第4話
「っ・・・・・・。」
心臓が、苦しい。ドキドキして、変な感じ。気分はよくない。
こんなことはよくある。変な夢を見て、苦しくなる。けれど、夢の内容なんてほとんど覚えていない。学校の屋上のような開けた場所で、誰かが喋っている。話していることは、覚えていないけれど。
いつの日からか、こんな夢ばかりを見るようになった。その日から、目覚めの気分は最悪だ。
「
部屋を覗きに来たお母さんが、私を見てそう言った。
「うん、分かった。着替えるから、もう少し待ってて。」
「分かったわ。あ、それと今日、
「うん、分かった。五時ぐらいに、迎えに行けばいいよね?」
「ええ、頼んだわ。」
「うん、分かった。」
お母さんが扉を閉めたのを確認して、パジャマを脱ぐ。もう九月になったから、そろそろ長袖のパジャマを出しておいた方がいいかもしれない。そんなことを思いながら、制服に着替えて、くしで髪を梳く。真っ黒で、少しぼさっとしてて、胸辺りまで伸びている私の髪は、あの子とは大違いだ。
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