第7話 俺の日常 PART1
俺の冤罪が公表された新聞を町のリーダーであるガンゲルさんに確認すると、
「まぁ、ここまで情報が辿り着ければの話だろ。なら別段問題ねえよ」
とのことで話を終了した俺は、改めて畑のほうに向かって行った。
「しかし、いつも思うことだがこんな山の中に畑があるなんて普通は思わないよな」
「そこがこの町のいいところでもあるんだよ。ライベル」
メルルと話しながら、畑に直行している。ちなみに町の全体図としては、北のほうに門があり、そこを塀で囲んでおり、中央に民家が、西のほうが牧場になっていて、東に畑がある。南のほうは開拓を今でも進めていて、そこを狩り人を養成する場所になる予定だ。
お金の概念がいろんな国から来ている人がいるため、統一するより物々交換のほうがいいという話になったため、商店はない。
けど、ヘックスさんたち率いる冒険者グループが、1ヵ月に1度戻ってきて、必要用品を買ってきて配っているのだ。そこで、畑の作物の種だったり、家畜のえさを渡してくれている。そして、必要なものがあればそこで伝えれば、また買ってきてくれるのだ。
「最初は、苦労してたよね。」
「農業についてのことか?」
「そうそう!!鍬を握って耕すのにも苦労してたでしょ」
「それは・・・・今までずっと机作業だったからな。急に農作業ができるとは思ってないだろ」
「それもそうだけど。耕した次の日に、筋肉痛で動けなかったのは腹を抱えて笑ったよね」
「しかも、お前はそんな俺の体をツンツンして遊んでたじゃないか」
あの時はただただ辛かった。あんまりにも体が動かないからいいように遊ばれていたから本当に辛かった。
「ごめんって!!それよりも今日は何を植えるの?」
「そうだな・・・今日はナっスとピメンを植えるとしようかな」
「えぇーーーー。ピメンは苦いからいやだよ。」
「子供だな。ならついでにスラートベリーも植えるか」
「やったーーーーー!!スラートベリーは大好き!!!」
と植える野菜を話しながら、畑に着いた俺とメルルは野菜の種を等間隔で植えるのであった。
・・・最初の時は、植える時の姿勢で腰を痛めていたのを思い出し、今となってはまだまだいける俺の体に強くなったなと感心する俺だった。
そうして植え終わった後、俺は自分の魔法で植えたところに水魔法をコントロールしながら撒いていた。
「こうやって見ると便利だよねーーー魔法って」
「そうか?」
「だって。他の農家の人って一々川のところまで歩いて向かうのに、魔法なら時短にもなるし、労力をかけないよねって」
「その分魔力のコントロールが繊細だから、失敗すると大量の水が一気に出てきて、せっかく蒔いた種が流されるぞ」
「その割に、ライベルは余裕そうだよね」
「・・・人より魔力が多かったのと魔法が好きだったからな。たくさんの努力があって今に至るしな」
「なら、私にも魔法を教えてよ~~」
「なら、まずは魔力を感知するところからだな。まだなんだろ?」
「うぎぎぎ」
実際自分の魔力を感知できないと、魔法を教えることはできない。
そんな会話をメルルとしながら、俺は水を蒔き終えるのであった。
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