ニートのおじさん、世界を救う

triceratops

プロローグ1

「ここは・・・?」

俺が目を覚ますと、見知らぬ場所にいた。

「ゲームの途中・・・じゃ?」

俺が言うゲームとは、おじさんに最近流行りのゲーム「おじキュン冒険物語」だ。

おっと、ここで自己紹介。俺の名前は

尾地 三 (おじ さん)だ。

名前の通り、おじさんだ。

中卒の職業ニート。なんの取り柄もないおっさんだ。

自己紹介は終わりだ。

すると急に

「誰だ貴様!」

と、怒鳴り声がした。

正直驚いたが、急に怒鳴られたから、少しむかっとする。

が、ここは仕方なく素早くこの場から去った。







____________________






怒鳴られた場所から数十キロ。あれから何時間経ったのだろうか。

時間を確認しようとスマホを取り出そうとした時

「プルルルル♪」

電話の着信音がなった。

スマホを取り出すと、古ぼけた安いスマホは最新のi-qhoneに変わっていた。

驚きを隠せずにいられなかったが、とりあえず、電話に出てみた。

「もしもし?」

「おぉ!出てくれたか!」

その声はいかにもおじいちゃんのような震えた声だった。

「なんですか?」

「この世界を救ってくれ!」

「え!?今なんて?」

「話は後で。今すぐキングダム王国に向かってくれ!」

「ちょ、ちょっと!」

そういった瞬間、電話は切れた。

「キングダム王国ってどこだ?ていうか、あの声の主は王様…なのか?」

このストーリー、おじキュン冒険物語にもある、そう考えていた。

ただしかし、王様に呼ばれたからにはいかなければならない、そうも考えていた。

「とりあえず王国探そ」

彼はそう言って、王国を探す旅に出かけた。

















続く・・・

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