限り。何者かは存じ上げぬが――我々ドラシールの懐で好き勝手やってくれたようだ(心底愉快気な笑みが広漠とした空間に響く、恭しく一礼をしてみせれば、4人を吟味するように眺め)」


タニヤマン『わかんないけどとりあえずこっちから殺しちゃお!!!!!(ひとまずダリルの狙う相手にジャストタイミングで追撃の黒い風をお見舞いする。掌で作られた暴風雨はやがて黒い刃となって解き放たれ)』


聖紋の使徒ウォーレン「丁度良いところにおでましかい……。(新手の登場に舌なめずりを一つし視線を向ける。得物である巨漢以上の戦槌を担ぎ直せば嗜虐に濡れた下卑た笑みを零す――どう弄んでやろうか、そんな野蛮な一心で4人を眺め)しっかり――その報いを受けてもらわねぇとな……へへっ、狂ってんのか?お望み通り一撃でママの待ってるあの世に送ってやる……(珍妙な問いかけをするターニャへと下卑た笑みを向け)」


クラスタ「箱庭、みんなを援護したまえ。精霊郷の門開放……箱庭と接続。――ニードル射出だ!『ブーストガーデン』!(生み出した箱庭からニードル状の岩石が生成させる。ダリルとクロの攻撃の合間に合わせて射出すれば)トトポヤくん、そこのリカントの少年!今のうちに下がりたまえ!」


ダリル「ふうううううぅぅぅ………。(対峙する相手に威嚇する様に刀と同じ血の色の深紅の眼光を光らせて深く息を吐けば)―――助太刀する。(そう背中で語る様にしてそう後ろにいる自身の記憶はないであろう女性にそう言葉を紡げば)」


聖紋の使徒アデルハイド「ひゅぅうううううっっ!!きええあぁ!!!!(ユヴェンを狙った一矢を即座に短剣を放つことで叩き落とし)……ふふっ、不揃いな連中だよ……ヒューリン、ネヴァーフ、エルダナーンに……リカントとは。装いも国軍や、小汚い賊といった風体ではないね……雇われか、それとも‥…まぁ、良い……半死半生程度に痛めつけてあげれば、素直に応えてくれるだろうさ……」


ボッツ「まっ、また――変なのが現れやがった……!うへっ……なにあいつら、おっかねぇっ……(変則的な組み合わせの四人組を見遣っては、びくりと肩を跳ねさせてしまい)だ、大丈夫かよっ、し、知り合いっ……!?信じて大丈夫なわけっ……!?」


トトポヤ「――っ……(反射的に自身を盾にするようにしながらも、新たに現れた4人へと眼差しを細めて見遣る。只ならぬ気流、ともすれば眼前の3人よりも底知れぬ何かを感じられるものの、不思議と恐怖といった悪感情は覚えなかった。寧ろ安心すら感じてしまう程――ここに来て精神的に参ってしまったが故の錯乱なのか、自身でも得心がいかない感情に胸のざわめきを抑えようと、両手を胸に宛てがい、視線は窮地にも関わらず4人へと縫い付けられてしまう。)あ、ありがとう……御座います……。あの、皆さんどこかでお会いしたこと……ありましたか……?」


クロ「(先に飛び出したダリルの援護をする為に、後方に並び、母であった生まれ変わりの別人『トトポヤ』を守る様に立ち)かあちゃん・・・、いあ、トトポヤちゃん、オレッチの名前はクロ・ホーランドロップ、何がなんだから分からないと思うっスけど、今は俺達を信じて欲しいっス、俺達はアンタ達の『正義の味方』っス!!(っと、大弓を構えながら、背中で語り)」


聖紋の使徒ウォーレン「聖紋の使徒ッ……ウォーレン!!!(純粋な質量武器、バトルハンマーを地面へと叩きつければ、怒号を響かせ)」


聖紋の使徒アデルハイド「同じくッ、聖紋の使徒……アデルハイドッ……!’懐から次々へと取り出した形状多様な短剣を外気に晒しては、指の間に柄を挟んで)」


聖紋の使徒ユヴェン「聖紋の使徒――ユヴェン!(眼前へとグリモアを展開しては、眉間へと指先をあてがい、くつくつと喉を鳴らし)」


聖紋の使徒ユヴェン「我ら、聖紋の使徒―――!!ドラシールの神名の元、汝に裁きを与えん!!」


クラスタ「グリモア――真理の書、第21項。箱庭を一時停止(倒す目的で放った一撃をいとも容易く避けられた。さらにはダリルの一撃も回避された。これは簡単にいかない相手だということが理解できる。無駄な魔力を使用しないよう、箱庭への魔力供給を一時的に遮断する。)ダリル、クロ、ターニャ!彼らは手練れだ注意したまえよ!」


聖紋の使徒アデルハイド「君達に一つ忠告をしてあげよう――……中途半端な実力をもった者はかえって早死するよ。」


聖紋の使徒ウォーレン「へっへっへ……そういうこと……」


トトポヤ「……母……(投げかけられる言葉に記憶を覆してもそれらしいものは見つからずにふるふると首を横に振って糸髪を揺らす、胸元に手をあてがい、4人の顔を見回して)あっ、あのっ……!わ、私も一緒に戦いますっ……一緒に戦わせて下さいっ……!ヒールくらいなら出来るのでっ……。(居てもたってもいられない様子で紡ぎ)」


クロ「(クラスタの忠告に頷きつつ)さあ、お待ちかねのボス戦っス。みんな、この8年間の実力を全力でぶつけるっスよ―――っ!!!!(っと、眼前の顔に刺青が入った男達に、大矢の鏃を向け)」


ダリル「母さ………。(そうやはり自身の記憶がないことに言葉を失う様にハッと息を飲むが気持ちを切替えるようにして首を振れば)困っている人を助けると【昔】とある人に教わったのでそれを実行しているだけです、お気になさらず。(そう疑問を投げかけてきた背中の女性にそう帽子を深く被る様にして言葉を掛ければ)」


タニヤマン『はじめましてお嬢さん。私の名はベノレッド=タニヤマン・アルブレンド。見ての通りイカれた猫さ。ま、三月ウサギと帽子屋もイカれてるけどニャー(そういうとニタニタ笑って敵に向き直る。愛杖を構えればいつでもやれるとばかりに切っ先を向け)よくわかんないけど…兄妹達の敵は私の敵。君たちは邪魔だからそこでじっとしてるんだニャ。手を貸したいなら好きにすればいいけど。いひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!』


クラスタ「ボクの名前はクラスタ。クラスタ・リズ・クレーメル。師、ウェンディより『リズ』の名を受け継いだ天才錬金術師さ!(グリモアを展開しながら男たちを見据えて)キミたちはボクらにとって大事な人に刃を向けた。その報いは受けてもらうとするよ」


クラスタ「(トトポヤがこちらへ『会ったことが』あるかと聞かれれば口元を緩めて)その話はあとだ。今は自分の身を案じたまえ。大丈夫、なに知らなくていいんだ。今度こそはボクたちがキミを守ってみせるさ」


トトポヤ「じゃあ、私も貴方たちを助けます。(青年の言葉に強く頷いては自らも肩を並べるように歩を進め)」


ボッツ「ぃいいっ…?母って……かあちゃんやら何やらって……トトポヤ姉ちゃん、経産婦だったの……?」


ダリル「流石母さんだ………。(そう目を瞑って聞こえないようにそうポツリと言葉を紡げば)我が名はダリル・村正………押して参るッッッッ!!!!!!!!!!(そう注目が向く様にあえて大声で叫ぶようににて声を上げると)」


