第6話

考えがあるとリンさんは口にしたがあれから何も言ってはこない。それも気にはなるのだがもっと気になっているものは。

私のためにりんさんが用意してくれた部屋なのだが

「サクラなんでいるの」

「それはどっちの意味でしょうか」

うわタチ悪い。私がどちらも知りたがってること知っているのに。はぁ。まぁいいや

「どうしてこの部屋に仕事について行ったのではないの」

「そのことでいいんですね。可愛いですね」

なんだろう納得がいかないはぐらかされているの気分

「仕事ならもう終わった。今日は私をみせに行ったのだから」

一緒に帰ってきたのかな。

「つまらないですね」

「つまらないか。お前を喜ばせるつもりはないからな。喜んでほしいのはレイあなただけ」

この2人会ったら言い争いばっかだな。喧嘩するほど仲がいいってことかな。それに。

「喜ばせるって何。数日間放置してたのに」

私の言葉に口角を上げ微笑んでいた2人には気づかなかった私は呑気なバカ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る