第4話 4日目 取材とフィクション
今日は親の会経由で、市内の他の団体さん+議員さんとお話してきました。
みっちり3時間……。途中酸欠になって頭が痛くなり窓開けて換気しましたが、みんな喋り通しだったのであっという間になくなる酸素でしたね。
そして、今回ほど「ノンフィクションは書けない」と思った日もなく……。裏話が多すぎて色々いじくってフィクションに落とし込まないと難しいなと。
ノンフィクションも一時期考えたことがあるのですが、あれは結末がかなり良い場合か、全員からの書籍化の許可が降りなければ無理だなと再確認できました。
その分フィクションとしてなら他の市の話も聞くようになったので、行政の動き、議会の動き、教育委員会と学校、あとは保護者への視点などなど、とりあえず、多層にわたっているので登場人物が膨れ上がります。
物語なら誰かヒーローなりのキーパーソンがいてとなりますが、実際はそんな人は居ない。むしろ全員がゴチャゴチャになって動くエネルギーで最後のきっかけや最初のきっかけになる「人たち」が幾人かいるんだなと。
目立ちますが、目立つ人はスピーカー役なので、ハブ役だったりします。むしろ声は小さくとも見えないところで支える人たちが、どう動いていくかかな。
ただ不登校で群像劇というのも、実際は子どもたちが動くよりは大人たちの動きになる。子どもたちがつながるのって大人たちが動きまくって繋がってようやくだなと。
そんな感じのことを思いました。あとは、種まきが数年ごし、とかですかね。
これを一冊の分量にどうまとめて行くといいのか。面白いけれど、このダイナミズムってすごい地味だし、外から見える部分と見えない変化の描き方が味噌な気がします。
ただ不登校ネタで書けないかなと、むしろこれ絶対何かで形にしてやるとだけ思ってた2年前からの変化がうちは劇的過ぎて嘘くさいです。現実はこんな感じなのか……物語にならんなぁ……という偶然やら何やらが大きすぎます。
要するにどれだけあがいても運の要素が強すぎるんです。まったく不登校の大道って無いなぁと。当てはまらない人を一人一人挙げていくオムニバス形式もあるかもですが、今回はなんとか一人の子どもを中心に蠢く大人たちみたいにが描けると良いのかもです。
難しいですが。
『流』の登場人物が結構いるので、もっと減らしたら? と言われるのが分かったうえで、関わる人数がこれくらい多くてようやくなんとか支えられる一人の子どもというリアルさも出していくのがいいのかなぁ、などと思っているところです。
まぁ関わりが多いのはたぶんめちゃくちゃレアなので、そこも加減が必要ですね。色々悩みつつ、本格的にキャラクターを作っていこうと思います。
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