いつもの絵画教室
第3話
“待ち伏せしてあげる”の言葉通り、心護さんは日曜日の夜、お店まで迎えに来てくれて…そのまま心護さんの家に泊まるのが…最近のあたしの習慣になってしまった。
…もちろん…何もない。
キス、まで…しかしない。
「……」
いいのかな…?
これ、付き合ってる、って言えるの…?
あたしは思わず首を傾げた。
「どうかした?」
その声に振り返ると、心護さんがあたしの顔を覗き込んでいた。
「あ…えっと…」
「どうしたの?」
「……何でも…」
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