ウソ?ラミアって実在してるの?!?!〜ラーラとの出会い〜

私は花村 シホ。見た目は平凡な32歳の独身OLだ。彼氏は居ない。

美人でもブスでもなく、体型もデブでも華奢でもない。

少しオタク気質がある。特撮ヒーローモノが好きとか、某国民的RPGの同人誌とかを買い漁ったり...とかね。

最近、BL系同人誌にも興味を持ち始めた。


平日は大都市である東京都神宿しんじゅく区で、大手企業の派遣社員として事務で働いてる。

いつものように定時まで仕事をし、地元の仲野なかの区に戻ってスーパーで夕飯の買い物、そして家賃月68,000円の1K、オートロックマンションに帰宅。

冷蔵庫に食材を詰め込んでから、ベッドにバタンキュー!


寝転がりながら、久しぶりに親友ミーコと電話すると、毎日セクハラにあって大変なんだと愚痴をこぼしてきた。

ミーコとの電話を終え、ベッドから起き上がり、

「ミーコちゃんとこのク⚪︎上司、マジ許さねぇ!フィクションの世界なら、シ刑にしてるとこだよ!」

と、1人で愚痴をこぼしていると...


「私がソイツを食ってあげようか??」


えっ?

私は一人暮らし。ペット禁止なのでオウムなんて居ない。

何処どっから声が?!?!


「貴女の右肩見てみて。」


なんだなんだ???


恐る恐る見てみると...


「!!!!!!!!!~!!!」


紫のロングヘアーに、


小悪魔的な顔立ちの可愛い顔、


上半身はスッポンポン(大事な部分はロングヘアーで隠れてる)、


下半身は緑色の鱗の大蛇をした、


手乗りサイズの女の子が、


私の肩に乗っかってるではないか!

女の子は女の子でも、ラミアですね、ハイ(汗)

ファイナ⚪︎ファ⚪︎タジーシリーズにはよく出る、女モンスターですな。


ラミアさんが言う

「貴女はシホって言う名前でしょ?貴女は私のご主人様として相応しい人間とお見受けし、魔物しか住んでいない、遠い遠い世界から参上しました。因みに人間界の人間は私の姿は見えないわ。ご主人様だけしか見えないの」

なんと、私のことを目をつけていて事前に調べ上げ、逆スカウト(?)してきたと言うのだ。


「あのぉ?私をご主人様と呼んでるけど、貴女は何が目的で私に仕えるのかい??」

私がラミアさんに問うと、

「人間を捕食したいの!あっ、でもこの国ので言うDQNな人間だけよ。この国って、悪い奴が法の裁きを受けても、被害者が納得できる刑罰にならないことが多いって言うじゃない?だったらぁ、そんな奴は私のエサになれば良いのよ♪

そんなDQNを探す為のパートナー…いえ、ご主人様は、貴女がピッタリなんです。性格とかの相性が。

大丈夫!私ね、時間を止めたり異空間を発生させたりする力があるのよ。時間を止めてから悪い人間を異空間に閉じ込めて、そこでヤツを捕食するから!そうすれば、こっそりこの世から消せるってワケ!」

ラミアさん、チート級の能力やん!

悪人を喰い⚪︎すなんて、デ⚪︎ノートのラミア版じゃん!

まぁ、正直言って、悪人ならタヒんだって構わないねぇ。

腹黒シホが発動した。


「ところでラミアさん、貴女のお名前は??」

「私たちにはですよ。私達の世界では、平民には固有名詞である『名前』は無いの。」

「なら、ご主人の花村シホが名付けます!

貴女は今からラーラです!」

読者から、ネーミングセンス悪ぃと突っ込まれるに違ぇねぇちげぇねぇ



こうして花村シホと、ラミアのラーラとの秘密の共同生活が始まった。

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