第68話

箸が進まない瑠羽ちゃん


「瑠羽…こっち座れ」

龍夜が膝の上に瑠羽ちゃんを乗せた


「瑠羽ちゃん

雑炊作ってもらおうか?」

力也がそう聞くが

横に首を振る瑠羽ちゃん


拓也が仲居に何かを言うと

少しして女将が薄手の毛布を持ってきた


それを受け取った拓也は

龍夜と瑠羽ちゃんの所へ行って

瑠羽ちゃんを包むようにそれをかけた


ここにも過保護パパ発見…


瑠羽ちゃんが龍夜に何か話すと

龍夜が組員達を見回して

「お前ら 食い終わったら

入りたい奴は温泉入ってこい

今日は貸切だから背負ってる奴も

大浴場と露天風呂 両方大丈夫だ

ただ…出発に遅れるな」

「「「「ありがとうございます」」」」


その返事に微笑んだ瑠羽ちゃん


本当…周りの事に

よく気が付く子だよね


早々に食事を終えた

若い組員数人が


こっちへ

龍夜と瑠羽ちゃんの所へと来た

「なんだ?」

「ッツ 若…えっと…あの

これ…瑠羽ちゃ 瑠羽さんに」


そう言って差し出されたのは

アン〇ンマンの棒付きキャンデーと

チョコレート?


『あっ。アン〇ンマン…

貰っちゃっていいの?』

「「はい」」

『フフッ…ありがとう 嬉しい』

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