「全部ウソだった。ごめんね」

interlude


 戸惑いから始まり、

 少しずつ距離が近づいていって、

 それから本当に好きになって――


 そんな風にして積み上げてきた何かが、跡形もなく崩れ落ちる。その音を私は聞いた。


 呆然として、立ち尽くす。

 どうして、どうして、どうして。

 心の中はバカみたいに同じ言葉であふれ返っている。


 ごめんね。


 力なく発せられた彼女の言葉は冬の教室の中に溶けて消え、去って行く彼女をただ見送ることしかできずに――。


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