阿保天井

河原屋序の創作落語の一つ。蕎麦屋の常助が飢饉に瀕した町に出て、商売を始めたところ、蕎麦を求める民草に飛ぶように売れ、大変繁盛した。値段をいくら釣り上げても売り切れる日々に常助はほくほくと暮らすが、そのうち自分の食事ですらも高くて手に入れられなくなり、やがては飢えて枯れ草のはざまに消えていくという話。常助の死に際の表情、所作が噺家の腕の見せどころとなっている。

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