第2話
2024年の8月はおばあちゃんの家に泊まってたんだよね。バイト先がおばあちゃんの家の近所だったから。
おばあちゃんの家にはスーパーファミコンがあって、最初はぷよぷよで遊んでた。でもすぐにクリアしちゃって暇つぶしがなくなっちゃった。
そうしたら、麻雀のゲームを勧められたの。麻雀自体はおじいちゃんとか、おじさんがゲームしてるところを見てたからルールと役はなんとなく知ってたよ。でも、昔女の子がするもんじゃないって言われたから、触っちゃダメだと思ってた。そっか、おじいちゃん死んじゃったから、麻雀しても誰にも何も言われないんだ。
始めてみたら全然楽しくない!なのに面白くておばあちゃんと2人でキャーキャー言いながらファミコンに向き合った。
役の作り方とかよくわかんないからとりあえず文字が書かれた牌が2枚あったらポン!
あとはおばあちゃんの言う通りにしたら上がれる、時がある!
おばあちゃんの家から実家に帰ったあとも、麻雀のことを考えてた。
気付いたら、パソコンで「麻雀 ゲーム」って検索してた。
最初は楽しくなかったのに。好きじゃない、けど、上がれたときの興奮が忘れられない。
それで……麻雀のゲームのアカウントを作って始めたんだ。
チュートリアルを見て、始めてちゃんとルールを知った。タンヤオは神と、なるほど。
そこから一日中ひたすら打ってた。3枚1組と2枚同じやつを集める、それから同じ種類の牌と字牌を集めても役になるなって気づいてからはそのどっちかしか狙わなかった。
それでも自力で3つくらい昇段できた。
対戦ゲームで勝ち負けの楽しさを知ったから、もっとのめり込んだんだ。
とあるカエルの物語(仮題) @well-life
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