トトポヤ「み、身に覚えはないんですけど……ボッツ、貴方達は子供たちと一緒に下がってなさい。なんとかしてみます……。(疑問を呈する獣頭種の少年をなだめながらも、避難するよう告げて)」


--------------------戦闘開始------------------

【BOSS聖紋の使徒ユヴェンウォーリンアデルハイド】

【行動順クロ→アデルハイド→ダリル→タニヤマン→ユヴェン→トトポヤ→歩兵→クラスタ→ウォーリン→重兵→弓兵】

【セットアッププロセス】

【識別判定値12】

タニヤマン【コンコーダンス/全体/全域に探知魔力を放ち相手の情報を収集する】2d6+8>14


【行動フェイズ:クロ

クロ【命中判定】3d6+11>23

クロ【通常攻撃/単体/魔物理/大矢で相手を射貫く】3d6+21>34


クロ「(この神殿の指揮官クラスの刺青の男達を守る様に立つ、教皇軍の重装兵に、大矢を射飛ばし、厚い装甲ごと射抜き、砕き散らし)邪魔なんっスよぉ―――ッ!!」


【行動フェイズ:聖紋の使徒アデルハイド】

聖紋の使徒アデルハイド【命中.魔術】2d6+7>17

ダリル【回避判定】2d6+5>14

聖紋の使徒アデルハイド【ウォータースピア】3d+13>27

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>23

タニヤマンMP:80→77


ダリル「タニヤ助かったッッッ!!!!(自身めがけて飛んできた魔法をベストタイミングで防いだ男にそう言葉を投げれば)」


タニヤマン『んーさっきのお肉が歯に挟まっちゃった(トゥワズブリリグの刃先でがりがりと挟まった肉を取ろうとし)』


聖紋の使徒アデルハイド「きぇええええあああーーーっ!!!水の精霊よっ、マナよっ!!我に力を与えん、ウォータァアアアッッ、スピァアアアアア!!!(両手でマナを集約させれば、水の槍を放ち――男に直撃する瞬間に、魔力障壁に塞がれれば)……やるじゃないか……っ、面白くなってきたよ……」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【ディフェンダー/自身/強化/東洋に伝わる自身を鋼の如く強化する呼吸法】

ダリルMP:53→50


【行動フェイズ:聖紋の使徒ユヴェン】

聖紋の使徒ユヴェン【命中/魔術】3d6+5>13

ダリル【回避判定】2d6+5>10

聖紋の使徒ユヴェン【ファイアボルト】4d6+14>32

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>11

トトポヤMP:56→53


聖紋の使徒ユヴェン「……紅蓮の炎よッ!!!ファイアボルト!!!(展開したグリモアから燃えたぎった炎をダリルへと投射し)」


トトポヤ「させないっ――!!(ダリルに目掛けて飛来する炎の一撃をプロテクションで僅かに軽減すれば、ふぅっと嘆息を零せば)で、できたっ……ぶっつけ本番でしたけど……」


クロ「トトポヤちゃん!ナイス援護っス!!(っと、母の面影を残すトトポヤに、懐かしい様に目を細めつつも、もう別人、母の様に扱ってはいけないと思いつつ、少女にサムズアップし)」


【行動フェイズ:トトポヤ】

トトポヤ【ホーリーアーマーLv1】→ダリル(魔法防御+2)


トトポヤ「な、なにかの足しになれば良いんですけどっ……!(前衛へと飛び出すダリルに対して光の鎧を纏わせる。傍らの獣頭種の青年に声をかけられれば、応えるように自らもサムズアップしてみせ)」


ダリル「ちっ………。(後方から来た魔法に防行体制を取る中すぐさま魔法防御壁が展開されれば続けざまに魔法耐性のある膜が身体を巡ると)流石母さんだッッッ!!!(っと忘れるようにしてポロっと言葉が漏れれば)」


【行動フェイズ:教皇軍歩兵】

教皇軍歩兵【命中判定】2d6+6>12

ダリル【回避判定】2d6+>14


教皇軍歩兵【命中判定】2d6+6→クロ>15

クロ【回避判定】3d6+7>>21


クロ「どこ狙ってるんっスかぁ――?(っと、シーフマントを翻し、ブン回し、教皇軍歩兵の攻撃を弾き、回避し)」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【ウェポンフォージLv5/単体/錬金筆で武器強化文字を刻み攻撃力を上昇させる】5d6>16


クラスタ「即席錬金術、ウェポンフォージ(鞄から魔法文字を刻める魔法のペンを取り出し、錬金銃に刻み込む。この魔法ペン、錬金術で作成した錬金銃を一時的に強化するためのバフを行える魔道具だ。)」


タニヤマン『わー!美味し…強そうな魔道具持ってるなぁ(クラスタの魔法ペンをキラキラした目で見れば)』


【行動フェイズ:聖紋の使徒ウォーレン】

聖紋の使徒ウォーレン【命中/魔術→クラスタ】2d6+6>13

クラスタ【回避判定】2d6+3>11

聖紋の使徒ウォーレン【アースバレット】3d+13>28

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>8

トトポヤMP:53→50


聖紋の使徒ウォーレン「つぉおおおおおおぅっ!!!巨岩よっ、我が怨敵を打たん!!アーースバレット!!!(戦槌を地面へと突き立てれば、石礫の嵐をクラスタへと飛来させて)へへ、いつまで立ってられるかな……!」


クラスタ「なんだねこの肉だるまは。そんな見た目のわりに繊細な魔法を使うじゃないか(男から繰り出される土魔法に面を食らうが、トトポヤのプロテクションにより威力が減衰される)すまないトトポヤくん、助かったよ」


クロ「あの豚野朗、あのナリで魔術士なんっスか・・・(っと、刺青の巨漢男の意外な真実に、少し引き)」


【行動フェイズ:教皇軍重装歩兵】

教皇軍重装歩兵【命中判定】2d6+6>16

ダリル【回避判定】2d6+5>7

教皇軍重装歩兵【ダメージ】2d6+20>27


トトポヤMP:50→46


教皇軍弓兵【命中判定】2d6+8→トトポヤ>16

トトポヤ【回避判定】2d6+4>14

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>23

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>19

タニヤマンMP:77→74


トトポヤ「大丈夫ですっ、クラスタさん――!(相手の土属性魔法を減衰させながらも、気が緩んでいるところで眼前へと弓が放たれれば、眦を決する。寸前のところで障壁によって守られれば、ターニャへと視線を傾け)すごいっ……有難うございます……!」


タニヤマン『……………(トトポヤに目線を向けられればじーーーーーーっと見返し)気にしないで!キミに死なれたら兄妹が泣くからね!暇だし(ケタケタ笑ってそう応えれば)』


教皇軍弓兵【命中判定】2d6+8→クロ>5[1,4]+8>13

クロ【回避判定】3d6+7>11[2,3,6]+7>18


クロ「そんなヘッポコ矢なんかでオレッチは討ち取れないっスよ――っ!(っと、教皇軍弓兵から放たれる矢を、華麗にステップで避け)」


【2ターン目】

【セットアッププロセス】

クラスタ【ガーデン:溶岩/範囲/魔術/ガーデンにいる全キャラクターの攻撃力を上昇させる】

クラスタMP:59→53


クラスタ「精霊卿の門を展開『ラバー・ガーデン』を展開!(クロの周りの地形を変動させ、溶岩を発動させる)クロ、この力はまだ完全に制御しきれていないんだ。箱庭の強化はキミの周りにも及ぶ。気を付けたまえよ!」


クロ「つまり、ここにいる敵の攻撃は全部避けろって事っスね!楽勝っス!!(っと、問題ないと、クラスタに、サムズアップし)」


クラスタ「うむ、頼もしい返事だ。あとは頼んだよ(クロからあっけらかんとした返事をもらい気を緩ませる。そうだ、彼らは歴戦の猛者なのだ。無用な心配だったかもしれない)」


【行動フェイズ:聖紋の使徒ユヴェン】

聖紋の使徒ユヴェン「存外やるじゃないか――……ッ、では、我々聖紋の使徒のその真価をご照覧にいれよう。ウォーリン、アデルハイドッ!!あれをやるぞっ!魔力を一点に集中させろッ!!ぬ、ぅうううううんっ!!!(予想以上の実力に口角を持ち上げれば、3人が交わる頭上の一点へと両手を差し伸べ、眼差しを伏せるバチバチとマナが爆ぜれば)」


聖紋の使徒ウォーレン「へへっ、もう終わらせちまうのかい――?ユヴェン。あっさり壊れるんじゃねぇぞぉ……ずぉおおおおおおうっ!!!(どっ、と硬い床上へと戦槌を突き立てれば、ユヴェンの号令と共に全霊をもってマナを収斂させる。眦を決し、最大限の集中)」


聖紋の使徒アデルハイド「これぞ、聖紋の使徒の名を冠する証左……驚くと良い!!きぇええええええええッッッ!!!(短剣を懐にしまい、天を仰ぐように両手を掲げる。3人と共に魔力を一点へと送り込んでは)」


聖紋の使徒ユヴェン「三位一体ッ!!ルインッ――スパァアアアアアーーークッ!!!!」


聖紋の使徒ユヴェン【三位一体ルインスパーク/聖紋の使徒3人による全体雷魔法】→全体

聖紋の使徒ユヴェン【命中.魔術】3d6+8>12

クラスタ【回避判定】2d6+3>10

タニヤマン【回避判定】2d6+3>11

クロ【回避判定】3d6+7>16


トトポヤ【回避判定】2d6+4>8[2,6]+4>12

ダリル【回避判定】2d6+5>5[1,4]+5>10

聖紋の使徒ユヴェン【三位一体ルインスパーク/聖紋の使徒3人による全体雷魔法】2d6+8>19


トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>4

トトポヤMP:46→43

ダリル【トルゥーアイ/自身/刀で相手の攻撃を受け流す】

ダリルMP:50→46

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>16

タニヤマンMP:74→71


クロ「(顔に刺青の男達の合体魔法に、獣の本能で最大限の警戒音を鳴らし)みんな、全力で避けろぉおお――――っ!!(っと、広範囲の電撃の魔法がくると同時に、兎特有の脚力で、跳躍し、電撃の嵐を避け)」


聖紋の使徒ユヴェン「はぁっ……はぁっ、はっ……どうだ、我ら三位一体の黒雷、天地を揺るがす覇王の閃光……!!(大量の魔力を消費したことで、やや疲労しながらも)」


聖紋の使徒アデルハイド「ひゅうぅ、ひゅぅっ……どうだい、きいたろう……っ!」


ダリル「フンッ!!!!ア”アァアアア!!!!!!(飛んできた雷の魔法を深紅の禍々しいオーラを纏った妖刀で一刀両断する様にして叩き切れば)」


タニヤマン『………?(障壁により全体魔法を弾けば何が起きたか理解できず周りをきょろきょろ見回し)』

クラスタ「(全体に降り注ぐ雷魔法。巨大な魔方陣からの攻撃に身構えて)魔障防壁っ!(とっさに出した防壁。しかし防御もむなしく魔力は貫き全身に稲妻が放たれる)くっ……さすが使途といったところか。しかし、あえて言おう。そんなものかね」


聖紋の使徒ウォーレン「まだまだ、これからだぜぇ……ふぅっ、ふぅううっ……こんなの準備運動にもなりゃしねぇ……!!(両肩を上下させては、息を切らして)」


【行動フェイズ:クロ】

【ホークアイLv5/自身/強化/確実に急所を狙えるよう体制を取る】

クロMP:58→55

教皇軍重装歩兵【回避判定】2d6+4>10

クロ【ピアシングストライクLv3/単体/狙いを更に鋭利化させ確実に急所を貫く】8d6+38>62

クロMP:55→50


クロ「(ダリルに張り付く、教皇軍重装歩兵に、鎧を繋ぐ留め具を的確に連続で放った大矢で外していき、鎧が脱げると同時に、大矢が胸の心臓に流れる様に貫き)的確に・・・そこっス――――っ!!」


【行動フェイズ:聖紋の使徒アデルハイド】

聖紋の使徒アデルハイド【命中判定→ダリル】2d6+6>14

ダリル【回避判定】2d6+5>15


聖紋の使徒アデルハイド「しぇぇええぁあああっっ!!!(懐から幾つもの短剣をダリルへと次々に投擲し蜂の巣にしようと、それをすべて捌かれれば、愕然とした面差しを浮かべ)バカなッ……!?」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+12>16

教皇軍歩兵【回避判定】2d6+4>11

ダリル【トルネードブラスト/範囲/物理/疾風の如き刃で周囲の敵を切り刻む】

ダリルMP:46→40


ダリル「………止まって見える。(相手の短剣の攻撃を刀で全て弾く様にして全てを叩き落とせば)通らせて貰うッッッ!!!!(っと眼前の敵を斬り伏せるようにして肉薄する様に後方で攻撃をする使途に迫れば)」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【命中判定】4d6+8>28

タニヤマン【エアリアルスラッシュ/単体/魔法/風の刃を飛ばし相手を切り裂く】5d6+23>>33

タニヤマンMP:71→63


タニヤマン『うっとおしいのから遊んであげるよ!!(遠方から狙う弓兵に対し研ぎ澄まされた黒い風を放てば)』


【行動フェイズ:聖紋の使徒ユヴェン】

聖紋の使徒ユヴェン【命中/魔術→ダリル>】3d6+5>19

聖紋の使徒ユヴェン【フレアブレード/範囲、炎魔法で形成された剣で薙ぎ払う】

聖紋の使徒ユヴェン【フレアブレード/範囲、炎魔法で形成された剣で薙ぎ払う】4d6+28>41

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>16

タニヤマンMP:63→60

ダリル【トルゥーアイ/自身/刀で相手の攻撃を受け流す】

ダリルMP:40→36


聖紋の使徒ユヴェン「灼熱の炎刃よっ!!!我に力をッッ!!!ぬぅううううっ!!(グリモアを片手に炎の魔法剣を形成すれば、妖刀を振るう青年へと間隙を詰めて叩きつけるように薙ぎ払う)」


ダリル「―――甘いッッッ!!!!!!(迫る炎の剣を叩き伏せる様に深紅のオーラを噴出させて相殺する様にぶつけて弾けさせれば)」


【行動フェイズ:トトポヤ】

トトポヤ【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術→クラスタ】3d6+12>26

トトポヤMP:43→39


【行動フェイズ:教皇軍歩兵】

教皇軍歩兵【命中判定】2d6+6>11

クロ【回避判定】3d6+7>16


クロ「当たら・・・ないっスよ―――ッ!!(っと、教皇軍歩兵の攻撃を、華麗にシーフマントで姿を隠しながら、斬撃を避け)」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+7

聖紋の使徒アデルハイド【回避判定】2d6+6>12

クラスタフェイト:5→4[振り直し]

クラスタ【命中判定】3d6+7>12

聖紋の使徒ユヴェン【回避判定】2d6+5>13


聖紋の使徒アデルハイド【回避判定】2d6+5>7

タニヤマン【アドバイス/単体/強化/助言をあたえ対象相手を支援する】1d6>6

クラスタ【バッシュLv5/範囲/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】2d6+59d6+29>61

