浦島太郎は二度、騙されない
夜狩仁志
浦島太郎は二度、騙されない
俺は日本人のほとんどが知っていだろう、いわゆる浦島太郎だ。
現代で言う平安時代と呼ばれた時代の生まれだ。
今は故合って、一人の高校生「
そして今日も、いつもと変わることなく学校へと通うのだった。
俺がなぜこの世界に生きているのか?
なぜ偽名を使って生きているのか?
それは全てを
今からさかのぼること約1000年ほど前、俺は貧しい漁師の子として生まれ、毎日海に出て漁をする生活を送っていた。
そんなある日、浜で虐げられていた亀を救ったのだ。
そしてそのお礼にと、亀は俺を海中深くにある竜宮城へと招待してくれたのだった。
そこではこの世の者とは思えないほどの、若く美しい絶世の美女「乙姫」がいて、俺を快く迎えてくれた。
毎日、ご馳走を食べ、海中の美しい景色を眺め、可愛らしい女中達と遊び、そして乙姫と語り合い、いつしか懇ろな関係となっていたのだった。
しかしそんな生活も、長くは続かなかった……。
俺はある日を境に、竜宮城を逃げ出したのだった。
俺が戻ったこの世界は、すでに数十年の年月が経過していた。
さらに、俺はいつの間にか不老不死の身体となっていたのだった。
俺は知らず知らずのうちに、乙姫に人魚の肉を食べさせられていたようだ。
人魚の肉を食べた人間は年を取らなくなるという。
お陰で不老不死の体となってしまった。
そのため西暦2000年を過ぎたこの今でも、若者の体のままなのだ。
ただ、これまでの俺は生活は、乙姫から逃げるために必死だった。
陸地まで乙姫の追手がやって来て、俺を連れ戻そうとするのだ。
それだけじゃない。人間同士の争い、戦国時代や幕末、世界大戦と、幾度となく命の危機に見舞われながらも、人間に戻る方法を探しつつ、身を潜めて細々と生きてきたのだ。
そんな乙姫の追手から逃げ回っていた人生、どうやらうまく逃げ切ったようで、最近はほとんど見かけない。
さすがにこんな時代にでもなれば、向こうも諦めて大人しく海の中で生活しているのだろう。
俺はこの時代、ごく普通の平凡な一人の高校生として暮らし、今年の春、とある学園へと入学した。
こうして俺はようやく、平和な現代日本の高校生活を満喫していたのだった。
今では仲の良い友人もでき、可愛い女の子たちとも仲良くなった。
今まで蓄え隠しておいた金銀財宝で、悠々自適の一人暮らし。
実に順風満帆の生活!
あとは、この体を元の人間の体に戻し、普通の人間として人生をまっとうしたいだけだ。
そして今日、俺の通う学園では、二泊三日の臨海学校のため、海近くの施設までやって来て活動するのだった。
正直、俺は海には近づきたくなかったのだが、ここ最近は乙姫からの脅威も薄れてきたので、大丈夫だろう。
日も沈み、夕方の自由時間。
俺は一人、潮風の香る中、施設内をぶらぶらと散歩していた。
すると、
「ねえ、裏山くん?」
と、不意に俺に話しかけてくる美少女が現れた。
俺を待ち伏せしてたのだろうか?
目の前の進路を遮るようにして現れた女の子。
この、キラキラと眩しいオーラを放つ可愛い子は、
人気アイドルグループの一員で、芸能活動をしている本物のアイドル「
明るく天真爛漫な性格で、誰からも好かれる美少女。正真正銘のアイドルなのだ。
そんな同じクラスの熊野さんも、なぜか入学当初から俺を慕ってくれる。
「これから一緒に、浜辺でも散歩しない?」
ほんのり顔を赤らめながら、そんな提案をしてくる。
夕暮れ時の浜辺で、二人っきり……
これは、もしかすると!?
「ああ、行こうか」
断る理由もなく、俺は承諾する。
何度か一緒に出かけたり、食事をしたことのある熊野さん。
これはもしかして、今日、俺は告白されるのか?
