第10話 水曜日の色いろ
すっきりお目覚めおはよーっ!
キッチンの窓から見える見慣れた風景に向かって声がけ。
(ん?何かが主張している空気感、オーラ〜?呼んでる?)
そんな圧に引き寄せられて落とした視線がキャッチしたのは、水さしのグリーンの二枚の葉っぱだった。
ちょっと暗めの冬のグリーンに、ナンテンを混ぜて飾っていた中に、一本だけデュランタの枝をさしていた。
デュランタの明るい緑色の葉は、やや黄色味をおびている。
いけたグリーン達の中ではチャーミングに目立っていた。
ナンテンは紅葉してるはずだったのだが、渋めの葉色にとどまっている。
だからより目を引くデュランタ。
葉の2枚がいい具合にハートマークみたいに葉をよせて並んでいる。
(なんだか、とってもかわいい)
心がふわっと明るく染まった。
(もしかして、いい事ある?いい事きちゃう?)
予感が的中するようなハッピーに染まった毎日がおくれますように。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます