第15話
暫くそのまま微睡んでいた…
意識を手放した瑠羽から
自身を引き抜きゴミを捨て
タオルを巻き付けた瑠羽を抱きあげ
寝室を出て一番広いバスルームへ向かった
光がホテルで買った
バスソルトを入れ湯につかる
目を覚ました瑠羽を
向かい合わせに膝に乗せた
『龍夜 龍夜はなんで…
私といてくれるの?
もっと…綺麗でなんでも出来て
ちゃんと自分の家族のいる人と
今まで…たくさん出会ったでしょ?』
「瑠羽が瑠羽だからだ
エレベーターで
初めてお前を見た時に
守らねぇと って思った…
なんでか分かんねぇけど
話しかけて引き止めてた
それまで俺から女に話しかける事も
引き止めるなんて事もした事無かった」
『そうなの?』
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