第2話 オタッキー
最初は授業中の“スマホゲームの内職”を密告された事だったが……
すぐにいじめは……僕に付けられた『オタッキー』(苗字の大滝のもじり)と言うあだ名と共に系統化され……僕はありとあらゆる種類のいじめを受ける事となった。
その内容は特にここには記さない。
後述する“送付書類”に各証拠写真と共に克明に記録されているから、もし目を通す機会があるならご一読いただきたい。
この書類は当初、“訴訟案件”になった時に備え、証拠を収集し作成した物で……僕はその“サジェスチョン”を母親が隠し持っていた“離婚に向けての準備”と言う本から得た。
ただ、今の僕は……『いじめの申し立て』は民事でも家裁止まり、公判の維持はまず無理だろうと考えている。
しかしながら万一、貴兄が掛かる目的をお持ちならば、その成功を心から祈るばかりだ。
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