転生させられましたがなにか!?!?
死んだ。そう確信して目を瞑る。俺の人生ここまでか、、、女の子と手を繋いだこともなかったのに、、、うぅ、、、。
「あのー、全部聞こえてますよ?」なんか声が聞こえたような、、、気のせいか。
生まれてこの方15年彼女できたことないんだよなぁ、、、死ぬ前にエッチぐらい体験しときたかったなぁ、、、。
死ぬってわかってたら通行人を、、、いや犯罪か。てか死ぬ間際ってこんなに物事考えられんの?
「あのー、声が聞こえるのは気のせいじゃないですしキモイです、、、」今度はもっと鮮明に声が聞こえた。てか、なんか引かれてない?
恐る恐る目を開き体を起こすと真っ黒な空間に学校にあるようなパイプ椅子とその上に座っている銀色の髪が肩にかかるぐらいの美しい女性がいた。
「何まじまじ見てるんですかキモイです、、、」あ、終わった完全に不審者扱いされてる。どう挽回しようか。「挽回できないです。」そうだ、考えてること筒抜けだったわ。
「おーけー、俺のこと怪しんでるかもしれないけど俺死ぬって思ってたし別に死ぬんだったら何しても良いかなって、、、ほら!人間誰しも悔やむことってあるじゃん!」と苦し紛れの弁明をしてみた。
「はぁ、、、まぁなんでも良いんですけど。それよりここに来た理由聞かなくて良いんですか?」と呆れたように彼女は言う。
「たしかに、なんでここに連れてきたんだよ?」と聞くと彼女は少し怒りを含めて「あなたが誤って私の外界との移動手段である“プランク”に触れたからですよ!」といった。
「“プランク”?なんだそれ?ただの板じゃないのか?」
「地球界の人にとってはそうなのかもしれないですね。まぁ魔力を注げれば別ですが。それあげます。せっかく新品に買い換えようと思ったのにあなたのデータが保存されてしまいました。また新しいものを買いに行かなければ、、、。あなたにはせっかくあげるんですし適性わからないと困りますし別世界に飛ばしますね。さよーならー。」そう言い彼女の手が青白く光った。
「ちょ、魔力って!てか別世界に飛ばすってどういうことだよ!使い方聞いてなくないか!って、おい聞いてるのか!」と叫ぶ声は虚しく、目の前が真っ白な光に包まれた。
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