第18話

朝御飯もお弁当も姉貴が作ってくれたし、買い出しも姉貴が毎日色んなスーパーの特売品を調べて行ってたし。


……どうすんだよ……俺、料理も買い出しも出来ないよ……




二人で頭を抱えてると、気絶したはずの母さんが再び復活して、か細い声で言った。




「だ、大丈夫よ……料理ぐらい私がするし、買い出しだって気合いで行けば……」




青白い顔に弱々しい笑みを浮かべた母さん。


だが俺たちは、その言葉に感謝どころか大慌てで言った。




「おっ、俺たちがやるから!!十分やっていけるから!!」


「そうそう!!だから母さんは今まで通り大人しく内職してて!!」


「あら、そう……?」





母さんの言葉に、俺たちは強張った笑顔でガクガクと頷く。

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