~5/31:雑記集①<ひと夜の楼楽>
ジークアクスに脳を焼かれてしまった私。だからどうやら、劇中歌っていうのにも心惹かれるらしくて。
nomelon nolemonさんの『ミッドナイト・リフレクション』に『きえない』。
高校生らしいとでもいうのかな。頭で流れて、止まらない。
最近親友とカラオケに行ったりもした。そこで『ミッドナイト・リフレクション』を歌おうとしたら歌詞が出てこなくてびっくりもした。……親友が歌ってた藍悼歌(たぶん)とかいう楽曲も出てこなかったっけな。
と、言うわけで。雑記集①と冠して5月の音楽に絡んだ思い出を綴っていきますかね。
<ひと夜の楼楽>
『少し狂ったチューニングで 爪弾く夜のうた』
少し甘く、どこか儚い滑らかな音色が耳朶を揺らしてつるりと私の中に溶け込んだ。
NOMERON NOLEMONさんの『きえない』。
電子の平板に向かい合いながら右足でリズムを刻む。へたっぴで不規則なステップが生み出す揺れがどうしてか私には心地いい。
『いつかちゃんとわかるかな 不思議な世界のこと』
不思議な世界、か。この曲が流れたのはジークアクスの8話だったか。じゃあ、不思議な世界というのは宇宙世紀の事なのだろう。躍動する主人公のをいわばカメラ越しで観る私たちとは、遠く離れた不思議な世界。
私のいるこの世界は不思議な世界?
けれどももし、
『見上げた先の星の光が 今もまだきえない』
その光が私の見上げるもの同じならば、
……なんて、その世界はどうせフィクションで、誰かの創造をフィルムとして投影したものには過ぎないことくらいは、分かりきっている。けれど、ひとり夜を彩るにはそれでも十分だろう?
音楽は世界を彩るなんて言葉があるけれど。それって本当なんだって今は思う。
スポチファイがお気に入りの中から何曲もランダムに選んで来る。T.M.revolutionさんの『ignited』にTajaさんの『時空のたもと』。忙しさにかまけて、いやむしろ忙しさを理由に自分の好きを見失いかけた自分の羅針盤になってくれた曲たち。
その中にはカラオケで誰にも歌われなかった挙句、私に50.000点を叩き出されるような曲だって混ざってはいるけれど、それがどうした。
課題が何だ、テストが何だ。そんなもの努力をかまけた自分に依存するものじゃないか、過去を振り返って何になる。過去から後悔を得るくらいならば前を向いて踏ん張って楽しんでやれ。楽しめるようになってらきっと、くだらない楽しみが消え去って本当の勉学と努力の両立ができるはずだ。
本を開いてわくわくするのなら、私の情熱はまだ、きえない。
少し狂ったチューニングで、自分の好きをカクヨム甲子園にぶつけてやれ。
電子の板に向かい合って、少しのブランクにすら苦しんで。どう筆を動かすのかすらも忘れかけたような、そんな日々だった。
でも羅針盤になるものはある。ひと夜の楼楽を描いてくれるような曲たちは私の周りにたくさんいるのなら、もっと自然体で楽しんで行けるのかもしれない。
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