私のスボラで虫と格闘する羽目になった話
達見ゆう
第1話 それはある日の壁から始まった
筆者は片付け下手である。そして、服は買う頻度は減ったが、下着などはお肌に優しいものを模索中なため、種類が多い。
近年は気候変動であっという間に夏になり、冬になる。かと思えば気まぐれで前日とは正反対の気温にもなる。そして、真冬でも満員電車では汗をダラダラとかく。
全部しまうと泣きを見てしまうのでごちゃっとしていた。夫の寝るスペースまで侵食してしまったので今は別室に寝てもらっている。申し訳ない。
そして、朝起きた時に白い壁に何か点が見えた。視力0.1の私が目を凝らすとヒメマルカツオブシムシ虫の幼虫であった。これはウールやシルクなどを食べる厄介な虫である。
私は蜘蛛以外の虫には慈悲はない(蜘蛛はハエや蚊を食べてくれる)ので速攻で始末した。
ここにこれがいるということは、もしかしたら服に被害があるのかもしれない。
翌日もまた出現したので、またも始末して週末には片付けようと「一度着た服を入れるとりあえずカゴ」に入れたセーターを着て出勤した。
それは悲劇(喜劇?)の始まりであった。
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