秒刻み

古朗伍

秒刻み

 彼らはとても弱く、どう見てもそこらを這う虫と変わりなかった。


 無双練磨の旅――


 私が“私”となってから足り得る“強さ”を求め世界各地を渡り歩く。しかし、その過程で私と対等に戦える存在は誰一人としていなかった。






「久しいな、友よ。此度は何の用だ?」

「貴方の“眷属”との手合わせを願いたいのです。ガリア」


 釣りをする友の元を訪れた。旅をする事数世紀、あまりにも弱々しい世界にうんざりしていたところだった。


「それは難しい提案だ。私も彼らも目的は“闘争”ではなく“安定”だからね。君の求めるモノは得られないだろう」

「……この世界は脆弱過ぎます」

「ふむ、長い時で見れば差は大きく見えるだろう。しかし、私達の10秒と彼らの10秒は変わりないと私は思うがね」

「誰も彼も……私の前では10秒も持ちません」


 すると友は、ふっ、と笑った。


「誰よりも彼らと向かい合ってきた君が言うのなら、そうなのだろう。だが、弱い事は“敗北”ではない」

「弱い事は“敗北”ではない?」

「君は赤子であろうと油断しない。それは命に対する最大の敬意だ。いずれ、その敬意に答えてくれる者が現れるさ」






「『スケアクロウ』と戦いたいのですか?」

「相手をさせてもらえますか? エデン」


 次に訪ねた友は陽気の溢れる『巨木』の下でお茶を振る舞ってくれた。

 その『巨木』を護るように二体の『スケアクロウ』が待機している。


「この子達を造ったのは、争いが目的ではありません」

「ならば、何故それ程までに強力な能力を設定したのですか?」


 前に『巨木』を狙った四カ国の連合軍(3万)を二体の『スケアクロウ』が物理的に退けた事は知っている。

 『スケアクロウ』はエデンの作品。争いを好まない彼女が造ったモノの中ではあまりにも矛盾した代物だ。

 彼女は微笑みながら『巨木』の枝に座る『スケアクロウ』を見上げる。


「力は比べたくなる。しかし、一定のラインを越える実力差がつくとその考えも消え去るでしょう」

「抑止力と言う事ですか?」

「ええ。先の連合軍との争いでは誰も死なせませんでした。ソレが出来ると理解した彼らはもうこちらへ干渉しようとは思わないでしょう。戦わずに済むのであればそれで良い」

「畏怖は闘争を呼びます」

「伝説となれば敬意を評します。貴女もいずれは人々の間で囁かれるでしょうね」

「……私は“強さ”を知りたいのです。証明して欲しい……この世界に私を越える“強さ”があると言う事を」


 すると、友は新しいお茶を入れ直してくれた。


「これは?」

「10年茶と言います。この『巨木』の葉を適切な管理で10年間、乾燥させて作った私の自信作です」


 飲む。普通に不味い。


「不味いです」

「あら。やはりそうですか」

「私を試飲役にするのは止めてください」

「ふふ。今のように貴女は闘い以外も思考に含むべきです。お茶はとても奥が深いですよ? 共に新茶を作り――」

「……次は他を的にしてください」


 私は友の元から発つ。このままだと余計な事に数百年費やす事になりそうだからだ。すると彼女は去る私の背に言葉を投げて来た。


「歩みを止めぬ限り、必ず貴女の目の前に現れますよ。今は時代が貴女に追い付いていないだけです」






「全く……『妖魔族』『侍』共に無差別に辻斬りを行うでない」

「誰も殺してはいませんよ、無式」


 別の道を歩んでいた友は極東の島国を定着する地に定めた様だった。その噂を聞き、海を渡って彼の元を訪れる。


「『妖魔族』は群雄割拠ですね。ここは旅をしたどの地よりも期待出来そうです」


 船着き場にある小さな屋台に座ってうどんを食べる私は非凡な生物の気配を数多に感じていた。


「言っておくが、永住は許さぬぞ。余たちが近くに居ることは人の世に悪い影響しか与えぬ」

「解っています。満足したら去ります」

「……いや、永くても10日で『ジパング』を去れ」

「それは実に無慈悲な勧告ですね」

「10日の猶予を与えるのは友としての情けだ。ちなみに余が常に眼を光らせる」


 人の営みが未熟な港町は、ようやく生活圏が形を成した様子で活気に溢れていた。


「世界は芽吹き始めたばかりだ。今のお主はようやく地面から出た芽をその場で摘み取っているに過ぎぬ。満足するワケが無かろう」


 隣でうどんを啜る友の言葉は世界を回る私でも薄々感じていたモノだった。


「まだ“未熟”だ。木々の無い大地を歩む事に満足できぬのなら、ソナタも“芽”を育てると良い」

「誰も私には到達し得ません」

「人の可能性を疑うでない。『ジパング』の“芽”は強く育つ。ソレを10日の間で見せてやろう」






「はーい、どうも、どうもー。今日の公演はおしまいだよー。良い笑顔をありがとねー」

「ニーノ」

「ん? うわっ!? なにデフォルトでお客さんに混ざってるのさ!」


 都市の片隅でショーを披露している友の元へ向かったのは、彼女の“眷属”を紹介して貰う為だった。しかし、


「その腰の剣……『水剣メルキリウス』ですね? いつの間に手に入れたのですか?」


 予想外の装備を持つ彼女への注目も行く。


「ちょっと! 嬉々とした眼を僕に向けないでくれたまえ! 僕は君と戦う気は欠片もないし、この剣も手放す気もない!」


 大事そうに『水剣メルキリウス』を抱き抱える彼女は相変わらず“弱者”であるようだ。まぁ、本来の目的はソレではない。


「ルシアン殿へお目通しをお願いできませんか?」

「……その様子だと、皆には断られた末にここに来てるみたいだね……」

「理解が早くて助かります」

「……僕は全然助かってないよ」


 彼女は嫌々な様子。しかし、扱い方は理解している。


「ニーノ、これを」

「ん? 金貨10枚でこの僕を懐柔できると思っているのかい?」

「それは前金です。都市に滞在する間、貴女の食事代は私が持ちましょう」

「本当かい!? あ、おっほん! そう言う事なら、都合をつけよう。何たって友の頼みだからね!」






「ニーノ殿。何故、彼女を執務室へ連れてきた?」 

「君と話があるそうだよ、ルシアン。彼女と君を引き合わせる事が出来るのは僕くらいなモノさ」


 得意気に胸を張りつつそう言う友と私を彼は見る。


「私の力が本当に必要な時は【呼び水】が判断する。此度の件において、私はその“意”を受け取っていない」

「まぁまぁそう言わずに。話くらい良いじゃないか。僕の顔を立てておくれよ」

「唐突に足を運び、申し訳ありません」


 私は執務席に座る彼を見て確信した。

 強い。友以外で、今日まで巡りあったどの存在よりも強靭な命が目の前にある。


「私と戦って貰えませんか? ルシアン殿」

「その申し出にはお応え出来ない。貴女の噂はこの都市にも届いているが、長居しても切望するモノは得られないだろう」

「……そうですか」


 すると、友が彼に寄り添う。


「またまたぁ、ルシアン。そうは言うが、前に君は都市に飛来する流星群を一人で全て打ち落としたじゃないか。十分に闘いになると僕は思うよ」

「ニーノ殿。これはそう言う話ではない」

「君には君の考えがあるのは解る。しかし、僕は友が悩んでいる様子を放ってはおけないんだ。折角、星を跨いで来てくれたんだ。おもてなし出来ないのは、些か無礼というモノだろう?」

