第7話(夕月)
私たちはビーチを後にするとタクシーで駅まで向かい、ロッカーに預けてあった荷物を取り出して、再びタクシーに乗り込んで旅館まで向かった。
旅館に到着し、案内された客室は想像していたよりもずっと豪勢な部屋だった。細部までこだわり抜かれた空間で、美意識と贅沢さが調和している。室内は広々としており、右手には寝室が別で用意されていた。床の間には掛け軸と季節の花が活けられていて、その他の調度品にも気品を感じる。照明は暖かい和紙のランプで、柔らかな光が部屋全体を包み込み、心から落ち着ける部屋だ。
私は荷物を置くと、部屋の1番奥まで歩いて行き、カーテンを開けた。ガラス戸の向こう側に露天風呂が見える。熱海の海を一望できる露天風呂は、まさにこの旅行の目玉だった。今すぐにでも入りたい。そんな衝動に駆られる。
着ていたニットの裾に手をかけた時、部屋の扉がノックされた。
「ど~ぞ~」
気の抜けたような声で朝陽が応えると、仲居が静かに襖を開けた。両手を付いたまま「夕飯のご用意が出来ております。お持ちしてもよろしいでしょうか?」と丁寧な言葉で案内された。
私はニットの裾から手を離すと、中央の机に向かった。いきなり寝室でくつろいでいた朝陽も、慌てて出てくる。そんな私たちをよそに、仲居たちはテキパキと器や料理を並べていった。刺身の盛り合わせや、色鮮やかな小鉢。揚げたてだろう黄金色に光っている天ぷら。ご飯はお櫃からよそうタイプだ。
「うわ~。美味しそう」
朝陽は目を輝かせ、何枚も写真を撮っている。満足そうな私たちの顔を見て、仲居は恭しくお辞儀をしながら小さな声で挨拶をして部屋を後にした。
「全部、食べられるかな?」
机いっぱいに並べられた豪勢な料理を目の前に、そんな不安が込み上げてきた。
「ねぇ、早く食べようよ~」
朝陽は我慢できないといった様子で2人分のご飯を茶碗によそい、それぞれの目の前に置いてくれた。
「そうだね。せっかくだし冷める前に食べようか」
手を合わせて、いただきます。と言ってから、目の前の豪勢な料理に箸を運んだ。
私はまずさっぱりとした先付けから食す。涼やかに盛り付けられた小鉢には、季節の野菜がひっそりと彩られている。初めて食べた旅館の部屋食は、1口目から口中に広がる淡い旨味が体の芯に染み渡るようだった。普段の忙しない日常で味わうことのない、優しい手仕事の余韻が口元に残り、思わず笑みがこぼれる。その余韻に浸りながら、熱燗を1口啜る。震えるほど美味しい。
続いて、青紅葉が添えられた揚げたての天ぷらに手を伸ばした。湯気が立ち上り、ほのかに漂う香りが食欲をそそる。サクサクとした衣の中に海の幸や山の恵みが閉じ込められ、口に運ぶたびに素材そのものの味が際立つ。海老はブリブリで、サツマイモはしっとりと甘い。椎茸は噛んだ瞬間に、口の中で香りが爆発した。目の前の朝陽も小さく「美味しいね」と囁き、柔らかく微笑む。
「だね。熱燗が進む味だ」
「いや~、熱い日本茶でしょ」
2人で視線を交わし、贅沢な時間を分かち合える幸せが、何気ない食事に深い喜びを添えていく。
あらかたの料理を楽しんだところで、私たちはメイン料理である金目鯛の煮つけに手を出した。先ほどまで固形燃料で温められていたそれは、鍋の木蓋を開けた瞬間、部屋中に甘辛い匂いが広がり、私たちの鼻を刺激した。朱色の身が艶やかなタレにまぶされ、見るからに上品な仕上がりだ。照明の下でほんのりと光を放つその姿は、まるで宝石のようである。朝陽は嬉しそうに小さく拍手をし、早速箸を伸ばして身をほぐして1口運ぶ。その瞬間、朝陽の顔には驚きと感動の表情が浮かび、思わずこちらも同じように箸を動かしてみる。ほんのりと甘みを含んだタレが魚の身に絶妙に染み込み、ふっくらとした金目鯛の身が口の中でほろりと崩れた。
「これはすごいね」と朝陽が微笑み、また一口食べる。私も頷き返し、黙々と目の前に広がる料理と酒を堪能した。
食べきれるか不安だった机いっぱいの料理も、1時間もしない内に全て2人の胃の中に納まりを見せた。
「美味しかった~。もう食べられないよ~」
仲居に食べ終わった旨を伝えると、朝陽が幸せそうな顔でお腹を擦っている間に食器類を片付け終えてしまった。あまりの手際の良さに、感嘆さえ覚える。
