概要
今宮神社の鳥居の下には、いつも女性が1人で立っていた
京都の大学に通う「俺」は、北大路沿いの雰囲気の良い珈琲屋に毎朝通っている。「俺」は、いつも今宮神社の鳥居下でバスを待つ不思議な女性を珈琲店から眺めるのが日課だった。そんなある日普段通り珈琲店に入ると、いつもの席に座っていたのはその女性で……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心地良い自己陶酔
恋愛における自己陶酔が心地よい物語です。結果なんてどうでもいい。ただ湧き上がってくるものに従っていて好きです。
特に書き出しのリズムが良いです。言葉が踊っていて楽しいはじまり。また中盤のじれったい恋愛模様も好きです。
ただ少しもったいないなと思ったところは攻撃的な表現に遠慮を感じたところです。
頭の中で理詰めで浮かぶ否定と、心の奥底から溢れる恋慕の落差がこの物語の魅力です。とりわけ恋愛がうまくいかない瞬間に現れる攻撃的な要素がこの物語を個性的にする要だと私は感じました。他のよいこな恋愛の物語はそういう部分を書きませんから。
たぶん少し弱いのは読む人に対する配慮なのだと思います。読み易…続きを読む