クラスタ【ブーストガーデンLv2/単体/強化/錬庭術のマナを対象に与え攻撃力を上昇させる】2d6>7

クラスタMP:53→44


クラスタ「(溶岩の力を身に受けて、アデルハイドとユヴェンへ紅蓮に染まった弾丸を放つ)これがボクの最大火力の錬金術だっ!」


聖紋の使徒アデルハイド「ぬっ、ぁああああ!!!こんなっ、これしきのことっ……我々は聖紋の使徒ッ、この程度の……困難ッ……!」


【行動フェイズ:聖紋の使徒ウォーレン】

聖紋の使徒ウォーレン【命中/魔術→トトポヤ】2d6+6>18

聖紋の使徒ウォーレン【アースバレット】3d+13>25

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>5

トトポヤMP:39→36

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>24

タニヤマンMP:60→57


トゥワズブリリグ『なんなんぬぅ…』


【行動フェイズ:教皇軍重装歩兵】

教皇軍重装歩兵【命中判定→ターニャ】2d6+6>16

タニヤマン【回避判定】2d6+3>8

教皇軍重装歩兵【バッシュLv2】4d6+20>36

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>19

タニヤマンMP:57→54


【行動フェイズ:教皇軍弓兵】

教皇軍弓兵【命中判定→ターニャ、クロ】2d6+8>13


クロ【回避判定】3d6+7>19

タニヤマン【回避判定】2d6+3>11

教皇軍弓兵【ワイドアタック】2d6+21>30

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>16

タニヤマンMP:54→51


教皇軍弓兵【命中判定→クロ】2d6+8>17

クロ【回避判定】3d6+7>18


クロ「その矢は・・・見えてるっスよ!!(っと、飛来する矢を、シーフマントでリズムよく往なし、弾いていき)」


【3ターン目】

【行動順クロ→アデルハイド→ダリル→タニヤマン→ユヴェン→トトポヤ→歩兵→クラスタ→ウォーリン→司祭→重兵→弓兵】

【セットアッププロセス】

クラスタ【ガーデン:溶岩/範囲/魔術/ガーデンにいる全キャラクターの攻撃力を上昇させる】

クラスタMP:44→38


タニヤマン『うわっちゃっちゃっちゃ!(クラスタの術により発生した溶岩の上を跳ねまわれば)』


要塞司令シュヴィンデル「ほう、良い頃合いではないか。……聖紋の使徒らよ、その勇猛たる戦姿を見せてもらおう――……!(最奥ホールの上層部へと続く石階段から現れる壮年、演技染みた所作で両腕を大きく広げては、今まさに闖入者と相うつ姿を俯瞰する。傍らに追従する兵士らへと顎を持ち上げて参戦を促せば)――行け、赦しもなくドラシールの地に足を踏み入れた不届き者をさらなる絶望へと叩き落とすのだ。」


聖紋の使徒ユヴェン「シュヴィンデル司令、今まさに闖入者どもを追い込んでいる最中――……我ら聖紋の使徒、三位一体の秘奥秘技をご覧あれ。(背後からの声音に首だけを振り向かせて観戦へと訪れた司令へと不敵に笑む。視線を引き戻せば、その場の2人へと鋭く声を放った――手応えがない、若干の焦りを面差しに滲ませ)アデルハイド、ウォーレン、もう一撃だっ――!!全魔力を傾注させろッッ!!」


聖紋の使徒アデルハイド「ッ――……もう一撃だってッ…?!チッ、こんな連中にここまで手こずるなんてッ――!!きぇあああああああああッッ!!!(間を置かずの再度の一撃、その号令に瞠目しては、引き攣った笑みが毀れてしまう。司令の前だからといって掛かりすぎだ、と内心唾棄しながらも先刻と同様、頭上にマナを集約させては周囲一帯に眩い雷光が走り)」


聖紋の使徒ウォーレン「へへっ……!気負いすぎだぜ、ユヴェンッ……!!司令におべっか使ってよぉっ、そんなにとっとと終わらせたいならっ、その通りにしてッ――やるっ、よっ!!!ぬぅううううううううううううんっっ!!!(でっぷりとした脂肪を蓄えた体躯を動揺させては、丸太のような両腕を突き出す。全霊を以てマナを励起させては、少しでも気を緩めれば意識が飛ばされそうな始末で)」


【行動フェイズ:聖紋の使徒ユヴェン】

聖紋の使徒ユヴェン【三位一体ルインスパーク/聖紋の使徒3人による全体雷魔法】2d6+8>16

聖紋の使徒ユヴェン【命中/魔術】3d6+5>15

クロ【回避判定】3d6+7>20

トトポヤ【回避判定】2d6+4>10

タニヤマン【回避判定】2d6+3>11

クラスタ【回避判定】2d6+3>10

ダリル【回避判定】2d6+5>15[同数振り直し]

ダリル【回避判定】2d6+5>8

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>18

タニヤマンMP:54→51

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>7


聖紋の使徒ユヴェン「昏き魔界の雷よ――天に代わり我が誅敵を討ち給えッッ!!」


クラスタ「まったく、次から次へと(三人の使途による猛攻を搔い潜りながら戦う最中、最奥から突如現れた壮年の男性と増援に眉をひそめる。)いくら賢者の石の力で魔力を供給しているとはいえ、ボクの魔力は無蓄蔵ではない。クロ、ダリル、ターニャ、さっさと殲滅してくれたまえよ」」


ダリル「小賢しい真似をッッッ!!!(雷魔法を刀で受けながらうっとおしそうにして帯電した刀を振れば)」


クロ「クソ・・・、また全体の電撃攻撃がくすっスよぉ!!超反応で全力で避けるっス!!(っと、兄弟姉妹(きょうだい)とトトポヤに注意を促しつつ、刺青三人衆の詠唱に合わせて、横跳びし、それと同時に魔術が発動し、そこに稲妻が走り、紙一重で避け)チッ・・・、早くあの三人を止めないと―――っ!!」


要塞司令シュヴィンデル「いいぞぉっ――!!やれっ、やってしまえっ!!聖紋の使徒よっっ!!!」


【行動フェイズ:クロ】

クロ【イーグルアイLv1/自身/強化/さらに狙いを定め命中率を増加させる】

クロ【ピアシングストライクLv3/強化/狙いを更に鋭利化させ確実に急所を貫く】

クロMP:50→39

クロ【命中判定】3d6+13>19

聖紋の使徒ユヴェン【回避判定】2d6+5>7

聖紋の使徒アデルハイド【回避判定】2d6+6>9

クロ【ワイドアタックLv1/範囲/物理/複数の矢を同時に放ち、矢の雨を降らせる】8d6+38>63

クラスタ【ブーストガーデンLv2/単体/強化/錬庭術のマナを対象に与え攻撃力を上昇させる】2d6>4

クラスタMP:38→33


クラスタ「大地よ、紅蓮の岩石よ追撃を行いたまえ!(クロの攻撃にあわせて詠唱を行う。溶岩の大地より生み出された岩石のニードルがクロに続いて追撃を行う)」


クロ「(クラスタの錬金術の支援を受けながら、ダリルを囲んでいる、指揮官らしき刺青の二人に、マントで姿を隠し、影に潜む様に移動して、相手の死角から跳び出す様に、大矢を複数飛ばし、急所を的確に貫き)お前らさえ落ちれば、全ては解決っス!!とっとと落ちろよお―――っ!!」


【行動フェイズ:聖紋の使徒アデルハイド】

聖紋の使徒アデルハイド【命中.魔術>→クラスタ】2d6+7

聖紋の使徒アデルハイド【ウォータースピア】3d+13>26

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>18

タニヤマンMP:51→48


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+12>20

ダリル【バッシュLv5/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】7d6+22>43

ダリルフェイト:6→5[振り直し]

