第35話 日曜日の思い出の分類

良い思い出って、しっかりと心に残っている。

たくさんあればあるほど、やはり幸せであったのだろうか。

振り返れば自分だけが幸せに思っていたり、楽しかったんじゃないかって今は疑っていたりして。

良くない思い出は目を背いても心にひそんで重く深くたまっていく。

そんな時、良い思い出でうめつくせば楽になるのかなって考えるけど、良い思い出はすり抜けるように消えていく。


この二種類の思い出はたまるところ、絶対違うよきっと。

両方の思い出は生きていればいるほど、当たり前だけど増え続ける。

溢れてしまわないよう、いつか、忘れてしまうのだろうか。

その日までは、繰り返されて保管されていく。


中和されるとしたら、どーでもいい思い出の存在。

これは、ちゃんと消えていってくれてるみたい。

しかも、どうでもいい時に何故かどこからかやってきて思い出す。

実は都合の良い思い出だったり。


ん?、三種類なのか⁉︎

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