クリスマスSS
作者から
クリスマスと正月が大事な回と被ってしまいました…
もう遅いかもですがSS投稿します!
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これは俺が一年生の頃のクリスマス
友達を呼べるのが、茜だけだった時の話…
クリスマス
俺の中では割とクソ行事の一つ
友達も恋人もいない俺には周りがキャッキャ!ウフフしてるだけのイベント
ついでに俺がイライラする
だけど今年の俺は違う!
俺には!友達がいる!
しかも!個人的に気になっている友達が!
放課後、皆がクリスマスの話で浮かれている中、茜の元に向かう
「茜、一緒帰ろうぜ」
「うん!ちょっと待ってね!」
掴みはばっちり
このまま夜まで遊んで、あんなことやあんなことを…
「ぐへへ」
「昭良?大丈夫?」
「お、おう!早く行こうぜ」
俺が思うに、茜は俺のこと好きだと思う
だって休み時間とか放課後とか、ほとんど毎日のように俺と一緒にいるし
俺に好きな人はいるかチェックしてくるし
これは俺に気があるとしか思えねぇ!
だからクリスマスでイルミネーションとか見ながら告ったらイケる
その後のABC全て網羅できる気すらする
問題は俺の勇気だ
茜に断られたらどうしよう…
いや絶対ないけど、念には念をな
何時、話しかけようか
隣の彼女を見る
ショートカットと笑顔が可愛らしい
あー好き!
まさか俺が一人の女性を好きになるなんてなー
「ねぇ昭良!」
「ふぁい!」
いきなり話しかけられて思わず変な声が出る
はっず!緊張してんのバレるだろ
「何その返事~」
「い、いや…何でもねぇよ」
「それはそうと!昭良はクリスマス、誰かと過ごすの?」
「お、俺⁉」
「うん、俺!」
いやー!やっぱ俺に気があるだろこれ!
それはそうと、言うならこのタイミングだな
「俺は、茜が良ければ一緒に…」
「ゴメン!」
「あ、即答っすか」
まさか断られるとは思わず、かなりのショックを受ける
今年もクリぼっちか、トホホ…
ガッカリしたのが茜に伝わったのか、一生懸命説明してくる
「今日は家族水入らずで過ごしたくてね!」
「親か…なら仕方ないな」
「分かってくれて嬉しいよ!」
あーなんか、茜の笑顔見たらどうでもよくなってきた
帰りにゲーセン寄ってケ〇タッキー買って食おう
どうせ親は家空けてるだろうし、クリぼっち楽しんでやる!
その後、駅で茜と別れて、そのまま電車でゲーセンに向かう
そこで俺が目にしたのは…
「か、カップルしかいねぇ…」
右も左もカップルまみれの地獄
クリぼっちはゲーセンすらいけねぇのかよ…
「帰る…?ここまで来て?」
わざわざ電車にも乗って?
カップルごときのせいで、帰宅?
なんかそれを認めると負けたみたいだな…
「映画館行こ…」
奇跡的に、この建物の中には映画館がある
そしてカップルが興味なさそうな人情映画あるのも知っている
いつか見に行こうと思っていたのが今、役に立つなんてな
スマホで混雑状況を確認する
「お、スッカスカだ」
俺は早速映画館に向かい、チケットとコップコーンとコーラを買う
そして、いざ!出陣!
くっっそ面白かった
まさか序盤で家族からもらった胸ポケットサイズ埴輪のお陰で命を繋ぐなんてな
思わず泣いちまった
夜もいい感じに更けてきた
ケン〇ッキー寄って帰るか
それにしても本当にカップル多いな
この先に何かあるのか
その答えはすぐに分かった
「…イルミネーションか」
赤、青、黄色の輝くイルミネーション
クリスマスツリーも輝いていて綺麗だ
クリスマスなんて外に出ることなかったから新鮮だな
こんなに綺麗なら昔から見ておけばよかったな…
ふと視線を下ろすと、見覚えのある人がいた
「茜じゃねぇか!」
通話をしていたのだろうか
俺が話しかけると耳からスマホを離す
「あれ?昭良じゃん!奇遇だね!」
「まさかこんな所で会うなんてな
誰かと来てるのか?」
周りを見渡すが、それらしい人はいない
電話していたし今は分かれて行動しているのかもしれない
家族水入らずを邪魔するのも申し訳ないし、ここはクールに去るぜ
「じゃ、また学校でな」
「うん!バイバイ!」
俺はこの幸運を噛み締めながらケンタッ〇ーに向かった
私は昭良が行ったのを確かに見届けて、スマホを耳に当てる
流石の私でも外で独り言を言うのは恥ずかしいからだ
「あっくん、今年もこの時期が来たね
何時までもこのイルミネーションを見ようって約束だもんね」
そう言って胸ポケットから、お守りを取り出す
中にはあっくんが入っている
無理を言って家に骨を置いてよかった
「あっくん、『player』は絶対幸せにするからね」
輝く木の下で、そう誓った
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