ダリル【バッシュLv5/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】7d6+22>39

ダリルMP:36→32


聖紋の使徒ユヴェン「ぐぅっううう!!(弓矢に穿たれながらも、劣勢になりつつある状況に眉間に皺を寄せれば、片手に獄炎を纏わせてダリルへと炎の刃を薙いで)とぅっ!!つぉおおぁあああああああああっっ!!!」」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【命中判定】4d6+8>25

タニヤマン【エアリアルスラッシュ/単体/魔法/風の刃を飛ばし相手を切り裂く】5d6+23>47

タニヤマンMP:48→40

タニヤマンMP:40→37


タニヤマン『黒き風よ吹き荒れろ!あっちゃもこっちゃもみーんなご破算!!いひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!(踊るように宙を舞えば風の刃を無差別に撃ちまくり)』


【行動フェイズ:聖紋の使徒ユヴェン】

聖紋の使徒ユヴェン【命中/魔術→ダリル】3d6+5>8

ダリル【回避判定】2d6+5>9


ダリル「その攻撃はみえている。(眼前の敵が炎の魔法を自分めがけて飛んでくるが首を逸らすようにして避ければ)―――感謝するッ。(っと自身に飛んできた回復にそう言葉を返せば)」


【行動フェイズ:トトポヤ】

トトポヤ【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術→ダリル】3d6+12>20


【行動フェイズ:教皇軍歩兵】

教皇軍歩兵【命中判定】2d6+6>11

クロ【回避判定】3d6+7>15


クロ「(教皇軍歩兵の刺突と斬撃をマントで往なし、弓で弾き、的確に攻撃を避けていき)鈍いんっスよ!マヌケっ!!」


【行動フェイズ:聖紋の使徒ウォーレン】

聖紋の使徒ウォーレン【命中判定→クラスタ】2d6+5>10

クラスタ【回避判定】2d6+3>9


クラスタ「ボクが前線を抑えよう(前線へ駆け抜け、ウォーレンと対峙する。バトルハンマーを掲げた屈強な男を前にしてため息を零し)こんな華奢で可憐な乙女相手に、よもやその怪力を振るおうとは思っていまいな。少しは手加減してくれたまえよ」


聖紋の使徒ウォーレン【デッドリーハンマー/単体、戦槌で激しく叩きつける】

5d6+24【デッドリーハンマー/単体、戦槌で激しく叩きつける】(5D6+24)>24[2,4,6,6,6]+24>48

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>20

タニヤマンMP:37→34


聖紋の使徒ウォーレン「へっへっへ、お前が俺の相手をしてくれるのかい?おチビちゃんっ……!一撃で潰れるんじゃねぇぞぉっ……(大きくバトルハンマーを振りかぶれば、クラスタの頭上から叩き落とし)ほら、よっとっ!!!!」


クラスタ「まったく、こんな絶世の美少女相手にそんな攻撃をして、まさかキサマ理系だな!ペッペッ、理系は0か1でしか物事を考えないから好かんのだよ!ボクの前から消えたまえ!(タニヤマンのプロテクションに助けられながら、振り下ろされたバトルハンマーに吹き飛ばされたたらを踏む)」


【行動フェイズ:教化司祭】

教化司祭【命中.魔術→トトポヤ、タニヤマン】2d6+7>12

トトポヤ【回避判定】2d6+4>10

タニヤマン【回避判定】2d6+3>13

教化司祭【マジックブラスト・ホーリーライト/貫通ダメージ】3d6+4>13

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>8

トトポヤMP:36→33


【行動フェイズ:教皇軍重装歩兵】

教皇軍重装歩兵【命中判定→タニヤマン】2d6+6>9

タニヤマン【回避判定】2d6+3>12


【行動フェイズ:教皇軍弓兵】

教皇軍弓兵【命中判定】2d6+8→クロ>16

クロ【回避判定】3d6+7>15

教皇軍弓兵【強射】3d6+17>26


教皇軍弓兵【命中判定→クロ】2d6+8>16

クロ【回避判定】3d6+7>16


クロ「(複数人の教皇軍弓兵の矢を、シーフマントと弓を攻撃に合わせて、数本は弾いたが、何本かは、すり抜けて、皮膚を引き裂いていき)ツゥ―――ッ!!何するんっスか!痛いっスねえ!!」


教皇軍弓兵【命中判定→クラスタ】2d6+8>15

クラスタ【回避判定】2d6+3>11


教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>25

タニヤマン【プロテクションLv4/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】4d6+6>19

タニヤマンMP:34→31


教皇軍弓兵【命中判定】2d6+8>12

ダリル【回避判定】2d6+5>15


【4ターン目】

【セットアッププロセス】

クラスタ【ガーデン:溶岩/範囲/魔術/ガーデンにいる全キャラクターの攻撃力を上昇させる】


聖紋の使徒ユヴェン「何故だ、何故たおれんっ……このっ、この聖紋の使徒ッユヴェン様がここまで……はっぁっ、もう一度……もう一度だっ……!!もう一度、ルインスパークだぁああああああああああああッッッ!!」


要塞司令シュヴィンデル「ぬっ、ぐっ……闖入者どもめぇっ……!!随分とねばってくれるっ……!!!教化の鐘が聞こえぬのかッッ!!祝福されろというのだっ……首座司教の御許にっ……!!」


聖紋の使徒ユヴェン【命中/魔術】3d6+5→全体>14

クラスタ【回避判定】2d6+3>5

ダリル【回避判定】2d6+5>11

クロ【回避判定】3d6+7>19

タニヤマン【回避判定】2d6+3>7

トトポヤ【回避判定】2d6+4>7


聖紋の使徒ユヴェン【三位一体ルインスパーク/聖紋の使徒3人による全体雷魔法】2d6+8>11

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>11

トトポヤMP:33→30

タニヤマンHP:42→39


クロ「くるっス―――っ!!(っと、お決まりの刺青三人衆の全体稲妻攻撃を、分かっていたというように、バク転で華麗に避け)」


トトポヤ「ふぅっ……ふっ……こうも間断なく魔術を使うっていうのは……さすがに疲れますね……(眼前へと飛来した雷を寸前、魔力障壁で打消ながらも、軽く膝を折って息を整えては、じっとりと汗で滲んだ額を手の甲で拭い)」


【行動フェイズ:クロ】


クロ【命中判定】3d6+13>22

クロ【ピアシングストライクLv3/単体/狙いを更に鋭利化させ確実に急所を貫く】

クロMP:39→30

クロ【ワイドアタックLv1/範囲/物理/複数の矢を同時に放ち、矢の雨を降らせる】8d6+36>56

クロフェイト:5→4[振り直し]

クロ【ワイドアタックLv1/範囲/物理/複数の矢を同時に放ち、矢の雨を降らせる】8d6+38>66

クラスタ【ブーストガーデンLv2/単体/強化/錬庭術のマナを対象に与え攻撃力を上昇させる】2d6>5

クラスタMP:33→28


クラスタ「(シュヴィンデルの怒気を孕んだ言葉に口元を緩めて)祝福?はっ、そんな人の命を選別するような祈りが祝福だって?(人の命を天秤にかけるそれのどこに祝福があろうか。それはまるで――)貴様らの崇拝しているものは神ではなく、まるで悪魔のようじゃないか」


要塞司令シュヴィンデル「痴れ者がっ――――!!!崇高な我々の教義も理解できぬ、憐れな子羊どもがっ!!!地に這いつくばった矢先に教化の間へと放り込んでやるぞっっ!!!小娘風情が!!(自身を見据える少女へと鳥瞰しては、大仰に放って)」


