第4話 4444の悦び

僕達は、進んでいる、この暗い病院?の中を、目の前の、多分、中身おっさんの化け物と一緒に歩いてる。名前はどうやら、被験体No.48から取って、ヤヨイと、自称してる。ヤヨイは、どうやら味方のようだ?多分、ただ実験したい好奇心多めの人なんだろうと、化け物を作れるなら、この人が黒幕なのかな?よくわからない、こちらに味方してくれては、いるが、ヤヨイの今の体、被験体No.30以外にも、被験体はいるらしい不思議だ。まったく俺を襲わないからな、ホラーとかだと俺、今頃襲われて死んでるぞ、てか、長いなこの廊下、血生臭い、これが、死臭?あまりいい気分じゃないな。ま、いっか。どうやら、そろそろ着くらしい、何の実験かな?体引き裂いたりするのか?それとも薬品?まぁやってみてのお楽しみだな。


2人は実験場へついた――

そこは少し広めの何も無い空間のようだ、一面コンクリートで敷き詰められている、一つだけ、目の前に門があり、そこには、”SIU”と書かれている。


「なぁヤヨイ、ここで何を、したらいいんだ、俺は」


「簡単なことだよ少年、少し君の行動基準を調べたいだけだ。」


「だから、何をしたらいいんだ?」


「彼と鬼ごっこをしてもらう、4分間、逃げ切れれば良しとしよう。」


「彼?」


そう話すと門が動き始めた。


「出て来なさい、被験体No.4444、コードネーム、”ムシャ”。あぁ逃げていい範囲は、自由で構わないさ、ここを出るも良し、ここで立ち向かうのも良し、さぁ”君”を魅せてくれ」


門からでてきたのは、長い手足と身体中にたくさんの顔がある、不気味な化け物肌は白く、まるで血がないような顔つきだった。


「はえ~これから逃げろ、、、かぁ、まっ、やるしかないか、どうせ入った時点で、運悪ければ、死んでたんだし、ここからも、生きるか死ぬかの勝負、ホラー映画みたいでいいな、いや、この場合はゲームか、まぁよろしく頼む4444番君。」


「では、私は少し離れて見てるよ。安心したまえ、私は、君の邪魔は、しないよ、私はね。」


そう言うとヤヨイは、走ってどこかへ消えていった。

それと同時に、実験場の電気が付き、全体が明るくなった、だか、それは始まりの合図でもあった。

志楽は、逃げるか、戦うか、迷っている間も時間が進み4444番は、近づいてくる。





残り時間5:54:87

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