第44話 光無き場所に安寧を求めて
「なるほど、大体の事情は把握した。つまりだ、今
その1、
その2、
その3、
その4、
「まったくと言って複雑怪奇。故に、私は関与をしない。それが私にとっても君たちにとっても最適な判断だ。」
「とりあえず、みんなを私の部屋に移動させている。ほら、お前らもいくぞ。」
そう言ってドローンを各自の上空に移動させる。そして、ロープを体に巻き付けて、浮上する。
「いつも思ってるんですけど、
「企業秘密だよ。またいつか、教える日が来るかもね。」
「おっ、言いましたからね。いつか聞かせてもらいますからね!」
まあ、どうせすぐ忘れるだろう。教える気なんてさらさらないからね。
2017年07月20日(木)14時45分 =旧
この部屋にここまで多くの人たちが来るのは
センチメンタルな記憶に浸りたいものだがそうもいっていられないのも事実。ドローンを残していた充電ポートに装着しておく。ただでさえ一度に多くのドローンを使ったんだ、これからさらに使うことになるだろうと考えると、なるべく稼働時間は一秒でも長くしたいものだ。
「レイちゃ~~~ん!大丈夫だった?」
私たちが戻ってきたのを感じ取ってか寂しがりの大型犬のように
「
パシパシと
そして、
「とりあえず、話をつけてきた。少なくとも
薄く埃の被ったソファに深く腰掛けて天井を見上げる。
光プロジェクト、想定の5倍以上の厄ネタだ。私と
まあ、その気分にしている渦中の存在はなぜか私の隣に座っている。何も言わず、ポケーっとしている。傍から見てみればただのかわいらしい少女であるというのに、その中身は生物兵器というのはとんだびっくり箱だ。
「・・・。」
「・・・。」
気まずい。抹殺に賛成していると言ってしまった反面、合わせる顔がないというもの...。それに、なぜこちらの方を見ているんだ。私は君に、残酷な現実を突きつけているんだから。
「えーっと、その...あの...。」
「
「その、
そう来たかぁ。ここで話してしまうのは簡単だ、ただしそれは私の役割じゃない。
それはもっと、努力をしている彼らが決めるべき選択だ。だから、ここでの私の答えは...。
「ああ、知っている。少なくとも、ここにいる誰よりもね。ただ、
「・・・まだ、ですか?」
「ああ。それを知った君は、その事実を受け止めることができないかもしれない。だから、
「そう...ですか...。」
シュンっとする
「あら、ふふっ。」
そこそこ話が進みながらも停滞してしまって、全員が脳や体の疲労からぐったりしている面々を介抱しているときに
気になってそちらの方を見てみると、
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