クラスタ「そんな祈りなんて、――ボクは否定する。(賢者の石を展開し、グリモアの書を開く)クロ、全力でやりたまえ!ボクの錬金術が、真理が、キミの幻想を打ち砕こう……『ブーストガーデン』」


タニヤマン『おじいちゃん怒ってるの?ご飯は3日前に食べたでしょ?(悪魔のような翼をはためかせながら両手でシュヴィンデルを煽りつつ)』


聖紋の使徒アデルハイド「ひっ……!!きぇえええええええぁあああっっ!!!(本能的な恐怖が自身を襲えば、降り注ぐ巨矢を短剣にて叩き落とそうと抵抗するも一切その勢いは留まることを知らず)」


クロ「(兎の脚力特有のステップで相手を翻弄し、空中で体を半回転して逆さまになりながら、大弓から大矢を複数本番え、ダリルを囲む、刺青の男二人に、連続して射抜き、鏃で肉を削ぎ、穿ち、そして、蒼バンダナの刺青の男の眉間に鋭い眼光で狙いを定め)うるさいんっスよ・・・、その金切り声・・・―――(パシュンっと、大矢を静かに射出し)」


聖紋の使徒アデルハイド「きぇえええええぁああああッッ―――!!!ユカリア、様ッ――……(肉薄する大矢、間断なく両腕より射出される短剣によって撃ち落とさんとするも、抵抗も虚しく精巧な一撃が眉間を穿けば、そのまま脳天ごと巻き込むように根こそぎ首が弾け)」


クロ「お前も散々罪もない信者の命を奪ってきたんだろ?地獄に落ちろっス・・・(っと、大矢が当たった反動で、頭ごと持ってかれ、首が弾け飛んだ、教皇軍指揮官らしき刺青の蒼バンダナ男の骸に、慈悲もない言葉を送り)」


ボッツ「すげぇっ……すげぇやっ……!あの変な連中、教皇軍と対等……それ以上に渡り合ってらっ……(物陰から観戦しながらも、思わず感嘆の声が漏れて)」


ダリル【命中判定】3d6+12>26

ダリル【通常攻撃/単体/物理/妖刀『血州鎮星村正』による一振り】2d6+22>31


ダリル「うるさいじじいだな。(そう後方で説法を吐いている男にそう言葉を吐けば)クロが作ってくれたチャンス………存分に活かさせて貰うッッッ!!!!!(そう巨大な弓矢で怯んだ隙を逃すことなく相手の懐に入れば相手の血を吸い上げる様に刀が呼応してより血濃くオーラが吹き出せば)血州鎮星村正………悪鬼殺意魑魅魍魎……全てを吸い上げろ。(そう紡いだ後に相手を袈裟切りにするようにして刀を振るえば)」


聖紋の使徒ユヴェン「そんな虚仮威しのナマクラ刀でぇええええええええっっ!!!(片手に炎剣を纏わせれば、その一太刀と交錯するような形で拮抗する。互いにすれ違えば、僅かに口角を持ち上げては)……勝った、ぞっ……!!(胴体から鮮血を撒き散らしては、そのまま力無く大理石の床へと絶命し)」


ダリル「次はお前の相手をしてやる。(刀を斬った相手は胴体がズレるようにしてそのまま絶命すれば、刀が呼応する様に噴き出た鮮血を吸い上げそのままミイラの様に紙くずになって相手の姿が消えれば、その後恰幅のいい男の前にユラリと現れれば)」


タニヤマン【命中判定】4d6+8>20

タニヤマン【エアリアルスラッシュ/単体/魔法/風の刃を飛ばし相手を切り裂く】5d6+23>44

タニヤマンMP:31→26

タニヤマンMP:26→20


タニヤマン『(黒い風を切っ先に束ねれば竜巻を形成する。世にも珍しい斬れる竜巻で兵士たちをズタズタに引き裂けば)チャオ~』


要塞司令シュヴィンデル「ど、どういうことなのだ……せ、聖紋の使徒がっ……敬虔な我らの信徒ッ……精強足るッ…」


クラスタ「(ウォーレンとの戦闘。鈍重なバトルハンマーの攻撃を華奢な体で受け続けていた。なんとか錬金銃で攻撃を受け流していたが、一撃を受けるごとに全身に響く。痛みに眉をひそめている最中、とっさにダリルが間に割り込んできて)ふう、遅いじゃないかダリル。待ちくたびれたぞ」


【行動フェイズ:トトポヤ】

トトポヤ【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術→クラスタ】3d6+12>>22

トトポヤMP:30→26


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+7>6[2,2,2]+7>13

聖紋の使徒ウォーレン【回避判定】2d6+3>14

教化司祭【回避判定】2d6+4>14


聖紋の使徒ウォーレン「あ、アデルハイドォオオオッッ……ユヴェエエエエエエエエエンッッ!!!!ひっ……お、俺らが……こんなっ……嘘だ、嘘だぁああああああっっ!!寄るんじゃねぇっ、寄るんじゃねぇえええええええ!!!(あまりにも現実離れした状況に眦を決しては、錯乱したかのように戦槌を我武者羅に振り回し)」


【行動フェイズ:聖紋の使徒ウォーレン】

聖紋の使徒ウォーレン【命中判定ダリル】2d6+>12

ダリル【回避判定】2d6+5>11

聖紋の使徒ウォーレン【デッドリーハンマー/単体、戦槌で激しく叩きつける】5d6+24>36

ダリル【トルゥーアイ/自身/刀で相手の攻撃を受け流す】

ダリルMP:32→28


聖紋の使徒ウォーレン「ふざけろっっ!!そうそうマグレは続かんぞッッ!!!ユヴェンと違い俺ぁ慢心しねぇっっ!!!!」


ダリル「その格好に似合う攻撃だな。(巨身の男の攻撃を刀の腹で防ぐようにしてそう言葉を吐けば)」


【行動フェイズ:教化司祭】

教化司祭【ブーストマジック/魔法攻撃+[感知:4]】

教化司祭【命中.魔術→クラスタクロ】2d6+7>17

クロ【回避判定】3d6+7>21

教化司祭【マジックブラスト・ホーリーライト/貫通ダメージ】3d6+8>18

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>4


クラスタ「(司祭からホーリーライトの攻撃に身構える。トトポヤからプロテクションを受ければ)ママ……いや、トトポヤくん、助かったよ」


トトポヤ「これくらいしか出来ないのでっ……(少女に飛来する光のマナを障壁で打ち消しては、微笑んでみせ)」


【行動フェイズ:教皇軍弓兵】

教皇軍弓兵【命中判定→クラスタ>】2d6+8>17

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>23


教皇軍弓兵【命中判定】2d6+8→ダリル>>18

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>25


教皇軍弓兵【命中判定→クロ】2d6+8>15

クロ【回避判定】3d6+7>16

教皇軍弓兵【命中判定→トトポヤ】2d6+8>13

トトポヤ【回避判定】2d6+4>16


クロ「そんな弓技術じゃ、一本も当たらないっスよぉ―――っ!!(っと、教皇軍弓兵から、飛来する矢を、大弓で砕き、弾き飛ばし)」


要塞司令シュヴィンデル「なんたる、なんたる醜態ッ……このようなザマを首座司教にお見せするわけにはいかんっ……!(わなわなと身体を震わせては戦慄し、爛々とした双眸で歯噛みして)」


【5ターン目】

【ガーデン:溶岩/範囲/魔術/ガーデンにいる全キャラクターの攻撃力を上昇させる】

クラスタMP:28→22


【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+13>16

教皇軍弓兵【回避判定】2d6+3>9

クロ【通常攻撃/単体/物理/大矢で相手を射貫く】5d6+36>>55


クロ「(援護してくる教皇軍弓兵に、大弓で的確に狙いを定め、相手が矢を放つと同時に、こちらも交差する様に、大矢を飛ばし、自分の大矢はそのまま弓兵の心臓に吸い込まれ、相手の矢は紙一重で頬の横を通りすぎ)オレッチの矢は、百発百中っス―――!!」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+12>12[3,4,5]+12>24

ダリル【バッシュLv5/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】7d6+22>48

ダリルMP:28→24


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+27>15[3,6,6]+27>42

タニヤマンMP:20→16


タニヤマン『なんてことだ!かわいい妹よ!キミに傷なんて似合わないよ!!(取り乱したように頭を抱え転げまわれば突然すっと立ち上がり指先でクラスタの傷を触れ、一瞬で全ての傷を癒やし)』


【行動フェイズ:トトポヤ】

トトポヤ【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+12>21

トトポヤMP:26→22


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+7>14

聖紋の使徒ウォーレン【回避判定】2d6+3>14[同数振り直し]

クラスタ【命中判定】3d6+7>15

聖紋の使徒ウォーレン【回避判定】2d6+3>8

教化司祭【回避判定】2d6+4>10

クラスタ【バッシュLv5/範囲/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】11d6+29>73

クラスタ【ボルテクスアタック/単体/物理/賢者の石から吸い上げた紅蓮のマナを放つ魔導砲】

クラスタMP:42→38

クラスタMP:38→33


クラスタ「(鞄から特殊弾丸を取り出す。)この弾丸は当たった相手の内部で破裂し、体内で魔力を拡散させて確実に相手を『殺す』ために作られた弾丸だ(錬金銃に弾丸を装填し、ウォーレンへ構える)キミを脅威と認定してこの弾丸を使用する。どうか死んでくれたまえよ」


クロ「流石大錬金術師っス!そこに痺れる憧れる~っス!!(っと、クラスタの特殊弾丸による散弾銃の攻撃に、拳を握りながら、前のめりに、目を輝かせて)」


【行動フェイズ:聖紋の使徒ウォーレン】

聖紋の使徒ウォーレン【命中判定→ダリル】2d6+5>14

ダリル【回避判定】2d6+5>8[3,5]+5>13

聖紋の使徒ウォーレン【ダメージ】2d6+24>33

トトポヤ【プロテクションLv2/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>3

トトポヤMP:22→19


聖紋の使徒ウォーレン「ごっ、ぶっ――!!はぁっ、はぁああっ、殺すっ、一匹残らず叩き潰してやるぞぉおおおおおおおっっ!!!」


ダリル「………参る。(鞘からスラリと刀を抜いた後に男が両手で構えた後に連撃からの刀を返して追撃の2連撃を叩き込めば)」


【行動フェイズ:教皇軍弓兵】

教皇軍弓兵【命中判定→ダリル】2d6+8>12

ダリル【回避判定】2d6+5>9

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>20


ダリル「ふんっ!!!!(飛んできた矢を素手で掴むようにしてそのままへし折って投げ捨てれば)」


教皇軍弓兵【命中判定→クラスタ】2d6+8>14

クラスタ【回避判定】2d6+3>8

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>25


教皇軍弓兵【命中判定→タニヤマン>】2d6+811

タニヤマン【回避判定】【回避判定】2d6+3>14


【行動フェイズ:教化司祭】

教化司祭【命中.魔術→タニヤマン】2d6+7>19

タニヤマン【回避判定】2d6+3>12

教化司祭【ホーリーライト/貫通ダメージ】3d6+4>11

クラスタ【【カバーリング/単体/隣接する仲間を庇う→ターニャ】

クラスタMP:33→31


【5ターン目】

【セットアッププロセス】

クラスタ【ガーデン:溶岩/範囲/魔術/ガーデンにいる全キャラクターの攻撃力を上昇させる】

クラスタMP:31→25


【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+13>26

クロ【ワイドアタックLv1/範囲/物理/複数の矢を同時に放ち、矢の雨を降らせる】5d6+38>65

クロMP:30→26


クロ「(指揮官らしき、刺青の巨漢男に、両腕と両長耳を器用に使いながら、目にと止まらない早さで、矢筒から大矢を複数本掴みながら、大弓に番え、射出、番え、射出、という動作を素早く行い、まるで機関銃の様に、大矢が、巨漢の刺青男の身体に四方八方からら、突き刺さらんと、飛来し)クロ・ホーランドロップ作の美術品、デブの針千本アートを作ってやるっスよぉ―――!!ソラソラソラソラぁ――――っ!!!!(その圧倒的大矢の数で、絶命させようと)」


聖紋の使徒ウォーレン「やっだぁあばああああああああああああああああああッッッ!!!?(どう避けようとも自身の身体を穿つ無数の矢によって全身の膨れ上がった体躯を蜂の巣にされれば、佇立したまま遅々とした所作で地へと斃れ)」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+12>23

ダリル【通常攻撃/単体/物理/妖刀『血州鎮星村正』による一振り】2d6+22>32


ダリル「クラスタ、クロよくやった。(そう目の前で対峙していた巨身の男が討たれるのを横目で見ながら流れるような動きで縫うようにして司祭の身体を無慈悲に刀で貫けば)」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【命中判定】4d6+8>19

タニヤマン【エアリアルスラッシュ/単体/魔法/風の刃を飛ばし相手を切り裂く】5d6+23>39

タニヤマンMP:16→8


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【ヒーリングガーデン/範囲/魔法/箱庭に癒やしの花を召喚し傷を癒やす】2d+21>27

クラスタMP:25→17


クラスタ「精霊卿の門よ、開きたまえ。『ヒーリングガーデン』(賢者の石が淡く光り、グリモアのページが捲れる。地面から花が咲き誇り、光の粒子が飛び散る。光の粒子が各々の肌に触れるたびに、傷口が癒えていく)」


【行動フェイズ:教皇軍弓兵】

教皇軍弓兵【命中判定→タニヤマン】2d6+8>15

タニヤマン【回避判定】2d6+3>14

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>23

ダリル【カバーリング/単体/隣接する仲間を庇う】

ダリルMP:24→22


教皇軍弓兵【命中判定→クロ】2d6+8>14

クロ【回避判定】3d6+7>21


教皇軍弓兵【命中判定→クラスタ】2d6+8>17

教皇軍弓兵【強射】3d6+17>31

ダリル【カバーリング/単体/隣接する仲間を庇う】

ダリルMP:22→20


ダリル「俺がいるからには誰にも攻撃を通さんッッッ!!!!(飛んでくる矢を刀で弾き返すようにして守れば)」


タニヤマン『わーおありがとう!みんなすごーい!!もう私すっからかん…』


【6ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+13>21

クロ【通常攻撃/単体/物理/大矢で相手を射貫く】3d6+36>45


クロ「(最後の反撃のように、教皇軍弓兵から飛来する矢を、横に動くという少し動作で難なく避け、交差のカウンターで、こちらも大弓から大矢を飛ばし、弓兵の命を刈り取り)大矢はいかがっスかぁー!大安売りっスよぉ――っ!!」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+12>21

教皇軍弓兵【回避判定】2d6+3>11

ダリル【通常攻撃/単体/物理/妖刀『血州鎮星村正』による一振り】2d6+22>28


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+7>15

クラスタ【通常攻撃/範囲/物理/散弾型錬金銃による射撃】2d6+29>39


【行動フェイズ:教皇軍弓兵】

教皇軍弓兵【命中判定→タニヤマン】2d6+8>16

教皇軍弓兵【ダメージ】2d6+17>25

クラスタ【カバーリング/単体/隣接する仲間を庇う】


【7ターン目】

クロ【命中判定】3d6+13>23

クロ【通常攻撃/単体/物理/大矢で相手を射貫く】3d6+3645


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+12>14[3,5,6]+12>26


【戦闘終了】


【4人の手によって聖紋の使徒らを含む教皇軍は地に伏せた。砕けた石柱や大理石の床、真新しい激戦の残滓を晒しては、結果的に見れば一方的な戦いであったことを何よりもこの惨況が物語っている。ただ一人残った要塞司令である男は大階段上、その余りにも予想だにしていなかった状況にただ呆然自失と佇立していて――】


