第12話 試作を読んでもらう
『文体の舵をとれ』というル・グインの小説執筆練習本があります。合評会をカクヨムで主催してくださった方がいて月1回の3回目が今日でした。
課題は文体重視なので様々な制約があるのですが、毎度書いたことのない取り組みができるので、ヒーヒーいいながらも楽しんでます。
詳細の感想は(できたら)もう一つのエッセに書こうと思うのですが、こちらではいま書こうとしてる不登校作品の試作的な内容を課題に合わせて書き、それを読んで感想をいただけました。
短文を積み上げるタイプと、長文を連ねて一文で色々な構造を複雑にした内容の2種類を書いたのですが、今回は不登校の子を持つ母と担任のモノローグをセットで書いてみたのですね。
文体の制約があるものの、むしろそれが自分の中ではハマった感がありました。最初は別々の内容にしようかと思って書いたものの、これは同じ内容を別視点で書けるなと気づいたのです。
課題的にはさらに追加課題で逆転させる手法も提示されてるので、試しに書いてみようかなと思っているのですが、不登校を取り巻く大人たちの視点を複数で描くとどうなるのか。立場ごとの違いも出てきそうで、実験としては非常に面白いものの長編とすると短編連作のタイプになるのだろうか? とも感じています。
ただね、やはり難しい……今回は切り取ったシーンだったので面白く取り組めたのですが、長編のとしてどう成り立たせられるかがまだ見えてきません。
時系列で一人一人登場させる人物=語り手を変えて物語の流れを作るのがいいのか、何度か主人公を入れ替えて行くのがいいか。
二人の書簡を交互に連ねた作品を見たこともあり、そういうのもいいのか。複層的に三人称視点で全員書くか……。
結局ここでブツブツ書くより試してみるしかなさそうですが、だいぶチャレンジングなことになりそうです。
結局それで物語として書けるだろうか? が不安なんだろうと。とは言え書いてみないとわからないので、実験的に覚悟きめて書くしかなさそうです。
頑張りまでょう。
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