満腹感と心地よい眠気が体を支配しようと迫ってくる。畳の感触が柔らかく、胃もたれしそうなほどにお腹いっぱいだ。さっきまで朝陽と共に舌鼓を打っていたのが嘘のように、今は静かな時間が流れている。朝陽は最後にデザートまで楽しんで、少し食べすぎたと笑っていた。その後、横になって少し休むと言って、奥の寝室で布団に身を預けている。
私はというと、1日中歩き回った疲れによるものなのか、それとも昼から摂取し続けたアルコールのせいなのか、軽く酔いが回り始めていた。外の露天風呂からは風の音や波が砂浜を撫でる音が聞こえ、なんとも言えない静けさが漂っている。私は重たい腰を上げると、寝室で横になっている朝陽の元まで向かった。朝陽は幸せと苦しさが入り混じったような、何とも言えない表情をしていた。頬のふっくらとしたラインが柔らかく、息を整えるごとにわずかに揺れている。瞼は閉じられているけど、まだ眠っていないようだ。
「先に、お風呂入ってくるね」
私がそう声をかけると、朝陽は辛そうに眼を開けると何かを言いかけたけど、すぐに口を閉じて軽く頷いた。
客室の扉を開けて、バルコニーに出る。もうすぐ春になるというのに、まだまだ厳しい風が出迎えてくれた。思わず身震いしながら、露天風呂に張られた湯船を手を入れる。24時までは常に追い焚きしてくれるらしく、少し熱めのお風呂が私の手を温めてくれた。
備え付けの更衣室で服を脱ぎ、掛け湯をしてから、湯船に爪先から入る。
「はぁ~。くぅぅ。」
あまりの気持ち良さに、思わず声が漏れた。立ち昇る湯気とともに、疲れもふっと消え去るような感覚が押し寄せてくる。湯に浸かりながら深呼吸をすると、ほんのり香る硫黄の匂いが鼻をかすめた。静かで落ち着いた時間の中、頭を空っぽにして、ただ湯の温かさに身を委ねる。
湯の温もりが肩に染み渡り、夜風が頬を撫でていく。手を湯の中で浮かべ、軽く湯船の縁に背中を預けながら、目を閉じてしばらく風の音に耳を傾ける。冬の夜は虫の声が聞こえず、風と波の音しか届かない。瞼の裏には時が止まったかのような静けさが広がっていた。
じっくりと湯の温かさに身を任せ、堪能したところで、私はゆっくりと目を開けた。夜空で輝く星が私を出迎えてくれる。闇の深さがその光をいっそう際立たせ、無数の星々が煌めきながら天に広がっていた。
遠くに目をやると、暗闇の中でひっそりと息づく海が視界に入る。波が穏やかに寄せては引いていく音が聞こえ、目に映るのは水平線にほのかに浮かぶ微かな光だ。その光は星の反射なのか、それとも漁火なのか分からないが、海面に揺らめくさまは一層の静けさを醸し出し、夜の海の神秘的な美しさを湛えている。
「随分とお気に召したようだね」
時間さえも忘れ、ただひたすらその夜景に心を預けていると、いつの間にか朝陽が傍らまでやって来ていた。
「こんなに気持ちのいいお風呂は久しぶりだよ。朝陽は入らないの?」
「せっかくだし、後で入るよ」
バルコニーに置かれている椅子に座ったまま、朝陽は足をバタバタさせている。
「後でと言わず、今すぐ入ればいいじゃない」
「え~。恥ずかしいよ」
「これまでだって一緒にお風呂入った事あるでしょ?」
「そうだけど・・・ 今日はいっぱい食べちゃったから、お腹もプニプニになっちゃってるし」
「そっか。残念だな。私は一緒に入りたかったんだけど。朝陽がそう言うなら、私も出ようかな~」
「・・・ユヅちゃんの意地悪。直ぐに入るから待ってて」
朝陽が少し照れた様子で脱衣所に入っていくのを横目で見ながら、私は頭の中で彼女が浴衣をはだけさせるのを想像する。下品なニヤケ顔になりそうになる頬を、両手で無理やり押さえつける。ダメだ。この旅行が幸せすぎて、少しでも気を抜くとすぐに顔が綻んだ。今は私の妄想のせいだけど。
自分自身と格闘していると、モジモジしながら朝陽が脱衣所から顔を覗かせた。かと思うと、勢いよく湯船に飛び込み、そのまま平泳ぎで泳ぎ始める。
「うわ。ユヅちゃんの言う通り、気持ち良いね~」
朝陽は器用に顔だけ出して泳いでいる。
「コラ、朝陽。恥ずかしいからって、おちゃらけて誤魔化さないの」
「べ、別に。恥ずかしさを誤魔化す為に泳いでいる訳じゃないもん」
「頭が良いはずなのに、この言い方じゃ伝わらないのね。いい歳をした大人が、お風呂で泳ぐなんて恥ずかしい真似しないでって言っているのよ」
