第49話
「それでは、今日は夕食作りとキッチン、リビングの掃除。それから、ゴミ捨てでよろしかったですか?」
「いや、ゴミ捨ては自分でやります。」
「そうですか、助かります。」
彼女の淡々とした喋り方は、必要以上の干渉を求めていないみたいで、嫌いじゃない。けれど、親父が彼女を見たら、きっと「家政婦なのに愛想がない。」と顔をしかめるだろう。最初は、彼女も愛嬌があったけれど、俺が必要以上に彼女と関わらないことを理解したのか、無表情になった。別に嫌じゃないし、彼女が勤める会社にクレームを入れようとも思わない。
こっちの方が、気が楽だから。
家政婦である彼女、田島さんがキッチンに向かったのを確認してから、自分の部屋に戻る。
広いだけで何もない。孤独を感じるのには、充分だ。
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