第47話
「そう、それでね。もう、ほんと面白くてさ!」
「わかる、ほんと、大爆笑して。お母さんに引かれるぐらい、笑っちゃったよ。」
「本当、楽しかった!」
休み時間、なにもすることのないあたしは、楽しそうなクラスメイトの会話を盗み聞きする。色んなことを共有できるって、いいな。羨ましいかもしれない。
あたしも、誰かに話せる日は来るのかな。
好きな漫画のこと、みんなの憧れの人がビビリなこと、辛い思いをしてきたこと。とーさんがちょっと面白いこと。
誰とも話せない間に、誰かと話したいことがどんどん増えていく。
なんだか悲しいし、虚しい。情報を遮断したくて、髪を整えるフリして耳を抑えた。
なにが、正解なのか。いつもわからない。
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