第15話 ウルトラの母・妄想篇

 

 「ウルトラマンタロウ」で、”ウルトラの母”は登場したキャラクター。

 幼少期から慣れ親しんでいた、「ウルトラマン」というキャラクターは、自分の世代では一種の特別なアイドルというのか、共通のアーキタイプ?みたいにもなっているかもしれぬ。


 「仮面ライダー」も、少年時代にあったが、こっちはボクは嵌まれなかった。 SFというよりも、青春ドラマ、スポ根マンガみたいなノリに近くて、だいたいそういう熱血?なほうをオレは敬遠した…知性派をもって任じていて、書斎派で、孤独に昆虫採集とかしているタイプで、抽象的空想的なほど親近感を持てたのだ…


 「ウルトラの母」を、もし造形するとしたら、だが、こういう風にファンタジックで、かつ艶めかしくならざるを得ない、と、そういう気もします。


 胸は豊かでないとヘンで、顔立ちも可愛らしくならざるを得ない。 母性を体現したければ、全体になよなよとフェミニンになる。 そうして、耳?が、絶妙のああいうオブジェになっているのもドンピシャ!なデザインに思えます。


 で、”ヰタ・セクスアリス”的な、あるシンボルみたいにもなっている。 心の神話というのか、求めているなんだかの究極的な癒しの女神みたいな、そこにたどり着くための精神的遍歴の最後のゴール。 

 いわゆるアニマ、アフロディーテ? プラトニックな美と愛のイコン? よく女性を理想化する、してしまう自分の性癖は諧謔的にカリカチュアライズしたりするが、そういう感覚は自分にとって実際には、至極、まともで真っ当で、自然です。


 



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新連載・『淫乱と貞淑の二重人格のウルトラの母は超絶ラスボスを色仕掛けで誑し込む!』 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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