LAVA 1980年作
ノルウェーの今でも活動しているバンドのファースト作。
一曲目 Larry Lee と言う曲名でインストロメンタル曲はノルウェーを感じさせないフュージョン曲で、そのタイトルどおりラリー・カールトン、リー・リトナー直系のもの。それと同じく2曲目もインスト曲。しかし、3、4、5曲目にはヴォーカルが入り、と言っても歌詞があるのは4、5曲目のみ。この2曲のヴォーカル曲以外はレスポールのなめらかな音色のギターソロ曲が支配的。
5曲目ではヴォーカル、ギターに加えエレクトリックピアノのソロが印象的。6曲目はバラード曲だが、サックスソロが印象に残るインスト曲。7曲目ではシンセサイザーアレンジがAORっぽい感じ、これにギターが入るさまはなかなか良く彼らには珍しいインプロヴィゼーションぽい、それにピアノソロも加わり、ジャム演奏的曲だと言える。8曲目は最後の曲で Song For A Broken Heart と言うタイトルどおり悲しい雰囲気のバラード曲。ピアノとフルートとクラシックギターで奏でる北欧人の心が表れた曲。
2016年度CD 化プリントされたものにボーナス曲が入っており、7曲目の Rustic の Alternative Mix でひと味違った演奏を聴かせている。
アルバムは30分程度のものだが、1980年当時の北欧は粗雑な音楽をするバンドが多数いたが LAVA は全く別物。アメリカのバンドで一流と言われてもわからない程。
それに夏の海に似合うサウンドはそんな環境でのドライブに合うと思う。試してはいないが、北欧と言うこともあり、夏の北海道にも合う気がする。
全体に印象ではあるが、メンバーは4人だが、他に参加しているミュージシャンが何人かいるが全員音譜に完全に通じている人で作られている楽曲だろう。
そんなわけで、これはフュージョンアルバムでAORとまでいかないにしろヨットロックアルバムで間違いない。
そんな超一流な彼らだが、これがノルウェーで後の a-ha が全世界でヒットを飛ばし、ハードロックではTNTなどが活躍して続くことになる。そうして、40年数年後の現在、彼らは現役で活動を続けている。
譜面の読み書きが出来、基礎がしっかりした人は強い。
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