第9話 ギルドからの旅路
冒険者ギルドを出て街の外へと向かう。
(なぁシスティー 相談なんだが街の外のどこかスラリンのいるところまで俺を転移させたりできないか?)
(歩いていくのめんどうで)
(転移ですか?可能ではありますが現状ではその安全性を完全に保証はできませんよ?)
(頭がぱぁになってもいいならやりますけど)そうかわいく両手を広げる仕草をするがその言動の真意と普段のこいつの辛辣さを知っている俺からすれば素直にそのかわいさを受け取るわけにはいかない。顔は無表情なのになぜか少しだけかわいい。なぜだろう?。
(マスター ぱぁ、ぱぁですよマスター)とつづけてくる。
(どうせあれだろ、元からぱぁとか言いたいんだろ)
(そこまで言ってないですよ ますたぁ)
(ただ私はマスターに万が一のことがあると考えると心配でただそれだけです。)
(わかったよ、歩いていけばいいんでしょ、歩いて…)
(安全面もそうですが、マスター普段運動しなさすぎです。もっといっぱい動いたほうがいいと思います。)
(これからは完全体調調整も使えないんですから。)
(えっ、使えないの?)
(そうやって自堕落な生活をして結局いつも頼ろうとするじゃないですか)
(でも、そんな使ったことないよね。たまにだよね、たまに)
(意外と俺食事気を付けているよね。)
(まぁ、総合的に見て普通くらいじゃないですか、可もなく不可もなく、たまに食べすぎたりして、普段も完全に栄養バランスはとれていない)
辛辣だー
(それにマスター、これからこの世界で生きていかないといけないんですよ。そんな軟弱な体で生きていけるんですか?)
(あぁあ)
それを考えると今からおもい。それに正直に言うとこのスラリン討伐にも気がのらない。
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