第五話 新キャラ来る!?

誰だ?




__________



「助けに来やしたよ!勇者さんよ!」

俺は聞き覚えのない声に怖くなった。だが、味方ではあるだろう。

「俺は「織葉 健史(おれは けんし)」。勇者さんに会いたかったから全力で探して、見つけたと思ったらピンチだったからよ。助けに来たぜ。」

仲間?さらに名前が同じ?これも「おじキュン冒険物語」と同じだ。

「どうでもいいが、そんな雑魚いやつにやられてちゃ意味ねえよ」

何と言う苛つく言い方だ。キャラの設定濃すぎだろ。

「まあ、俺は見とくからその魔物倒してみなよ。」

「俺、魔法使いだから体力少ないんだよな」

そうだ、俺は圧倒的に守りが弱い。このステータスを見てくれ。

〈尾地 三のステータス〉

体力   1900

攻撃力  280

防御力  80

魔力   500

スピード 130

技    燃えろ英雄 〈ファイアーヒーロー〉

etc...


ほら。圧倒的に 防御力だけ二桁。これでチュートリアルの名無しのタイガーをよく倒せたもんだ。

俺は避け続けるが、避けるたびに体力が10ずつ減っていく。 

どうにかしないと・・・。

「あんたは避ける職業なのか?」

織葉 健史 と名乗る男が言った。

「あんたは魔法使いだろ?俺みたいに剣士ならいいとして、魔法使いなら少しでも距離を取らないとなぁ」

俺はそれを聞いて改善してみた。すると、

「チッ!」

徐々に相手がイラつき始めた。

「そうだ。それがあんたの役職だ。いらつかせて、平常心をなくすんだ」

ついに攻撃のターンが来た。

そう思った俺は魔導書を手に取り、水の魔法を使った。

「水魔法 流れる滝〈フローイングウォータフル〉を発動します」

すると

「ごっぼぼぼぼぼ!ぼぼぼぼ・・・」

炎の魔物フレイは溺れていった。

「助かったぞ、健史」

「こんくらいお安い御用っすよ」

俺は新しい仲間を手にし、魔王城を目指す旅へと再び出かけた。

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ニートのおじさん、世界を救う triceratops @toritorti

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