必死に言い訳をする朝陽に冷ややかな目でそう言うと、朝陽は「ごめんなさい」と下唇を尖らせながら、ゆっくり私の隣まで歩いてきた。
「恥ずかしいから、あんまりコッチ見ないでね」
「綺麗だよ」
「ユヅちゃんの方こそ綺麗だよ。なんであんなに食べて、飲んでしていたのにスリムなままなの?」
「若くて綺麗な朝陽に負けないように、年上の女性として日頃から努力しているのよ」
本当は特に努力なんてしていないけれど、朝陽に褒められて調子に乗ってしまった。朝陽は子供のようにキラキラした目で私を見ている。
「ねぇ、あれ。オリオン座だよ」
そう言って、朝陽は夜空で輝く星を指さした。けれど、星に詳しくない私にはどれを指さしているのか分からない。雰囲気と私に対する尊敬を壊したくなくて、私は分かったフリをして、黙って夜空を眺めた。どれが何の星座なのかなんて分からないけれど、それでも十分に見ていられるほど夜空は綺麗だ。東京の夜空に慣れている私にとって、とても新鮮だった。
暫し2人は湯船の端に肩を並べ、何も語らず、ただ互いの気配を感じながら温泉のぬくもりに身を委ねていた。生活リズムのズレが、2人の間に微かな隔たりを生んでいた気がする。私は仕事が。朝陽は卒業に向けて就活や卒論の発表に追われる日々。そんな日々の忙しさの中で、どちらからともなくタイミングを失い、会話も徐々に減りがちだった。けれど、こうして温泉の温もりの中に身を浸していると、その距離がほんの少しずつ溶けるように縮まっていく気がした。朝陽と出会ったばかりの頃を思い出す。私がリリィをオープンして間もない頃。出会ったばかりの朝陽は、とにかく恥ずかしがり屋だった。そして、今以上に自分を卑下するような子だった。
「そろそろ出ようか」
十分に温まり、私は朝陽の手を引いて立ち上がった。湯船から出ると、肌に触れる夜風が心地よく体を包む。バスタオルで体に付いた水気を軽く拭きとり、旅館に置いてあった浴衣に袖を通す。2人しかいない空間で、私も朝陽も一切喋らなかった。露天風呂から溢れる湯が、排水溝に流れていく音だけがバルコニーに響く。
風呂上りのスキンケアもそこそこに、私は朝陽と手を握り合ったまま寝室に向かった。襖を開けると、クイーンサイズはありそうな大きな布団が敷かれており、枕元の間接照明が寝室全体を柔らかく照らしている。
夕飯前後に朝陽が寝転がったせいで無造作になっている布団の上に、私たちは腰を下ろした。生活リズムが違うせいで、朝陽とこうして寝室で向き合うのは久しぶり。そのせいで少し緊張するけど、それは朝陽も同じようで、初々しく気恥ずかしそうにしている朝陽を見れただけで、こうして旅行に来た価値があったと思う。
私の目を見れず、恥ずかしそうに左下を見ている朝陽の体を優しく布団に倒し、顔が見えるように髪を払った。
「湯船に髪を浸けちゃったから、乾かさないと。ユヅも冷たいでしょ?」
未だ目線を逸らしたまま、そう言った朝陽の顔は風呂に入っていた時よりも赤くなっている。
「別にいいよ。湯冷めしないように、終わったら2人でもう1度お風呂に入ろうか」
「終わったらって・・・今から何をしようとしているの?」
「私に言わす? そんな意地悪を言うなら止めるけど」
「ごめん。やめないで」
朝陽は上目遣いで私を見ると、既にはだけきった私の浴衣を摘んだ。その仕草があまりにも可愛くて、自分の中の何かが弾けた。
まだ暖かく、湿った頬を撫でながら、朝陽の唇に自身の唇を優しく重ねる。その瞬間、時間が止まったような感覚が広がった。朝陽の唇は雲のように柔らかく、その感触が心に染み渡る。
少し離しては、再び唇を重ねる。それを何度か繰り返し、キスをしたまま朝陽の浴衣に手を伸ばすと、朝陽がその手を掴んで拒んだ。
「恥ずかしいから、電気だけ消してもいい?」
朝陽と熱い口づけを交わしたまま、枕元にある間接照明の電源を手探りで消す。少し手間取ったものの、やがて部屋はより一層薄暗くなった。襖の隙間から、微かに露天風呂の明かりが差し込んでくる。お互いの顔が辛うじて見えるくらい。
私は朝陽の浴衣を脱がせ、首筋にキスをして、そこから徐々に下へ移っていく。
と、その時。布団の脇に置いてあった朝陽のスマホに着信が入った。私が学生時代にテレビCMでよく流れていた楽曲が、不躾に寝室を占領した。
「出てもいい?」
ムードを見事にぶち壊され、ダメだと言う理由がない私は、朝陽にスマホを取って渡した。
