私たちのお弁当事情
露坂仁那
第1話不透明なスープ
クリーム系のスープが食べたい
3:30頃、弁当の用意をするべく2人で起きて思ったことがそれだった。
「俺味噌汁とかコンソメスープとかみたいな透き通ったスープはよく作るんだがクリームは殆どないんだよな。」
俺はそう言った。「不透明なスープを作るいい機会ですね。」と真顔の露坂。不思議な表現だけど間違ってはないんだよなと水宮は内心微笑みながらレシピを検索した。家にあるものでなんとかできたらいいのだが。
___クリームスープのレシピを調べる時、水宮が気にするところは生クリームが必要か否かというところである。生クリームは当たり前に冷蔵庫に入っているものではなく、ちょっとしたスイーツを作りたい時や、意図して買った時に入っているものだ。もちろんこの2人の家の冷蔵庫には入っていない。___
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます