第四話 ニートのおじさんからか、大ピンチ!?

「あの敵さんは角がはえていたのう。あとは…。」


_________俺はコーネリア高原の中央付近につき、情報収集をしていた。

(魔王に近づくための情報が少ないなぁ・・・でもやるしかないもんなぁ・・・)

俺は諦めかけていた。とりあえず情報収集をしているが、わかったことは、

・敵が来た。

・炎を吹いていた。

・伝説の球〈滅ぼしの球〉を奪われた。

・街がボロボロ。

敵に角が生えていた。

というとこだろうか。

うん。圧倒的に情報量が少ない。そう思った俺は、もっと念入りに聞いた。

すると、フライヤーさんがいい情報を持っていた。

「その魔物、南の方に行ったから、その方向にアジトでもあるんじゃないすかね。あ、あと、確か名前が『フレイ』と言っていたそうな・・・」

「ありがとうございます!フライヤーさん!」

よし、いい情報を手に入れたぞ!

俺はフライヤーさんの言う通り南の方向に歩いていった。

おっと、その前に感謝のお礼の言葉をフライヤーさんにもう一回ぐらい言っておこう。

「本当にありがとうございました!」

「おう。ちょっとその前にあげたいものあるから、一緒に来てくれ。」

「はい?」

俺はフライヤーさんの言う通りにフライヤーさんの家に行った。


_____しばらく歩くと、少し古ぼけた家が見えてきた。森の中で少し怖いな…

「おい、勇者さんよ。」

「ん?」

「それは甘いんじゃないか?」

すると、フライヤーさんは手から炎を出してきた!

「うわぁ!」

俺はとっさに避けた。〈スラング王国〉に来る前にちょっとダイエットしたおかげでスピードも上がり、体が軽くなったおかげだ。

「どうして、フライヤーさん!」

「ローマ字読みしてみな。」

「ローマ字読み?なんだそれ」

俺はニートだからローマ字読みを知らなかった。

「ち。説明めんど。パソコンのキーボードの打ち方だ。」

「フライヤー、あ!」

「やっと気づいたか。フライヤーのローマ字読みはflyer。これを特別な読み方にすると、フレイ。」

くそ、まんまと策略にかかってしまった。しかもここは狭い。炎で手出しはしにくい。

「終わりだ!」

絶体絶命の大ピンチ!その瞬間!

「ジャキン!」

「な、なんだ?」

突然剣を持った男が現れた。

「だ、誰だ?」















続く・・・・・・・・・・・・

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