第4話 初陣

おれの初陣それはコブリン

つまりゴブリンの手下との

戦闘から始まった

野にそこらにいるコブリンがこちらを向く

「アギャァァ!」

「さぁいくよー」

「うぉぉぉ」

シールさんの言葉で4人全員が出陣した

おれは雄叫びを上げて突っ込みながら

リボルバーを撃った、

が一発も当たらず俺はコブリンの攻撃を

まともに食らった

「アギャ!」

「うぐあぁ!」

コブリンの尖った棍棒が

おれの左の胸をもろに貫いた

おれはそのまま意識を失った

そう死んだのである

「う、嘘だろ」

ガンが驚いた顔をしてこっちを向く

だが俺はムクムクと立ち上がった

「ナ、ナンダ!?」

おれは不敵に笑いながらいった

「ハッハッハ!俺の能力は不死!

 死ぬと体が再生して万全の状態で

 生き返れるのだ!」

「ほんとにチートすぎなんだよそれ」

ガンが言う

「ほら、生き返ったんだからいくよ」

とシールさんが声をかける

俺は再度リボルバーを撃ち今度はしっかりと

コブリンの脳天を弾丸が貫いた

「よしっ!」

「こ、この調子でいこー!」

とメイが励ましてくれた


そして俺ら4人でここら一帯の

コブリンを一掃した

今回の戦いで多分俺は3回は死んだと思う

「ふぅ楽な戦いだったね」

シールが額の汗を拭いながら言う

「まあ、あいつは3回ぐらい死んでたけど」

「しょうがないよ、初陣だし」

「へへへ…

 もしかしてこれ賞金とか出るんですか」

「うん、コブリンの首を転送魔法で交換所に

 送ると…」

メイが転送魔法を使う

すると1分とたたないうちに

食料など配給品が送られてきた

「おおー、今日は肉があるじゃんいいねー」

とシールが喜ぶ


「うまいっすね、ガンさんのシチュー」

「ああ、料理魔法を覚えているのはうちの

 メンバーでガンだけだから」

「おれはそもそも創ることが得意だから…」

「さすが!ガン!」

と美味しそうにシチューを頬張るメイだった

平和な空気に包まれたと思ったがそれもすぐ終わった

突然和風な音楽が流れてきた

1番最初に口を開いたのはシールだった

「っ!これは

 ナイトデーモンズ・ヒャークライン!」

「え?何ですかそれ」

「鬼が暴れる時に使うんだこの音楽!」

「てことは…」

ステイサムの後ろから突然小鬼が現れた

それにすぐ反応し弓で撃つガン

「チッ!」

しかし上手く矢が当たらずステイサムに

小鬼が襲いかかる

その時草むらから突然

1人のエルフが飛び出し

鬼とステイサムの間に入る

「な!だれだ…!?」

美しく、だがどこか幼い

そんな様なエルフだ

小鬼の爪がエルフの胸を切り裂く

「ううっ!」

エルフに攻撃が入ったのとほぼ同時に

ステイサムが弾を即時リロードし

リボルバーを撃ち小鬼に直撃

小鬼は目の前で倒れた

「ふー…助かった」

「大丈夫!?」

メイがエルフに駆け寄る

「シッ、近くの鬼に気づかれるよ」

とシールがみんなに屈むように伝える

「う、うん」

屈んだ後メイがエルフを回復する

エルフが話し始める

「あ、ありがとうございます」

「いや、こちらこそ助けてもらったし」

シールが言う

「いや…」

「と言うか君は一体なんで庇ったの?」

「あ、今回ラコロンド王国の方々の軍が

 来ると聞いて駆けつけてきたんです

 そこで鬼が走っていたので急いで…」

「そうなのか…君名前は?」

「…ニア」

各々名前を言っていく4人

「我等は君の言ったその軍の一員さ

 これから合流するところだ」

「そうなんですね強そうな方々で

 安心しました!」

「どこぞのやつはやられそうだったけどな」

とガンがステイサムの方をみる

「はは…」

「んーここからエルフの国は遠いよね

 村のはずれにいくにしても

 まあまあかかるけど」

「…実は私は村を追い出されて…」

「なんだって?」

ステイサムが反応する

「た、ただ!コブリンを助けただけなのに

 こんな穢らわしいものをって…」

「この世界、そんなことが存在するのか…」

おれは気分が悪くなった

「まあ君の事情はわかった

 君を送り届けてきちんと説得するよ」

シールがニアを慰める


「さあ今日は夜も遅いし寝るか」

「そうだな」

3人は多分だがテントらしきものを展開する

「え!野宿っすか!?」

「ん?そうだけど」

「ま、マジか…

(おいおいこんなとこに野宿ってマジかよ)」 

「仕方ないだろ」

ガンが睨む

「そ、そうっすね」

俺は仕方なく野宿することにした


キーパー・メイ・フラグメンツ

身長168cm

体重??kg

生年月日バッカニア紀764年9月4日

能力:時空移動(SSS)

過去にあった出来事から

残り1回しか出来ない

まあまあ臆病、回復魔法を習得しており

回復に関しては万能

臆病なところから時空移動がうまくできないと言われている

ガンと幼馴染

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青い鳥は赤に駆ける~オリジンデッド~ 秘密出君 @korokorottenaru

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