ウソ?ラミアって実在してるの?!?!〜ラーラとの出会い〜
私は花村 シホ。見た目は平凡な32歳の独身OLだ。彼氏は居ない。
美人でもブスでもなく、体型もデブでも華奢でもない。
少しオタク気質がある。特撮ヒーローモノが好きとか、某国民的RPGの同人誌とかを買い漁ったり...とかね。
最近、BL系同人誌にも興味を持ち始めた。
平日は大都市である東京都
いつものように定時まで仕事をし、地元の
冷蔵庫に食材を詰め込んでから、ベッドにバタンキュー!
寝転がりながら、久しぶりに親友ミーコと電話すると、毎日セクハラにあって大変なんだと愚痴をこぼしてきた。
ミーコとの電話を終え、ベッドから起き上がり、
「ミーコちゃんとこのク⚪︎上司、マジ許さねぇ!フィクションの世界なら、シ刑にしてるとこだよ!」
と、1人で愚痴をこぼしていると...
「私がソイツを食ってあげようか??」
えっ?
私は一人暮らし。ペット禁止なのでオウムなんて居ない。
「貴女の右肩見てみて。」
なんだなんだ???
恐る恐る見てみると...
「!!!!!!!!!~!!!」
紫のロングヘアーに、
小悪魔的な顔立ちの可愛い顔、
上半身はスッポンポン(大事な部分はロングヘアーで隠れてる)、
下半身は緑色の鱗の大蛇をした、
手乗りサイズの女の子が、
私の肩に乗っかってるではないか!
女の子は女の子でも、ラミアですね、ハイ(汗)
ファイナ⚪︎ファ⚪︎タジーシリーズにはよく出る、女モンスターですな。
ラミアさんが言う
「貴女はシホって言う名前でしょ?貴女は私のご主人様として相応しい人間とお見受けし、魔物しか住んでいない、遠い遠い世界から参上しました。因みに人間界の人間は基本的には私の姿は見えないわ。ご主人様だけしか見えないの」
なんと、私のことを目をつけていて事前に調べ上げ、逆スカウト(?)してきたと言うのだ。
「あのぉ?私をご主人様と呼んでるけど、貴女は何が目的で私に仕えるのかい??」
私がラミアさんに問うと、
「人間を捕食したいの!あっ、でもこの国の専門用語で言うDQNな人間だけよ。この国って、悪い奴が法の裁きを受けても、被害者が納得できる刑罰にならないことが多いって言うじゃない?だったらぁ、そんな奴は私のエサになれば良いのよ♪
そんなDQNを探す為のパートナー…いえ、ご主人様は、貴女がピッタリなんです。性格とかの相性が。
大丈夫!私ね、時間を止めたり異空間を発生させたりする力があるのよ。時間を止めてから悪い人間を異空間に閉じ込めて、そこでヤツを捕食するから!そうすれば、こっそりこの世から消せるってワケ!」
ラミアさん、チート級の能力やん!
悪人を喰い⚪︎すなんて、デ⚪︎ノートのラミア版じゃん!
まぁ、正直言って、悪人ならタヒんだって構わないねぇ。
腹黒シホが発動した。
「ところでラミアさん、貴女のお名前は??」
「私たちには名前なんて無いですよ。私達の世界では、平民には固有名詞である『名前』は無いの。」
「なら、ご主人の花村シホが名付けます!
貴女は今からラーラです!」
読者から、ネーミングセンス悪ぃと突っ込まれるに
こうして花村シホと、ラミアのラーラとの秘密の共同生活が始まった。
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