【正しく悪夢であった、賊や国軍、この混乱期において武力による衝突は決して少なくはなかった。それでいても、教化を受けた兵が退けなかった敵はなく、あのフェイエール会戦においても獅子奮迅の活躍であったことは記憶に新しい。】


【ましてや、聖紋の使徒は――首座司教より借り受けた世界樹への帰路を開く重要な戦力。シュヴィンデル要塞司令にとって、受け入れがたい現実であった。】


要塞司令シュヴィンデル「あっ――……あっ、ぉ……おおッ……まさか、まさか……聖紋の使徒まで……」


クラスタ「はぁ、はぁ……(聖紋の使途の3人と繰り広げた死闘。それは壮絶なものだった。歴戦の猛者である兄たち、ダリル、クロ、ターニャと共に戦っても苦しいものがあった)――ボクたちの勝ちだ」


タニヤマン『……バリバリむしゃむしゃモグモグ』


ボッツ「やったっ!!やったぜ!!トトポヤ姉ちゃんっ!!まさか正面切って教皇軍ぶっ倒しちゃうなんてすごいぜ!アンタら!(物陰から飛び出しては、駆けつけるようトトポヤへと飛びつく。次いで4人へと振り返れば)ありがとな!兄ちゃん達!」


トトポヤ「ふぅっ……ボッツ……無事でよかった……。(まるで現実感がなかったが、突如として加勢に入ってくれた4人によって窮地を脱することができた。飛びついてきた獣頭種の少年を受け止めては、改めて全員を見回して)……どこの誰かは存じ上げませんが、有難うございました……あの、助かりました……。」


クラスタ「(トトポヤからお礼を言われれば、口元を綻ばせて)なに、あのくらいお安い御用さ。マ……――ートトポヤくん達が無事で何よりだ。近隣の町に着くまではボクたちについているといい。安全は約束するよ」


クラスタ【ポーションピッチ MPH→タニヤマン】

タニヤマンMP:8→48


タニヤマン『(ユヴェンが持っていた魔導書を食べながらクラスタに渡されたポーションを流し込む)…!もほ!ほへおいひひょ!はふがわがひもうほ!』


クラスタ「いやいや、グリモアなんて食べても美味しくないだろうよ(モシャモシャとグリモアを食べてポーションで流し込むタニヤマンを見ながら眉をひそめつつ)」


クラスタ「――……もしかして旨いのか?」


クロ「(指揮官らしき、聖紋の三人衆を退ければ、フゥっと、息を深く吐き出し)よし、何とか勝てたっスね(っと、勝利の余韻に一人ゴチ)」


クロ「(隣で敵の戦利品である『グリモア』を食べるターニャを見て、ドン引きしつつ)えぇ・・・、ターニャ、腹壊すっスよ・・・」


ダリル「………手間取らせてくれた。(そう最後の弓兵にとどめを刺した後にいくらでも吸い上げる血糊を断ち切る様にして一振りした後に鞘に戻せば)―――感謝は不要、当然のことをしたまで。(そう一瞬相手の自分を知らない発言に少し悲しそうな表情を浮かべたが帽子を深く被りなおして表情を見えなくするようにしてそう告げれば)」


要塞司令シュヴィンデル(斃れた者達を眺望するも、愕然と声音が震える。がちがちと奥歯を鳴らしては自然と膝が笑う、そのまま両膝を付いては手を地面へと突っ伏し砕けた床を叩いて)なにかの、何かの間違いだ!!このようなっ、このような邪智暴虐……っ、有り得る筈が……」


タニヤマン『(2、3口で魔導書を完食すれば喉を鳴らし残ったポーションを流し込み)ふいー。あんまりいい魔力使ってないね。おや興味あるかい?でもだめだよ!!私のようにハッピーになってしまうからね!!(訝しむクラスタをゲラゲラ笑いながら制止すれば)』


クロ「(トトポヤから礼を言われれば)なーに、正義の味方として当然の事をしたまでっスよ、ハッハハ!(っと、おどけて見せて)」


タニヤマン『こちらこそ助かったよ見ず知らずのお嬢さん!!ありがとう!…何を感謝するんだっけ?MP温存?(とぼけたように首を傾げれば)』


クラスタ「(地面を叩き狼狽するシュヴィンデル司祭を見据え、腰に据えていた錬金銃を抜き取る)あれがこの本殿の親玉か(ショットガンの弾丸をリロードしながら司祭へと歩み寄り)キミも彼ら聖紋の使途と同罪だ。生かしておく気はないよ」


ダリル「クラスタ、お前が手を下さずとも俺が斬捨ててやる。(そう歩み寄る彼女の前に出るようにして殺気を纏わせながらそう告げれば)」


トトポヤ「あ、有難うございます……その……失礼ですけどっ……王国軍の方では、ないですよね……?身なりから賊とかにも見えませんし……(ふと、装いは4人とも統一感がない。国軍程、統制されてもいなければ賊といえるほどの風体でもない4人へと純粋な疑問を投げかけ)」


ボッツ「誰だっていいじゃねぇか、少なくとも人さらいの連中よりずっとマシさぁ!」


クラスタ「なに、ボクはしがない旅の錬金術師さ。たまたまここに居合わせたようなものだ。名乗るようなものでもないよ(トトポヤから言葉を投げかけられれば、気さくに返事を返し)


要塞司令シュヴィンデル「ひっ……(明確な殺意を向けられれば階段の上で四つん這いになった状態で面差しを青鮫させる、それでも尚、その心は折れることなく)おのれっ、おのれっぇっ……このっ、このシュヴィンデル要塞司令はいずれ、ドラシール教司教になる男ぞっ!!!貴様ら薄汚い在野の連中にくれてやる魂ではないわ!!」


クロ「(そして、階段で絶望している、司令官らしき男の方を向けば)さて、あんたがここを統括している頭(トップ)でいいんっスか?恐らく、あの異形の回廊で、信者達を犠牲にして、酷い事しまくってるあんたを生かす理由はないっスね。選べ、自死するか、オレッチ達にブッ殺されるか・・・(っと、鋭い殺気の眼光で、大弓を構え、大矢の鏃で狙いを定め)」


タニヤマン『王国軍!?どこ!?(きょろきょろと辺りを見渡せば)あ、私たちのことか。ちがうよぉ?私はただのしがない道化師ベノレッド!!(言えば両手を広げくるくると回り始め)あそこでプンプンしてるのは私の兄妹達!この中に王国軍は…(明らかに軍服をまとっているダリルを見やれば)彼はそうかも』


カノエ「オルメガ要塞はドラシール教の支城の一つ、小田原もかくやと言わん不落の要塞と評されておったが……ようもこんだけわやくそに暴れてくれたのう……」


カノエ「(ゆらりと、まるで幽幻の彼方から現れたかのように東方風の青年が地に伏す司令と4人の間に踏み込んだ。一瞬、空気がピンと張った糸めいて緊迫すれば、他者とはまるで違う異質な空気――今ならば感じ取れる他ならぬ転生者ニオファイト特有のもので)にしても、間が悪いっちゅうんじゃ……せめてワシが来るまで持たせておけば――後の祭りじゃ興も乗らんわい。」

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