朝陽は半分以上脱げていた浴衣を羽織り直しながら、スマホを持って寝室から出て行ってしまう。1人取り残された私は、大きな布団の上で大の字になって天井を見上げた。さっきまで汗ばむほど暑かったのが嘘のように、今は身震いするほど寒い。襖の向こうから、朝陽の声がほんの少しだけ聞こえてくる。しかし会話の内容までは分からず、それがかえってもどかしい。気にしないようにすればするほど、朝陽の声が耳に入ってくる。気にするような事じゃないと頭の中で理性が囁くけれど、私の胸の奥に芽生えた疑念は、冷たく、しつこい。こんな時間に誰だろう。久しぶりの夜の営みを中断してまで、出ないといけない電話の相手。心の中で微かな不安が膨らんでいく。
私は、朝陽の事を全て知っている訳ではない。それどころか、知らない事の方が多い。大学での友人関係や、専攻していた学問。私が寝たり、働いている時間帯の朝陽を知らなかった。大学では男とも接する事があるだろう。朝陽が男と話している姿が、私には想像できない。そもそも、私と出会う前からレズビアンだったのだろうか。
「4年間も一緒に過ごして、朝陽の事を何にも知らないんだな」
胸にずしりと重い何かが落ちてきた。自分から話してこない限り、私は朝陽の過去について尋ねた事がない。いくら恋人とはいえ、プライベートな事を無理に聞きたいとは思わなかったから。私だって他人に誇れるような人生を歩いてきた訳じゃない。大事なのは今で、朝陽が自分の前で見せる姿以外の朝陽を知ろうとしてこなかった。それはある種の、私の余裕だったのかもしれない。いつも子犬のように私にべったりで、好きだと言い続けてくれる朝陽が、私から離れるなんて事は絶対にないのだと。
こんな事を考えている自分が、私は本当に嫌になった。
たった1本、朝陽が電話に出ただけじゃないか。
朝陽と過ごしていると、私が私じゃなくなる事が多々あった。直ぐにこうやってメンヘラみたいな思考になったり、ふとしたことで顔を綻ばせたり。こんなの本当の私じゃない。
そんな事をひたすら考えていると、朝陽が電話を切る音が聞こえてきた。私は咄嗟に目を瞑り、眠ったフリをする。何とも思っていないよ、と態度で示したかったけれど、これじゃまるで拗ねているみたいじゃないかと直ぐに後悔した。暗闇の中、うっすらと目を開け、襖の方を注視する。朝陽は襖をそっと開けると、気配を感じさせないように静かに中へ戻ってきた。スマホの光は既に消え、朝陽の顔はぼんやりとしか見えない。朝陽は私が眠っていると思ったのだろう。はだけていた私の浴衣を軽く整え、布団を被せてくれた。そのまま、自身も布団に潜り込んで、深い溜息を吐いた。
「電話、誰からだったの?」
私は我慢できずに、眠ろうと目を閉じた朝陽に尋ねた。
「起きていたんだ。ごめんね。雰囲気を壊しちゃって」
「それは全然いいんだけど」
「電話は病院だった。なんかね、お母さんがまた入院する事になったみたい」
おっさんの自慢話のように朝陽はスラスラと喋るから、思わず聞き流しそうになった。
私は布団を払いのけ、上体を起こして朝陽の方を見た。
「入院って。寝てる場合じゃないでしょ」
心配して、朝陽に詰め寄る私を鬱陶しそうに、朝陽は私に背を向けるように寝返りを打った。
「大丈夫だよ。電話をくれた看護師さんも、命に別状は無いって」
「だからって・・・」
「しょうがないよ。東京行きの新幹線も既に終電が出ちゃったし。明日、朝イチで帰るよ。ごめんね。せっかくの旅行を台無しにしちゃって」
「そんな事、気にしなくていいよ」
「まだ、退院して1ヶ月だよ?」
「・・・」
「半年に1度くらいだった入院の頻度が、数ヶ月に1度になって。今度はたった1ヶ月で病院に逆戻りなんて。このままじゃ入院している時間の方が長くなっちゃうよ」
背を向けて横になっている朝陽を後ろから抱きしめた。唯一の家族である母親が入院する事になって、朝陽が平静な訳がなかった。普段は偉そうに朝陽を子供扱いしている私だけど、朝陽を慰める言葉が見つからない。いつも以上に小さくなっている背中を見ていると、何の力にもなってあげられない自分が惨めに思えた。
貴方の香り 伊咲 ヒコ @isakihico
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