第43話 相対し、相反すれど、相生の民なり
2017年07月20日(木)13時52分 =
「こちらの方へ
「モチのロンよ。犬耳も付けるか?」
あれから
「あ...あの...、流石にこれ以上のプレイははずかしいっ...と、いうか...その、あの...。」と、もじもじしながら
「黙れ、お前に発言権はないぞ。」と
あの奇行を行ったとはいえここまでの罰を与えるのは躊躇こそしたが、まずもって関わりたくないので
だが、視覚情報からではなく聴覚から異様な音を拾った。金属同士が打ち合うような音が山頂の方から響いてくる。その音にすぐさま気づいた俺と
するとそこには
驚きからか、疲れからか、足を滑らせて大きく足音を立ててしまう。それに気づいた3名がこちらに視線を向けてくる。そのため観念したかのように振舞いながら
「
いつの間にか追いついてきた
その人物は俺らの横を通って争い合っていた
「お久しぶりです、
「...ああ。そういえば君もここにいたんだっけか
元弐級職員...つまり、俺の先輩であるというわけだがなぜこんなところに?
そう困惑していると、
「彼はね、今、この山の管理人をしているらしいんだ。それで、急に多くの人が山を上がっていくもんだら何かあったのかと確認をしに来たらしい。」
なるほど、確かに俺と
そして、そう考えているさなか、
だが、互いに積もる話があったのだろう5分,10分と刻一刻と時間が過ぎる。正直、
「はぁ...まあいいわ。あなたの言いたいことは分かった。しばらくはあなた達の行動を黙認する、ただし、なにか事件を起こすのならば、その時は容赦しない。それを、肝に銘じておくことね。それと、
一気に背筋が凍る。冗談じゃない、あの人が襲い掛かってくるだなんて想像するだけでおぞましい。昨日の今日だって言うのにあの人はどうしてあそこまで急くんだ?
そう逡巡している間に、
その場から二人が去ったことで一気に張り詰めた空気が解ける。どうやら、なかなかシリアスな場面だったらしい。
とりあえず、まだ元気そうな
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