第4話

コンビニの駐車場に車を止めると、太郎さんは店に入って行く。



直ぐに戻って来た太郎さんは、そおちゃんに袋を渡すと、再び車を走らせコンビニを後にした。



「セナ、こっち向け」



横に座るそおちゃんを見上げると、いきなり額がヒヤッとして身体がビクッと震える。



そおちゃんの膝の上には、冷えピタの箱。



「ククッ‥家に着くまでそれで我慢しとけ」



私を見て楽しそうに笑うそおちゃん。



--‥私の為にわざわざコンビニに寄ってくれたんだ。



額に冷えピタを貼った間抜けな姿で胸がキュンとなる私は、相当そおちゃんにハマってるみたい。

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