学園無双

ゲーミング豆腐

第1話 誕生

「おぎゃあ!おぎゃあ!」


「元気な男の子だな!」


「ええ。そうですねあなた。」


「名前はどうするんだ?」


「そうね...ライなんてどうかしら?」


「良い名前だな!よし、今日からお前はライだ!」


------------


「ふっ!!」

僕の一撃は父にたやすく防がれる。

「まだ軽い」


「ライー?ご飯よー!」


「はーい!すぐ行くよ!」


「もう飯の時間か」


俺はライ。6歳だ。とても辺鄙で平和な村に住んでいる。

この世界では基本的に付与の儀といって7歳にステータスやジョブ、スキルが見られるようになる。

ステータスやジョブはそれまでの努力や経験、そして才能によって左右される。

なので、こうして父に剣の稽古をつけてもらっているのだ。


「稽古は順調?」


「ああ。ライもかなり動けるようになってきたな!」


「そういえば、もうすぐ付与の儀ねー」


「強いのが良いなー」


「強力なジョブなんてそうそう出んよ!

 でも、強いに越したこたあねえしな!」


そうして、付与の儀まで稽古をつけてもらった。

そして、付与の儀当日。

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