期待に胸膨らませ二人で海に向かっていると
このいい感じの雰囲気に、別の女の子が割り込んで来やがった。
「裏山様、ここにいらしたのですね。探しましたわよ」
声をかけてきた女の子。
この子は、読者モデルの仕事をしているといわれている、すらっとした高身長のスタイルバツグンの「
パッと見、おしとやかな感じだが、実は腹黒く打算的な性格らしい彼女も、俺の前ではそのような姿は見せず、よく気軽に話しかけてきてくれる。
「せっかくですので、ご一緒に海でも見に行きませんか?」
「え? あ、ああ、でも、熊野さんも一緒なんだけど……」
「あー いたいた! 裏山! 海行かない?」
微妙な雰囲気になった俺たち三人に、また別の子がカットインしてきた。
明るい声で入り込んてきたのは、今時のギャルで、髪を茶色く染めて、体中にアクセサリーを身に付けてキラキラさせている「鈴木」さん。
一見不良な感じのする外見だが、実は一途で俺に近寄っては、なにかと世話を焼いてくれる可愛い奴なのだ。
「ねぇ、せっかくの臨海学校なんだし、海見に行こうよ〜」
「あ? ああ、いいんだけど……」
いつの間にか三人の美少女による、俺の争奪戦が始まる。
そんな時、俺の袖を無言で引っ張る子が……
「…………」
「
無言で俺の後ろに隠れるようにして立っていた子が、いつも目立たなく、壁や物影に隠れている「華憐」ちゃん。
小柄な体格に眼鏡をかけ、髪の毛も長く深く垂らした、影の薄い内向的な女の子。口数も少なく、友達と一緒にいることもなく、いつも一人図書室にいる。
なぜか俺のことを慕ってくれていて、いつの間にか俺の背中にくっついてたり、移動する時はなぜか俺に隠れながら歩いてくる、なんだか守ってあげたくなるような可愛らしい子だ。
「……海、行きたい」
「そ、そっか? 見たいのか? 海?」
なんだか今日は、いつも以上に人気者だな、俺。
「おーい! 志郎! 泳ぎに行こうぜ!」
「なっ!?」
そんな甲高い声とともに体に鈍い衝撃が走る。
いきなり叫びながら体当りしてきたコイツは、
陸上部に所属していて、なによりも運動することが好きな「大塚」さん。
常に走り回っている印象の彼女は、ショートヘアのボーイッシュ。男勝りで力も強く、よく俺を遊びに誘ってくれる女友達だ。
「なあ! 一緒に泳ごうぜ!」
「いや……夜だし、水着ないし」
こうしてあっという間に学園内屈指の美女達に囲まれて、俺の体の取り合いが始まってしまう。
みんな、運良く俺と同じクラスになり、そして偶然の重なりで全員からモテる俺は、本当に幸せ者だと感じてしまうのだった。
生きててよかった〜!
この時代は最高だな!
みんな良い子で、一人選び抜くなんてことは、俺には出来ない!
そんなわけで、
みんなで仲良く夜の浜辺へとやって来る。
「うぁーきれいー」
「夜の海も神秘的で美しいですわね」
「ねぇねぇ、波が」
「……ステキ」
「海は泳いでなんぼだろ!」
みんな海を目の前にして、キャッキャウフフとはしゃいでる。
実に良い景色だ。
そんな楽しく話していると俺たちの前に、忍び寄る黒い影。
「あなた達!! 何をしてるの!?」
声を荒げて立ち塞がるその子は……
生徒会長の「早乙女」さんだっ!
同じクラスの早乙女会長は、絵にかいたような美少女で才色兼備の超スーパーお嬢様。
整った顔立ちと、腰まで伸びた美しい黒髪。豊満な体と、申し分のないプロポーション。
ただ、いささか性格に難がある。
何故か俺にばかり強く当たってくるのだ。
風紀が乱れるからなのだろうか。女の子と仲良くしているところを目撃されると、執拗に叱りつけてくるのだ。
確かにこんなに女の子を周囲にはべらしていては、目の敵にされるのかもしれないが。
俺だって、波風立たないように平穏な生活を送ろうと努力しているのだが、周りの女の子がなぜか集まってくるんだ。
数百年生きてきて、こんなこと初めてだ。
ちょっとくらいは、女の子と仲良くしたっていいじゃないか。
早乙女生徒会長の一喝で
皆がいっせいに押し黙る。
急に周囲は、波の音しか聞こえなくなる。
明らかにみんなの表情がこわばるのが分かった。
重苦しい空気が漂う俺は、
「あ、あ会長? 夜間外出はダメだったんだっけ?」
と気さくに答えるが、全くの無反応。
「まいったなぁ。今日はもう戻るしかないか」
と、俺が振り向こうとした瞬間!?
全員が俺の体にしがみ付く!?
なっ!?
身動きが……取れない?
「おい! お前ら、なにしてんだ!?」
目を合わせようとしない。
まるで恐怖で怯えているかのように。
あの常に笑顔を絶やさない熊野さんも、
澄ました顔の沙代里さんも、
元気いっぱいの鈴木さんも、
無表情の可憐ちゃんも、
フフフ……
どこかで誰かの忍び笑いが聞こえる。
それはまさかの会長。
「フッフッフ……長かったですわ。本……当……に、長かった……ですわ!」
「か、会長?」
あの真面目一辺倒の会長が不気味な笑顔を浮かべて、俺を見下ろしている?
「千年ほど経ちましたでしょうか? 体感的には1万年ほどに感じられましたわ」
「……お、お前まさか!?」
「つれないですわね、私の顔をお忘れですか?」
「……かっ、
か、会長?
まさか……?
お前!
竜宮の乙姫か!?」
姿かたち、顔から性格まで変装していいやがった!
今の今まで!
まったく気づかなかった!
しまった!
完全に油断していた!
まさか陸に上がってきているとは!
しかも現代の女子高生に扮しているとは!
「私はいかなる時でも、浦島様のことを忘れたことはございませんよ」
「いやもう、忘れてくれ!」
逃げようにも五人の女の子が必死にしがみ付いて放さない。
「おい放せってよ!」
まさか……こいつらも?
乙姫の手先、だったのか?
「みんな、だましてたのか?」
顔を背ける女の子たち。
鳴き声を抑える声。
体を震わせているのが、伝わってくる。
そうか……
俺は裏切られたのか。
いや、最初からこういう筋書きだったんだな。
道理で話が出来すぎてるわけだ。
失意で抵抗する力も振り絞れなかった。
そして地響きがなり、浜辺の砂が盛り上がり、俺を囲むように巨大なヒトデが出現し、仁王立ちする。
さらにその後ろにはサンゴがはえ、森のように辺りを取り囲む。
完全に囲まれた。
終わったわ、俺。
「さあ、観念していただきますわよ!
浦島さまっ!」
長い間、必死で逃げ続けていたが、
こいつらも長い年月をかけて、陸でも活動できるように進化していったんだな。
諦めに近い感情でうつむく俺。
足元では可憐ちゃんが、弱々しい力で精一杯俺の足にしがみついている。
「君も、俺を騙してたのか。ショックだよ」
「うぅ……ごめんなさい。浦島様……」
きっと本心ではないのだろう。
そう思いたい。
この頭おかしい乙姫に命令されて、いやいややらされてるに違いない。
「カレイ! しっかり掴んておくのよ。逃がしたら、あんた、煮付けにするからね!!」
カレイ?
そうか、可憐ちゃんはカレイだったのか。
「浦島様……
私……まだ……
煮付けになりたく……
ないですぅ」
涙でいっぱいの目を俺に向けてくる可憐ちゃん。
「お、乙姫! お前!!
そういうところだぞ!
俺が嫌になったのは!!」
そう!
乙姫はかなりの猟奇的ヤンデレだったのだ!
俺がまだ竜宮城にいた時の頃……
ある日のこと、女中のアジ三人娘と仲良くじゃれ合っていたのだった。
その日の晩飯で……
「浦島様、今日は私めがご用意を……」
「珍しいな、乙姫自ら食事の用意をしてくれるとは」
「こちらはアジの刺身です。
これはアジの一夜干し。
そしてアジのナメロウ」
「おお、美味そうだな! ……そういえば、いつも身の回りの世話をしてくれる三人娘が見当たらないなぁ」
「居りますわよ」
「え?」
「浦島様の目の前に、自らのお勤めを立派にこなしておりますわよ」
アジ……アジ……?
まさか……!
「
病的なまでの愛情と固執。
俺が関わる異性には、嫉妬と憎悪で破滅に追いやる。
そして俺は狂信的な愛情で束縛され続け、遂に乙姫の目を盗んで逃げ出したのだった。
「お前の、そういうところだぞ!
分かってんのか!」
「さあ浦島様、私の積年の
ヤバい、
俺を見る目が完全に逝っちゃってる。
よく今まで普通の学生として耐えてたよな。
とにかく、ここで捕まったら、不死身の俺の半永久的な一生は、こいつに振り回されて……
なんとかここを逃げ出すには……
そうだ!
俺は浜辺で花火をしようと、ライターをポケットに入れてきたのだ。
こいつで!
俺はかろうじて動かせる右手をズボンのポケットに突っ込み……
そのまま着火!
燃え上がるズボンに右腕を掴んていた熊野さんが「キャッ!」と小さく叫び、拘束が緩む。
今だ!
俺は女の子たちを振り払い、上着を脱ぐとライターで火を付け、燃え上がる服を振り回す。
悲鳴を上げうろたえ、後退りする女の子たち。
そう、海の生き物は、火が苦手なのだ。
俺は火達磨になっても、早々死なない。
そのままヒトデとサンゴの群れに突っ込み、なぎ倒していく。
「なにをしてるの! お前たち!
スズキ! くまのみ! カレイ! サヨリ! カツオ!
逃がしたら、お前たち、刺身にするからね!!」
ごめんみんな……
俺も嫌なんだ。
後ろ髪引かれる思いで、俺はみんなを置いてその場から逃げ出した。
足の速さなら俺のほうが上だ。
浜辺を抜け出し、海岸線の道路まで逃げてくる。
そこにちょうど、1台のタクシーがやって来た。
俺はタクシーを止めて乗り込む。
「お客さん? どちらまで?」
「とりあえず走ってくれ!!」
「はい」
これでなんとか、この場はしのいだ。
だが、正体がバレてしまったら、もうここには居られない。
くそっ!
あと何年?
あとどれくらい、また隠れればいいんだ!?
「お客様、どこへ向かいましょう?」
「そ、そうだな! と、とりあえず家に戻って、体勢を立て直して……逃げなくては」
「家と言われましても……」
「と、東京! 〇〇区の……一丁目!」
「……おかしいですね。学園への届け出の住所とは、お住まいが違うようで」
「な、なに?」
「…………なるほど、そこが今の浦島様の隠れ家なのですね」
「な! なんで俺の名を!!」
「浦島様のお帰りになるお住いは、ただ一つ。竜宮城です」
「お、おい!どこ行く気だよ」
車は進路を変える!?
運転手の名札を見ると、
亀田……
「お、お前は、まさか……あの時、助けた亀か!!」
「いえ、私はその子です。父は浦島様を逃がした責任を追及され、海亀のスープにされました」
なっ!!
なんてことだ!
乙姫のヤロウ!
「取りあえず停まれ! 下ろせ! あんな所、深海の監獄だろ。そこで永遠に乙姫と暮らすなんて、地獄だ!」
「そうはいきません。乙姫様のご命令ですので」
亀は車を止める様子はなく、そのまま道を走り続ける。
「あれから私たちも非常に苦労いたしまして。なんせ乙姫様は、私たち海の動物にも陸に出て浦島様を探し出せとおっしゃるもので。
長い年月をかけまして、進化した次第でございます」
「俺はその間、必死に逃げ回ってたさ」
「浦島様が海の生活がお気に召さないようでしたら、我々が陸に上がるしかないと」
「そういう問題じゃない!」
「よろしいではないですか。お美しい乙姫様と永遠に一緒にいられるのですから」
「それが嫌で、逃げてるんじゃないか!」
「そうおっしゃられずに。連れて戻らないと、私も海亀のスープにされてしまうのですよ」
「そういうところが嫌だから逃げてるんじゃないか!」
「観念してください。千年も自由気ままに暮らしていたのですから」
「そんな簡単な年数じゃねえ。大変だったんだよ!」
くそっ!
こいつも敵だったか……
ドアにも鍵がかかり開かない。
どんどん街から離れているし。
「それより、どこへ向かってるんだよ!?」
「お二人の新居、龍宮邸でございます」
「なんだとぉ!!!」
「乙姫様は苦労なされて地上でも生活できるように進化されました。そこで海の見渡せる岬に豪邸を建設しまして、そこで浦島様と永遠に暮らすということです。
「俺は絶対行かないからな! 行くくらいなら、死んでやる! ハンドルよこせ!」
「浦島様は不老不死の身。そう簡単には死ねませんよ」
「うるせぇ!」
「……実は私も、浦島様を多少なりとも不憫に思うところもございまして。父を助けていただいたご恩もございます」
「じゃあ逃がしてくれ」
「それは無理です」
「じゃあ!」
「どうやら浦島様は、普通の人間に戻りたいご様子で」
「そうだよ! 俺に秘密で人魚の肉、食わせてたんだろ!」
「実は人間に戻る、ただ一つの方法があります」
「本当か!? なんだそれは?」
「玉手箱です。それを開けて、中から出てきた煙を吸えば、元の人間に戻ります」
玉手箱!?
「どこにあるんだ!」
「浦島様が探し求めておられる玉手箱は……龍宮邸の乙姫様の寝室。そこにございますよ」
「なっ!?」
「それを見つけ出しましたら、私が安全な場所までお送りいたしますので、ここは今しばらくの堪えどころと思い、乙姫様と生活を共になさってください。気を見計らって保管場所を聞き出し、奪い取れば……」
くっ、どうする?
これは罠だ。きっと罠だ。
俺をおびき出すための。
これで玉手箱が存在しなかったら、俺は……
「よろしいではないですか。絶世の美女と永久に暮らしていけるのですから」
「…………性格に難があるんだよ」
しかしこうなった今では……
こうして俺は、もう一度、海の
乙姫に、取りあえず学園を卒業するまで学生同士のプラトニックな関係を楽しもう、と提案して。
そして卒業するまでの間に、なんとかして玉手箱を奪い取るのだ!
こうして俺の、疑似ハーレムと一人のヤンデレとの生活が、始まるのだった。
浦島太郎は二度、騙されない 夜狩仁志 @yokari-hitosi
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