桜の樹の下、交わした約束

長谷川 千秋

第1話 プロローグ

私は忘れない、君と見た淡い薄紅色の花を。

舞い落ちる花びらの中、交わした約束を。

息を呑むほど儚く美しいまま緩やかに枯れるその姿を。

季節が巡る度、私は何度でも君に出逢い直すから_____。


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