第3話 魔法VS超能力

「あははー!私が元気つけるハズなのに逆に元気つけられちゃった!」

「フフッ…」「ベーコンシュークリーム食べますか?」「流行ってるんですか?」何だよベーコンシュークリームってええええ!!

「シュークリームの生地の中にベーコンとポテトのクリームが入ってる食べ物です!」

「あ〜シチューパイみたいな物ですか」

「はい!あ、そうだ!魔法を身につける伝道師が居るらしいんです!名はカイザーテイル…彼はこの魔法王国の重要人物です…下手に動けば」「動けば?」「死にます」「え!?」

「アナタはこの世界に来たばかりなのでそんな事は考えないとは思いますが一応警告です」

「わかりました!!…マップとかってあります?」

「今から魔法を身につけるぞ!」「アナタが伝道師!カイザーテイル!!」「キミの潜在的なパワーを計る…ほれ!」「体重計!?っぽいけど…よく見たら違う…」「キミの潜在魔法を計るにはその計測器の上に乗るんだ!」

体重計じゃねーか!!

「ゴトッ」なんだ?オーラ?薄いが…紫のオーラが…いや…赤紫?

「紫かーオーラは色によって変わる!赤に近い物は強く…青に近い物は弱い…つまり普通の強さだ」「はーっ!?」え?普通最強の魔法でしたーエイッ!敵殺したーじゃないの!?

「安心しろ…紫は成長しやすい証拠だ!努力を怠らなければ必ず赤にまで成長する!」

「必ず?」「あぁ!現に紫から赤に成長した奴が何人も居る!」「ホント!?やったー!!」

「少し良いか?」「うん?」「アナタは!王!!」


〜超能王国〜


「今から…魔法王国を攻めよう!」「え?いきなりですか?」「文句あるのか?お前なんか簡単に殺せる!!俺の上に立つ者は誰ひとり居ねー

俺こそが最強!!」


超能王国の王、無討間(むとう はざま)は

絶対的な力を持つ暴君だ


「カイザーテイル…紫と言ったな?」「はい」

「よく見ろ…赤が若干濃い」「赤紫!」

「そう…ソイツはC級だ」「中々の戦力になりますね」「あぁ…ソレと転移者よ!貴様がこの場所に転移した力は…魔法と超能力に似た…何かの能力だ」「どちらでも…ないんですか!?」

「あぁ…(無脳力…テレパシー………ヤバい事になったな…)貴様は俺が一旦は雇ってやる…無知の状態でこの世界は生き残れないからな…」

一旦…まぁそうか………無知の状態で生き残れない…か


「王!!王!!超能王国が!!進軍してます!!」「なに!?今すぐ迎え撃つぞ!!そうだ!貴様はここから一歩も出るな!!いいな!!」「はい!」進軍…まずい事になったっぽいな…

「王は魔法界最強…王が負ける事はない」

死亡フラグ!!それ絶対に負けるから!それあんま言わない方が良いよ!

「そうか…アンタは行かないのか?」

「ワシは弱い魔法だからなー」「弱い魔法?」

「あぁ…マルチタスク…左手で触れた物と右手で触れた物の位置を入れ替える…ちょっとしたマジックでしか役に立たない」

「そうか…………うん?入れ替えられる限度ってあるのか?」「考えた事はないなー…もしかしたらビルとビルを入れ替えられるかもな!ワッハッハッハッハー!!」

「出来たらスゲーよ…感心する」「だな…お前さんの魔法のオーラはわかった…魔法を解放できれば良いのだが…緊急時で人が居ないから万が一暴走してしまったら止める相手が居ないんだ」

て事は過去に暴走した奴が居るんだな…怖っ


「さぁー!狩りだ!!」「オール!!」

「バアァァァァァァァァァァァ!!」「いきなり王のお出ましか…」「俺が行く!よぉー!久しぶりだなー!オーエム・クリスター!」

「クソガキ…貴様は減らず口が絶えないんだな」

「フハッ!殺すぞ?」「脅しか?ならさっさと攻撃しておくんだな」「シュッ」「早っ!?」

「なにビビってんだオメーら…このぐらい…どうって事ない!!」


つづく

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