2 小鳥とイラストレーター。

 小鳥とイラストレーター。


 こはくは一生懸命頑張っている。そんなこはくをみているとなんだか、ぼくまで頑張ろうって気持ちになった。

 ぼくはこはくと一緒にこはくの走っている道を走ってみることにした。

 ぼくはイラストレーターとして(といっても、まだこはくと一緒で、生まれたばかりのひな鳥で、プロではないのだけど)白虹こはくという人物の絵を描いた。(心を込めて描いた)

 ぼくは白虹こはくや配信のためのイラストを描いて、こはくは白虹こはくになる。そして、二人で台本を書き、企画を考え、そして動画の編集をしたりする。そんな毎日をこはくとぼくは過ごしていた。

 ぼくの名前は小鳥。

 こはくとは高校生のときからの友達で、誤解されるかもしれないから今のうちに言っておくけど、女性だった。(ぼくとこはくは女子高に通っていた)

 ぼくの名前はちゃんと白虹こはくのプロフィールのところに、絵、小鳥。として書かれている。

 もちろん、最初からすごくうまくいくとは思っていなかったけど、最初のライブ配信から、一か月。登録してくれた人は、百人になった。(すごく嬉しい)

 今は、そのお祝いの企画をどうするのか、こはくと一緒になって、うんうんと悩みながらぼくは考えていた。(こはくは今、疲れて眠ってしまっている)

 さてと。どうしようかな?

 ここからがぼくのお仕事だった。こはくのパートナーとして、なんとしても、みんなに楽しんでもらえる配信にしないといけない。(うん。頑張ろう)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る