プロローグ
第1話
――あたしは、何なんだろう。
目の前に広がる真っ暗な景色に首を傾げた。
ああ、あたしはただの"玩具"
思い出したかのように、にいっ、と口角を上げた。
あたしは、あの人の最高の玩具。
口から微かに漏れた掠れた笑いが、やけに暗闇に埋もれた部屋に響いた。
ふらっと立ち上がって、あたしは部屋を出た。
また、行かなきゃ。
あの人の為に、今日も生きる。
――I am yоu
――あたしは、貴方だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます