第12話

『龍夜 これで足りるかな?』

「ある程度でいい

足りなきゃあっちで買えばいいだろ」

『そっか…』


「瑠羽」

『うん?』

「落ち着かねぇか?」

『ごめん…』


明日の夜、出発する

瑠羽は落ち着かないのか

荷物を開けたり閉めたり忙しい


「瑠羽 来い」

腕の中に瑠羽を包み込んだ。


『龍夜 父は…父に…

何を言われるのかな…』

「瑠羽 何を言われても

俺と瑠羽は変わらなねぇ

お前が俺を殺さねぇ限り

俺は離れねぇから…」


『ッツ…ありがと…』

「瑠羽 俺がいる」


『龍夜…ギュッってして…』

抱き締めた瑠羽に唇を重ねる


『フッァッ りゅ ぅゃ 』

「瑠羽…煽んなよ…止めれなくなる」


『ンッ…止め ないで…』

「ッツ…瑠羽…明日歩けなかったら

抱いて行ってやる…」

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