受験戦争

クライングフリーマン

受験戦争

 先日、知ったニュース。

 文科省が、各大学に「年内に受験」は止めろ、と言って来たという。

 はあ?推薦入試は、もう何十年も続けてきた習慣だ。

 実は、私は推薦入試で入学した。

 一般入試より、少し難易度が低い。

 それでも、不合格者は出る。誰でも合格出来る訳ではない。

 入学してしまえば、同じこと。

 どこかからの「外圧」か?

「裏口入学」と混同する者もいた。

 簡単に言えば、大学側が所謂『滑り止め』に合格者が流れるのを見越した上で、『人数確保』をしていたのだ。

(今の体勢は知らないが)高校では、公立私立併願して、どちらかの学校に入学していたが、合格者数と入学者数は、『蓋は開けてみないと分からない』状態だったのに対して、施していた手段だ。

 一次募集二次募集の前に、推薦募集があったのである。

 言ってみれば『シード制』だ。

 マスコミの「切り抜き報道」かも知れないが、前年まで何故見当し告知しなかったのか?

 盆暗政権の『大尽』は皆『利口者』だから、『思いついた』のかも知れない。

『永田町の常識は世間の非常識』と言う。掃除大尽は、『欧米の握手の仕方』もマナー講師に教わったことが無いようだし。

 まんなか国ファーストだから、低く見る人間は『見下ろす』のが当然というトップに仕える『酷務大尽』や『双務大尽』や『漢字張』の『お仕事』を見てきたから、やはり『文句大尽』も『類は友を呼ぶ』で集まったクチなのかも知れない。

 私は、当時、受験生を持つ家族はビクビクして暮すという風潮があったことや、高校三年生は4つのクラブを掛け持ちしていて、受験勉強らしきことをやっていなかった(予備校の夏期講習には参加したが)こともあって、肩慣らしの積もりで推薦入試を受けた。

 一般入試も受ける予定だったが、『年を越す前の合格』に父や母は歓喜したので、『受験料も節約出来るし』と思い、大学に進学した。

 恐らくは、同じ気分の受験生も少なくは無かったのだと思う。

『少子化』の影響で、『競争率』が2未満の大学が多いのだろうか?

 それならそれで、やり方があるのでは?と思っている。

『外圧』の正体を推理する積もりはない。

 だが、何でもかんでも『十把一絡げ』で、『後戻り出来ない』『オカミサン』の『サデ〇ズム』には『ヴァクチン』も治療薬もないのが残念である。

 ―完―



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