「ふむ。一理ある」


 友は口達者なだけあり彼は少しだけ考え込む。そして、一つの書類を取り出した。


「ん? 何だいこれは?」

「『決闘』と呼ばれる新たなシステムだ」


 彼は私へ提案する様に続ける。


「審判を下された者の中に、己の罪を認めない者も居る。判決は覆らずに収監されるのだが、牙を隠し刑期を終え、外へ出た瞬間に再犯した事例が前々から問題に上がっている」

「まぁ皆が皆、僕みたいに素直じゃないからね」

「そこで、“隠した牙”を完全に折る為の制度を新たに設ける事になった」

「それが……『決闘』ですか?」


 私は書類を見せてもらい内容を読む。


「裁決に対して納得できない者へ執行する新たな権利だ。刑を受ける者が勝てば無条件に無罪放免。その最初の『決闘者』を貴女に頼みたい」

「『決闘者』……」

「“負け”は許されない。相手も無罪となるならば我武者羅で来るだろう。私の経験上、必死なヒトほど“恐ろしいモノ”はないと考えている」

「ふむ、流石はルシアン。僕の“眷属”だ。憤怒や怨念は時にヒトを一回りも二回りも怪物に変える。どうだい友よ? やってみるかい?」

「想いの強さ……それは盲点でした」


 今までは肉体的な強さとの相対ばかりだった。確かに……必死になったヒトは予測がつかない分、“強者”と言えるかもしれない。


「引き受けます」






 心と肉体の強さは別だと知れたが、それでも新鮮な感触は数年だけ。誰も私を満足させてくれる者は現れなかった。

 『決闘者』を半世紀ほど引き受けたが、制度も固まってきた所で私は都市を去った。後任も据えられたので、再び旅する日々に戻る。


「なんだ……この強さは……」

「一体何者だ!? お前は!」

「我が……秘伝が通じぬ……これ程の武が……」

「越えて……必ず越えて見せる!」


 『決闘者』を通じて、ヒトがこちらに向けてくる感情が解る様になった。


 畏怖、驚き、憎しみ、感嘆、憧れ――


 そんな中、ほんの少しだけ世界に変化があった。


「……」

「……頬へ、かすり傷一つか……」


 私に傷をつける者が現れたのだ。しかし、彼はその為に全てを犠牲にした。


「……先が見えたと言うのに……くっ……無念だ……」

「……その強さに先があるのですか?」

「……ある」

「貴方が受け入れるのであれば、私の“眷属”と成りなさい」

「眷属……? お前は一体……」

「私はヒトの“強さ”を知る者。同時に私を“越える者”を探しています。貴方はソレに成れますか?」

「……後悔するぞ?」

「してみたいです」


 私も“芽”を育てる事にした。彼と共に研鑽の旅を続ける。その過程で技を練り、心を練り、幾度と闘争を行った。そして――


「師よ、申し訳ありません」

「先の一撃は悪くなかったですよ? あの技を更に突き詰めれば――」

「不甲斐なき私の限界です。今は……これ以上の先を見出だせないのです」

「…………そう……ですか……」


 育てた芽は大木になった。私以外では相手にならない程の。しかし……私の相手にはならなかった・・・・・・・・・・


「ファング、かつて私が歩んできた道をなぞります。そこに貴方が強くなるヒントがあるハズです」

「必ずや、期待にお応えいたします」






 無双練磨の旅――

 その過程で、二つ目の“芽”を見つけた。


「あんたが有名な【武王】だろ? そっちの腰巾着には用はねぇ。相手してくれよ」


 二つ目の“芽”はファングには劣るものの、私に届き得る器であった。敗北を与えた彼へ、私は眷属を提案する。


「俺を“眷属”にして良いのかぁ? 後悔するぜぇ?」

「構いません。後悔させてください、クルカント」


 かつて、友が言った様に大木となり得る“芽”が世界に芽吹き始めていた。しかし、ソレが失われてしまうと思うと、いても立っても居られなかったのだ。

 だから、ファングとクルカントを“眷属”にした。

 そして、旅の最中に私は居心地の良い場所を見つけた。


「ッラ! ぶっ殺すぞ!」

「おーおー、姉ちゃんよ、良い身体してんじゃねぇか!」

「ギャハハ! 死ぬほど犯し倒してやるぜぇ!」


 無法な荒くれ達が集まる地域。不格好な町を形作るその場所に私は――


「師よ、楽しそうですね」

「あら、そう見えますか?」

「俺は好きだぜ、こう言う雰囲気は」


 荒くれ達は止めどなく向かってくる。それが楽しくて、嬉しくて、次第に噂が噂を呼び、町は私を中心に荒くれ達によって大きく広がる都市となった。


「『ターミナル』と名付けます」

「どの様な意味で?」

「止まるも過ぎ去るも自由な都市です。故に治安は必要ない」

「ホントにさ、我が師は死ぬほど面白れぇ」


 『ターミナル』は数多の荒くれ達や、裏社会の組織、逃亡者、犯罪者達が集まり、瞬く間に規模を広げた。中には私や“弟子”を狙う者達も現れ、良き研鑽となった。

 奇襲、連携、搦め手、あらゆる敵意が止めどなく襲ってくる。充実した日々は心から満たされていた。


「『天下陣』ですか?」

「ええ。訪れる彼らを見て、世界はかなりの水準まで力をつけたと見ています。ファング、クルカント、世間へ宣伝をお願いします。【武神王】を決めます」


 その噂は瞬く間に広がり、最初の『天下陣』へは見たことのない強者達が世界各地からやってきた。そして――


「おめでとうございます」

「流石っすね」


 私を越える者はまだ現れなかった。決勝戦は私とファングで行われるも、彼は私へ届く牙を研鑽している最中だった。


「ファング、先の技。完成したのなら――」

