#09 魔術について(その2)
さて……今回は、魔術について、です。
その昔、なりちかさんは、魔術ではなく、超能力が実際に使える世界があったら、超能力者は魔術師と呼ばれ、こちらの世界では超能力を呼ばれている能力も、魔術や呪文として呼ばれるのではないか、という風に考えたことがあります。
【紫紺のイーヴルアイズ】では、この時の考えを、採用しております。
TRPGのGURPSのサプリメント「サイオニクス」では、超能力をいくつかの分野にわけられて、解説されております。
アンチサイ……他人の超能力を阻害したり、使えなくしたりする。
アストラル・プロジェクション……幽体離脱など。
エレクトロキネシス……電気を使いこなす超能力。
ESP……透視や予知、サイコメトリックなど。
ヒーリング……治癒や代謝を操作する能力。
サイキックヴァンパイア……感情や夢を奪う能力。
サイコキネシス……念動力など。
テレパシー……幻覚や思考感知、精神操作、読心など。
テレポーテーション……瞬間移動。
9種類の超能力がありますが、これをそれぞれ、名前や、そのままだと、魔術として違和感があるものもあるので、追加したり、削除したりしたのが、次の9つの魔術の分野です。
セカンドサイト……死者を会話する。
ファンタズマルフォース……防護や稲妻など。
ウィザードアイ……鑑定や予言など。
ヒーリング……治癒や金属加熱など。
アナテマ……呪詛除去や使い魔、恐怖など。
インヴィジブル・アーム……死者召喚、転倒、火球、解錠など。
チャーム……呪文抵抗や精神破壊、睡眠など。
サモンゲート……隕石雨、使い魔など。
アルケミー……鋭刃など。
ヘレティック……魔力消散、精神破壊など。
また、評議会は所属する魔術師に階級を与えております。
第1級(魔道士)は精神操作と呪詛、情報、精神攻撃に関する呪文が使用可能。
第2級(魔術師)はテレパシーと他系統の魔力を持つ。
第3級(司祭)はテレパシーのみか、テレパシー以外の魔力を持つ。
第4級(神官)はテレパシーを持たず、単系統のみ。
第5級(構成員)はアンチサイのみ。評議会の正規メンバーではなく、非正規加盟。
また、ヘレティックの能力を持つ者は、ブランデッド人としてエンダリアの世界では差別されております。
そのため、ブランデッド人は能力を隠して暮らしているか、アリアンフロッドとして戦っているか、のどちらかとなります。
『烙印の傷跡』でも、ブランデッド人のアリアンフロッドを登場させる予定です。
また、ブランデッド人も、魔術師と同じで基本的に不老で子供を成すことはできません。
そのため、能力を隠しているブランデッド人は世界各地を放浪しております。
魔術師ですが、様式によって、さらに細分化されております。
幻術が得意な者は幻術師、呪工が得意な者は錬金術師、精霊術が得意な者は精霊使い……みたいな感じですね。
因みに、こちらの世界でも、「火」「水」「風」「地」の四大思想があり、サラマンダーやノーム、シルフィードなどは存在しておりますが、「精霊」ではなく、「元素霊」です。
精霊とは、木や石、フェアリー、ドライアードなど、自然を象徴しているもの、となっております。
ここらへんのところは、TRPGの「ルーンクエスト」の影響ですね。
また、使う魔術によって、言語なども定められているのですが……魔術について(その1)で記しましたが、言葉には魔力がありません。自己暗示で、ありがたみがある、と術者が思い込むことによって、イメージ力を増強しているぐらい、ですね。
このなかで、重要なのは、以下の言語です。
太古竜語(プリミティヴ・ドラグーン)……竜たちが使う言葉。
上古ジェナース語(エンシェント・ジェナース)……古代の魔術師たちが使っていた言葉。
下古ジェナース語(プロパー・ジェナース)……上古ジェナース語を使いやすくした言葉。
上記の三つの言語には、魔力がある、とされております。
魔力といっても、暗号みたいなもので、魔道書などで意味などを隠す時に効果はありますが、呪文に使ってみても、特に有利になったりはしません。
治癒術は、特殊な能力で、女性しか存在しないため、「聖女」と呼ばれております。
簡易な治癒に関連する魔術(キュアライトウーンズ程度)は、男性にも使えますが、強力な魔術(レストア・ヘルスやキュア・オール)は聖女のみの能力となります。
治癒に関連する天恵や加護はあるのですが、聖女の能力をリンクさせる、というものがあり(名称はまだ、未定です💦)、特に強力な能力を持つ聖女は、混沌の泉を攻略しているアリアンフロッド機関の拠点を守るために、パーティから外されて、守護を任される、ということもあるようです。
さて……アリアンフロッドは、「戦技」「コンバットアーツ」「天恵」「天賦」などを使いこなして戦闘を行いますが、魔術ではありません。
アリアンフロッドは招魂殻を装着させたドールを利用することによって、魔術が使えるのですが、呪文を使いこなすのは、それなりの時間が必要となります。
このために、アリアンフロッドが駐留している拠点は、学園という形をとっている……という説明なら、まぁ、無理はないのではないでしょうかね💦
魔術の話は、ここまでとします。
次回は、何にしたらいいのでしょうかね。
ちょっと、考えてみます。
それでは、また。
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