「二度、同じ技は師には通じないと思っております。一から練り直します」


 兆しがある。このまま『天下陣』を続けて行けば、目の前に“足り得る強者”が現れる確信があった。

 周期は100年。その時代の最強が『天下陣』へと集う。だが――


「無式が……ですか?」


 『太古の嵐』に、友が逝った様を伝えられた。そして『火』の後継は問題なく行われたとも。


「……師よ」

「彼は弱かった。故に……です」


 時と世界は進む。その中で存在し続ける事は思っている以上に過酷なのかもしれない。

 それから更に数世紀が過ぎ――


「…………エデンが? ガリア……何かの間違いでは?」

「間違いは無い。君も感じているハズだ、友よ。この世界に絶対は無いと」


 また、友が逝った。その事を聞いた次の日、私は居を構える『ターミナル』を出た。


「師よ、どこへ向かうのです?」

「友の故郷です」


 向かうべきは二人の友の居た地。なぜ、二人は死んだのか。そこにはまだ見ぬ強者がいるのか? いや……違う……私は――


「……虚しさを埋める事は出来ませんか」


 エデンの枯れた『巨木』近辺では強者は欠片も存在していなかった。

 次に無式の『ジパング』へ――


「これが『桜の技』……ですか? あまりにも弱く、あまりにも……脆弱です。記憶に残す価値すらもない」


 『妖魔族』とも眷属とも違う者が闘いを挑んできた。しかし、彼はファングよりも二回りも格下であり、私の相手ではなかった。


「無式。これが貴方の言う“芽”の結末ですか」


 次の『天下陣』で最後にしよう。ファングとクルカント。この二人だけが唯一、私に届き得る可能性を秘めた“強者”なのだから――






「貴方が上って来るとは思いもしませんでした」


 『天下陣』最後の相手は、ファングでもクルカントでも無かった。


「……貴女に証明する為に、その背を追いかけた」

「何を証明すると?」

「最強」


 彼は傷こそ治癒されているが、内部を蝕むダメージはその身体を全盛期よりも弱らせている。

 しかし、それでも迷いなくそう告げる彼の眼は自分が“最強”であると全く疑っていなかった。


「そうですか。では、闘争を始めましょう」


 静かに、流れる様に、仕合は進み……その最中に彼は己の死力を尽くす。

 数手交えて、彼は私には到底足り得ないと感じ、早期に勝負を決しようとした時、彼はこちらの想像を越えた。


「最後の最後に……もう一度だけ【青龍】が使える」

「――――」


 約千年ぶりに思わず笑ってしまった。

 そこから始まる彼との戦いは五感も能力も全てが無意味となる程に極限を渡り合う。

 削られるのは『命』と『金属』。彼の決死に私も身体を削って戦う事を余儀なくされた。

 私の“強さ”が彼を更に引き上げる。彼の意志と魂の強度から放たれる技は私へ届く。

 能力だけ見ればファングやクルカントよりも劣るだろう。だと言うのに、ヒトの想いとは……強さは――ようやく、私に届いたのだと。


 虚言ではない強さに私も本気で相対する。ソレに対しても彼は更に“強く”なり、並び立ち、その場で越えて行く。無限に引き上がる彼の“強さ”に、私の止まっていた“強さ”も引き上がって行く。


 無限に戦いたい。

 長年、待ち焦がれた“ヒトの強さ”。それが目の前にあるのだ。

 しかし、彼は私とは違っていた。彼は――己を蝕むモノによって命の消耗が激し過ぎた。


「……【青龍】を解きましたか。その状態で私に勝てると思いますか?」

「【青龍】だけが『桜の技』じゃない」


 能力も力も出し尽くした彼は弱々しくも、強い瞳で私を見る。


 そこからは本当に忘れない10秒だった。


 私の探し続けてきたモノ、出会いたかったモノ。ソレを彼は――


「――――」


 10秒の果て。

 最後に彼が放った一撃……その一撃だけが……私を越えて、私と言う『金属』にヒトの強さを――“敗北”を……刻んだ。


『――そ、そこまで!! しょ……勝負……あり!!! 勝者――』






「…………」

「本当にこちらに遺骨の一部を置いても宜しいのですか?」

「ユキミもここで次の【武神王】を見てみたいと思うのです」


 彼を愛し、愛された彼女は『天下陣』で死した戦士達が安寧する霊碑に手を合わせていた。


「ココロさん。私を恨みますか?」

「いいえ。ユキミが貴女を追ったのは復讐ではありません。なら私が貴女を恨むのは見当違いですよ」


 そう言って微笑む彼女の気持ちはまだ理解できそうにない。


「想い……何かを信じ、前に進む事がこれ程の“強さ”を生むと知りました」

「時に限りがある私達はアインさんの様に達観できません。だから、目の前の事に対して必死になれるのだと思います」

「……今も恋い焦がれています。彼の“強さ”に」

「ユキミも喜びます」






「『秒刻み』ですか?」

「そうだ。ワシの師が考案した『決闘』の新たな形態の一つだ」


 それは相対する時間を10秒に定め、その間に双方は己の全力を尽くす。


「己の限界を越えるには、最も光り輝く瞬間を常に発揮し続ける事だ。クロエ、壁を越え続けろ。さすれば我が師である【武神王】アインも斬る事が出来るだろう」

「はい。ご指導お願いします、ファング様」


※アイン

https://kakuyomu.jp/users/furukawa/news/16818792436838716959

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